12/10㈰に阪神競馬場芝1600mで行われる第75回阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)の追い切りと考察。
昨年の覇者リバティアイランドはその後牝馬三冠を成し遂げ、JCでは敗れはしたもののイクイノックスから次世代への確かなバトンを受け継ぎ、今は現役世界最強馬。
リスグラシューやクロノジェネシスと言った素質的に絶対的な存在すらも敗れるレースだが、近年の上位入線馬の名前を見ると、ここでの好走は今後の活躍を半ば約束されたも同然のものとなる。
出走していれば上位人気に支持されるであったろうチェルヴィニアやボンドガールの回避は誠に残念だが、それでも翌年のクラシックを賑わせそうな才媛が集い、見応えのある一戦となる事は間違いない。
引用:競馬ラボ
追い切りと考察
①コスモディナー
w c 馬なり。余裕を持って併走を遊ぶ。
- 特に底を見せているわけでもない。
- 人気が無いだけで来ても文句の言えない馬
②クイックバイオ
坂 c 馬なり。時計も緩く判断は微妙。
- ききょうSのレベルが低く、前走は過剰人気。
- 鞍上は凱旋門賞馬アルピニスタの主戦で牝馬の扱いに長けているかも。
③キャットファイト
w c+ クリーンエアと併せて手応え勝る。抑えたままでも加速していく。
- 新馬は出負けした上に折り合いを欠いて参考外。
- レコード勝ちのアスター賞は低調メンバーでランク違い。
- 発馬も良く折り合いも付いた。
- 仮にこれが勝ってもボンドガール伝説の新馬戦は面目を保つ。
➃ニュージェネラル
cw c 3頭併せ真ん中。当週に高負荷はかけていない。
- 人気者貫太のGI初騎乗。
- つまり暗黙の無抽選通過。みんなわかってるよねこの辺は。
- GI初騎乗は大敗の常。
⑤スプリングノヴァ
坂 d 最初が速い分ペースがまとまらず、ちょっと終いがバタバタ。
- 小柄過ぎるが故に馬体減不安のない関西は〇。
- 前走負かしたステレンボッシュより人気が無いとは…。
⑥ステレンボッシュ
cw d 時計はそれなりだが強めにしては動きが緩慢。
- 新馬はアレ。前走もアレ。
- 堅実さは魅力もルメ人気厩舎人気が強すぎるきらい。
⑦アスコリピチェーノ
cw c+ 抑えたままでも重心低く力強いFW。時計も良い。
- 新馬は展開向かない中での差し切り。
- 新潟2歳S(GⅢ)のメンバーレベルがやや低調。
- 勝つには勝ったが少々重苦しい勝ち方でもう少し柔らかみが欲しい。
- 細かくは割愛するが、いろんな意味で間隔を空けたのは好判断と見る。
⑧プシプシーナ
坂 d 一応仕掛けているが遅く、動きもモッサリ。
- 馬名が…ね。
- 猫…ではないよね。
- 白菊賞はスローの逃げ切りで高評価は難しい。
⑨テリオスルル
w c 当週にガチ追い。終いもしっかり伸びるが時計は出て当然。
- 展開の鍵を握ることはほぼ間違いない。
- 逃げ馬好きなら買うべき馬。
⑩コラソンビート
w c 単走馬なりでこれだけの時計。馬体は華奢。
- デビュー戦はフラフラ走っており、追い出しもやや遅れた。
- 2戦目3戦目は確勝の完勝。
- スピードタイプではあるが、京王杯の折り合いの付き方を見ると1600mに不安は一切ない。
- 人気で当然。
- 4戦以上馬の戦績はデータ上は悪いらしい。
⑪スウィープフィート
坂 c 大飛びでコーナーがキツいと厳しくなるタイプ。内枠を引きたい。
- 今年飛躍したまなみのGI初騎乗。
- 貫太ニュージェネラルと共に暗黙の無抽選突破。
- どんな名手でもGI初騎乗は大敗が定番。
- 白菊賞はスタートで隣に寄られ、スローペースを最後方。
- しかも最終週の京都1600の内枠は不利。しかも定量のまなみ。
- 大外に回して抜きんでた上がり。確実に勝ち馬(プッシー〇)よりは強い。
- スタートは上手くなく、毎回伸びあがる。
⑫シカゴスティング
坂 c いつも真面目に走る馬で能力の出し惜しみが無いタイプ。順調。
- これで5戦全て違う競馬場。
- すべてキッチリ能力分走るのは頭が下がる。
- 来週ようやくGIを勝てるはずだった馬を取り上げられた克駿の意地や如何に。
⑬カルチャーデイ
坂 c+ 蹴り脚の強さが巻き上がる砂塵で明確に分かる。順調。
- 新馬はどん詰まりから進路を探し、前が開くと矢のような伸び。
- 稍重と言うこともあって数字上は低調。
- 小柄な馬体で地味に映る。
- 前回はこれを甘く見た自分に辟易。
- 但しほぼ勝ち負けの馬が北村の駄騎乗により沈められている。
- 2着馬は事実上2番人気だったのでフロックレースではない。
- 1600mは未知だが、1400mまでは間違いなく強い。
⑭サフィラ
坂 c 一週前にcwで強め好時計。当週は終い少し追うも反応はそれほどでもない。
- 重賞勝ちまでは既定路線のサロミナ族。サリオスの全妹。
- 前走は月一連戦のためソフトな仕上げ。
- レコード決着のアルテミスS(GⅢ)は2着だがチェルヴィニアに完敗の内容。
- 新馬戦の無駄負けがホントに余計。
- メイチ仕上げが今まで一度もないので、余力があることに期待するしかない。
- →前走レコード決着。。うーん。。
⑮ナナオ
坂 c ラスト仕掛けるとしっかり反応。力は出せる。
- ナナ枠にナナオという如何にもサイン好きが買いそうな馬。
- 結果はどうあれ見せ場は必ず作るだろう。
⑯ルシフェル
cw c 馬なりで強めのキラーアビリティを寄せ付けず。
- 前走、前々走と余裕の勝利。
- ムルザバエフは人気者。
- 妥当な人気か過剰人気かは非常に微妙なライン。
⑰ミライテーラー
坂 c この馬なりに順調。
- 芝が初。
- ピッチ走法で馬場渋れば面白いし、阪神は向く。
⑱ドナペティ
坂 c 馬なり。我慢を覚えさせる稽古。
- 前走は9番人気だが実は2番人気。
- とことん枠運が無い。
- 馬は強いし、馬体も良い。
- 先週の瑠星は大外枠でもやれた。
- ただ、あそこまで別次元の馬と一緒にしてはならない。
好調教馬
c+ ③キャットファイト ⑩コラソンビート ⑦アスコリピチェーノ ⑬カルチャーデイ
人気馬ばかり。ここから勝ち馬が出るはずだが、申し訳ない程歯切れが悪くなる。
まとめ
-
- 好調教馬が多く、目移りする一戦。
- 底の見えていない馬も多く、18頭どこからでも入れる一戦。
- 2歳牝馬の運動会で、なんでもありの一戦。
- 人気を背負うはずだった2頭が回避で混戦。
- 出馬表を見なかったことに出来ればどれほど楽か。
- いつもの↓
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