2023年8月27日㈰に札幌競馬場で行われた第18回キーンランドカップ（GⅢ）は、浜中俊騎手騎乗の1番人気ナムラクレアが重馬場に苦しむ他馬を尻目に快勝。『ナムラ軍団』悲願のGI制覇に向け、また一歩前進した。
2023 キーンランドカップ（GⅢ）
各馬短評
1着 ⑭ナムラクレア
- 前哨戦でもしっかり仕上げてくる馬。
- 洋芝にも重馬場にも対応可。
- 絶好枠で軸不動。
- 行く馬は行かせて中団追走。
- 赤線より内は死んでいるのでここを通る。
※②ナランフレグと④キミワクイーンが不利枠ってのはこういうこと。
- 完勝。次はGI
2着 ⑧シナモンスティック
- 軽い調教が災いし+12。明らかに太目。
- 体調がソレなら馬場と展開頼り。迷いなく逃げの一手。
- 馬場を鑑みると前半34.2は若干速いが、誰にも突かれないのは良かった。
- 最後も止まっておらず、トウシンマカオやシュバルツカイザーを抑えての2着には価値がある。
- もう穴馬ではない。来年は優勝候補となっているかも。
3着 ⑫トウシンマカオ
- 洋芝も重も得意科目ではない。
- ただし状態は函館ＳＳ同様抜群。
- その分3着までこれた。（進路次第で2着まではあったかも）
- 最後内へ行かざるを得なかったのはアンラッキー。
- なお、2.4着は明らかにこの馬から見れば格下。
- 次のＧⅠまで調子維持出来るかがカギ。
- 常識的に考えれば難しいだろうが、そこは厩舎力が試されるとき。
4着 ⑯シュバルツカイザー
- 前走はレコード勝ちで洋芝にも渋馬場にも対応可。
- 大外の絶好枠。
- ナムラがコケた場合は勝つのはコレと判断。
- 一番好スタート。
- 勝ちに行った分最後甘くなったが納得の4着。
5着 ⑪ヴァトレニ
- 後方からでは届かない流れ。
- ペース的にはこれで良い。逃げ馬だけが少し速い程度。
- 力負けと見るのが妥当。
6着 ⑨ジュビリーヘッド
- 洋芝走るが重は一息。
7着 ④キミワクイーン
- 枠がゴミ。苦戦必至。
- 後方追走では勝負にならない。
- しかも最後は荒れたイン選択で前に進まず。
- デキ的には次に上昇は無理だと思われるので本番は軽視。
8着 ⑩ゾンニッヒ
- 前走は強い勝ち方でスプリント性能もそこそこ。
- 追い切りで未勝利馬カフェノワール（当週未勝利戦4馬身差楽勝）に劣る。
- 最後の直線は集中して走ってなかった様子。
9着 ⑮サトノアイ
- 力負け
10着 ②ナランフレグ
- 今回は来る理由がほぼゼロ。
- しかも出遅れ。
- 👇丸田くんの選択肢は悪い内でした。
-
- よりによって②
- 悪い内を突くのは届かない。
- ②から外を回すのはかなりロスのあるコース。
- 馬群の真ん中は開かない。
- 届かない濃厚。
11着 ①ウォーターナビレラ
- もう枯れている。
12着 ⑥タイセイアベニール
- もう枯れている。
13着 ③レッドベルオーブ
- 好発から行く気を見せたが変に気負って走っている様子。
- 力負けが大部分だが、気性的に今後も厳しい戦いが続きそう。
14着 ⑬レイハリア
- 既に枯れている。
15着 ⑦カイザーメランジェ
- 前走は展開がハマッたが、今回は展開も向かず。
- 往年の力も既に無い。
16着 ⑤ウインマーベル
- 追い切りでも緩さ明らかでデキ不十分。
- 体重変動は無いがパドックでもやや厚めに映る。
- にしても負け過ぎ。
まとめ
-
- ナムラクレアは今度こそGIへ届いてほしいと思えるような完勝劇。
- 2着馬は人気薄も体調不十分で自身だけやや速めのペースで最後止まっておらず、力を付けている。
- トウシンマカオは洋芝と重は不向き。
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参考
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