2023年8月13日㈰に新潟競馬場で行われた第58回関屋記念(GⅢ)は、戸崎圭太騎手騎乗の4番人気アヴェラーレが優勝。
3年前にデビューから2連勝した素質馬がようやく初タイトルを手にした。
2023 関屋記念(GⅢ)
各馬短評
1着 ②アヴェラーレ
- 前走京王杯は勝負にならないような競馬で4着し、強さを見せていた。
- 今回は内枠からじんわり手を動かしているが、ダッシュの付く馬たちが馬なりで先行する中で付いていけていない。このことからも1400mは忙しかったために後方に置かれていたと推測。
- 道中は内の8番手から直線はロータスランドの外に出し、ラインベックに蓋をされる前にエンジン全開。
- 先に抜け出したディヴィーナをきっちり捕らえて初重賞制覇。
- ベストは1600mと見てほぼ間違いないだろう。やはり強い。
2着 ①ディヴィーナ
- セルバーグとの斤量差は有利になり、展開次第で逆転の可能性。
- 追い切りを見ても状態はキープ。
- ただ、チョイ負けするイメージが払拭出来ず、WIN5候補からは除外。
- 内から好位の4番手と、今でと違った積極的に位置を取る競馬。
- 直線先に抜け出し勝利目前まで行くも最後苦しくなり差される。
- 本格化+脚質に自在性が出て来た。引き続き注目に値。
3着 ⑯ラインベック
- 好枠好スタートから4~5番手追走。
- 最後は勝ち馬と並んで差し込んで行ったが惜しくも3着まで。
4着 ⑦フィアスプライド
- いつ追い込んでくるかわからない一発屋。
- 今日は追い込んできたが届かず。
- 決して追い込みに向かないペースなので、ツキもなかった。
5着 ⑪メイショウシンタケ
- 後ろから行く馬でどうしても展開に左右される。
- より流れれば重賞でもいずれ出番は来るかも。
6着 ⑬サクラトゥジュール
- 一週前に時計は出ていたが、最終追い切りが出来ずの-10㎏。
- 当然若干の不安は生じる。
- スローの後方2番手。
- 詰まったとか外に持ち出すのに手間取ったという意見もあるが、おそらくこれはデキ負けの類。
- 最後方に居ての上がり最速はこのレベルの馬なら当然。タイな時点でやはりデキ負け。
7着 ⑨ミッキーブリランテ
- 力は劣化しているはずだが何故かたまに健闘する不思議な馬と化している。
- 今後穴人気しても買うことは無い。
8着 ⑤セルバーグ
- 一気の斤量増58㎏。
- 好走条件は「ストレスのない逃げ」
- 上手く逃げられれば今回も。
- ここに出る必要のないダート馬に鬼邪魔されて先手を取るのに手間取る。
- 無理なく先手を取れなかったのは痛く、ここで終了。
- 「スローだったのに」などの次元の話ではない。
9着 ⑧ララクリスティーヌ
- 好調教。
- スローペースを好位6番手追走。
- 直線詰まる場面もあったが、既にその時点で上位との伸びの違いは歴然。
- ベストは1400mと見て大丈夫。強力牡馬相手のマイルは無理。
10着 ⑥フラーズダルム
- このペースでこの位置ならこんなもん。
11着 ⑰ビューティフルデイ
- 縦長のスローで後方3番手。届くわけがない。
- ついでに直線は激詰まりしている。
- 6~7着はあってもよかった競馬内容。
12着 ⑭ロータスランド
- ケイコも走らなくなり衰え顕著。
- 3番人気は正気の沙汰ではない。
- スパっと出てスローの3番手から大敗。
- 敗因は-10㎏ではなく衰えによるもの。
13着 ③フォルコメン
- 今後買うことは無いレベルまで劣化している。
14着 ⑮アナザーリリック
- これも下り坂(劣化中)
- 謎の5番人気。
- ゲートに突進して外枠発走。
- スタート後大外の馬に寄られ最後方まで下がる。
- 届くわけもないが、そもそも劣化している。
15着 ⑫ノルカソルカ
- 騎手的にも行かない(行けない)と想定していたがそれにしても酷い。
16着 ⑩カワキタレブリー
- デキが酷過ぎる。
- しかし今回は力負けの部分も多々。
17着 ④コンシリエーレ
- 芝の重賞級相手に楽に先頭に立って逃げられる脚力。
- 芝スタートのダートに戻ったら相当強力。
- 東京1600mで爆強なワケだ。
まとめ
-
- アヴェラーレはやはり強かった。
- 劣化中の馬は要チェック。
- 夏場の大敗理由には『戦意喪失』を通常以上に含むので着順だけで判断は難しい面も。
- コンシリエーレは芝スタのダートでこそ。
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