12/24㈰に中山競馬場芝2500mで行われる第68回有馬記念(GI)の追い切りと考察。
日本一の枠ゲーGIと揶揄されることさえもある種ステータスとなっている『king of GI』有馬記念。
今年は勝利したところで年度代表馬のタイトルには120%届かないが、優勝賞金5億円に加え、グランプリホースの肩書を得られるのは出走各馬にとって十分過ぎるほど魅力的に映っているハズ。
「イクイノックスがいなければ」
「リバティアイランドがいなければ」
「ドゥレッツァがいなければ」
ここには彼らに苦汁を舐めさせてきた好敵手の姿は無い。
さぁ、2023年のラストをブチのめしに行こう!
引用:競馬ラボ
追い切りと考察
①ソールオリエンス
w A 既に仕上がり済み。持ったままでラスト11.2。
- 1週前はwでウインマリリンと併せ。
- 馬なりからほんの少し気合いを付けただけで爆伸び。
- →80.1-65.1-50.8-36.0-11.2。
- コーナリング不安も見せず。
- 皐月賞は極悪枠①から脚力だけで戴冠。
- ダービーはレーンに上手くやられた。
- セントライト記念の外枠は不利では無いが、武史くんが下手過ぎてこなせず。
- 菊花賞はまたもゴミ枠でひたすら外回しで武史くんついにクビ。
- あわよくば3冠も無かったとは言えない馬。
- それが絶好調で出て来て単勝7倍付くらしい。
②シャフリヤール
中山芝 d 回って来ただけ
- どうにも評価のしようがない。
- 体のつくりは悪くない。
- 香港目がけて飛んで行ったのに帰国して有馬はアーモンドアイ轟沈ローテ。
- 全盛期ならオーギュストロダン相手でもBCを勝っていただろう。
③ホウオウエミーズ
w c 小気味よいFWで一連の好調はキープしている。
- これまでより絶望的な程に相手強化しているのでさすがに厳しいか。
➃タイトルホルダー
w c いい意味で余裕を持った動き。
- 時計は速くて当たり前の次元の馬。
- 1週前はwでほんのり強め。まあこのくらいの時計は出るね程度。
- 少し走りが小さくなっており、全盛期は過ぎている。
- 昨年の宝塚記念は宝塚史上最強クラスの勝ち方。
- 凱旋門賞以降はどうも歯車が噛み合わない。
- 引退レースでようやく引けた有馬記念の絶好枠。(⑯→⑬→④)
- アイアンバローズが出しゃばらなければ展開は向く。
- 悔いのないレースを。
⑤ドウデュース
栗東p c 最終追いをp??
- ダービー馬ではあるが、走法からは完璧に暮れの中山向き。
- 弥生賞も皐月賞も結構致命的な不利を受けたがなんとかしている。
- ただし例年と違い、今の中山はそこそこ速い。
- 武豊の騎乗技術の衰えは悲しいが気になる所。
- 1週前はcw3頭併せで馬なりのまま強めのハーパーを手玉に取る。
- →82.8-67.5-52.0-35.7-11.0。
- JCは文句の付けようのないレースをしているが最後僅かに止まっている。
- ここで残り100~200mに不安が出て来る…のか?
⑥ディープボンド
cw d 先週も当週も一杯に追う。
- 数字はまずまずだがこのパターンは好感が持てない。
- 1週前はcwで一杯も併走に遊ばれる。
- 既にピークアウトしているのは確か。
- 絶好枠
- 限りなく可能性は低いが濁流展開になるのを祈るのみか。
⑦アイアンバローズ
坂 d 馬なり。流すだけ。
- 3600m走った後だけに強い負荷は不要。
- 1週前も坂路で流すだけ。
- タイトルホルダーとの駆け引き次第で結果はまるっと変わる。
⑧ライラック
美浦坂 c 強めでしっかり負荷。
- 胸前の筋肉も発達し、以前とは別馬。
- 小柄で馬体減に四苦八苦していたのは昔の話。
- 充実期に差し掛かっている。
- 府中牝馬Sの+18㎏は最高だがさらにあっても良い。
- 今回-2㎏でも馬体減があれば黄信号。
- 有馬記念はGI未勝利馬が毎年のように馬券に絡んでくる。
⑨ヒートオンビート
坂 d すこぶる普通。
- これまでのパフォーマンスからも悪魔的極限状態まで持って来なければここでは通用しない。
- 狙えるとすれば次のAJCCだろうか。
⑩ジャスティンパレス
坂 c 馬なり流すだけ。普通の状態。
- 1週前はcw一杯で80.3-65.9-51.8-37.3-11.8。まだ重苦しかった。
- 完調手前の秋天は勝ち放棄の着狙いに徹して2着。
- JCをノータイムパスして有馬に矛先は好ローテ。
- 完全にはなっていない。
- 逆にここで激追いするのもいかがなもので、無理をしないのも一手か。
- 去年のジャスティンパレスの1.5倍は強くなっている。
⑪ハーパー
cw c 単走少し仕掛ける程度。動きはふつう。
- 牝馬らしいキレイなシルエット。長距離は向く体型。
- 先週は強めにやって馬なりのドウデュースに遊ばれる。
- 3歳牝馬№4。
- 前走はブレイディヴェーグを負かしに行く競馬。
- さすがに人気が無さ過ぎる。
⑫ウインマリリン
w c 馬なりで軽快な動き。現状の力は出せる。
- 凄まじいまでのレース巧者で、中山の中長距離実績はこの中でもトップクラス。
- 日本での騎乗経験の浅いモリスに中山2500m託すってのも微妙ではある。
⑬タスティエーラ
w c+ ラスト少し仕掛ける程度でガチ追いの併走と遊ぶ。
- 1週前はwで3頭併せ強め。コンバデカーブースに胸を貸し一蹴。
- →80.9-65.5-50.4-35.7-11.1。既に態勢は整っている。
- ソールオリエンスと純粋な脚力で比べるとやや見劣る。
- 但しこの馬には危険なレベルの体力がある。
- そしてこれまで全てのレースで自身の力を100%出して来ている。
- 5か月ぶりの3000mですらきっちり能力を出し切れるのはあたおか。
- この馬も何か間違っていれば三冠馬だった。
- 枠は準クソ。鞍上は神。
⑭プラダリア
cw d 結構ガッチリ追うも最後の伸び一息。
- ワンチャン狙いの人もいると思われる馬。
- 舞台設定は申し分ないが、GIだとワンパンチ足りないボッケリーニ枠。
⑮スルーセブンシーズ
w c ラスト強めに追う。
- 1週前でもゴリゴリ好時計。
- 凱旋門賞の「疲れ」は無い。
- 好時計連発は良いのだが、中間自己ベストを連発させておきながら、なぜ当週にそこまでやる必要があるのかが疑問。
- 既に仕上がっているなら軽く流して微調整ってのがGIに挑む馬では?
- 帰国して3カ月近く休ませ間隔あけてコレだと急仕上げ感漂う。
- というモヤモヤが頭にある中でゴミ箱⑮。
⑯スターズオンアース
w c+ 3頭併せ。流す程度だが前走以上。
- 1週前はwで3頭併せ。ラストだけ追うと機敏な反応見せる。
- JCは頓挫明けの大外であれだけやれた。
- 力は半端じゃないのは誰もが知っている。
- 未だかつて馬券にならなかったことが無い。
- 特大ダストボックス⑯
- ルメールはGIの大外をひたすら馬券圏内に持ってくる。
好調教馬
A ソールオリエンス
c+ ⑬タスティエーラ ⑯スターズオンアース
これまで皐月賞で①番枠から勝った馬はほぼ全て三冠クラスの能力を秘めていた。
今回はその馬が絶好調でかなりの好枠を引いたが、単勝で7倍ほど付く異常事態。
そのソールを破ったタスティエーラは自身の能力を確実に毎回出し切る稀有な馬で、前日に単勝大口購入500万が投げ込まれたそうだ。
ルメールオンアースは言うまでも無くバカ強い。大外は不利だが、能力が足りていれば枠など関係ないことはこれまでの名馬が証明してきている。
まとめ
-
- 枠順抽選が腐れ過ぎて吐きそう。
- ソールオリエンスが馬券外は事故か川田のチョンボのみ。
- 人気どころではゴミ枠でも⑬タスティと⑯スターズは外せない。
- 引退レースのタイトルホルダーは展開次第で大差勝ちまである実力馬。
- ドウデュースは2500mがやや気になる。
- 特注の穴馬は⑪ハーパーと⑧ライラック。
- さよならジャスティンパレス。万全じゃないならつまんなくて手が出せねえよ。
- ◎①〇⑪▲⑬△⑯✕➃⑧て感じか。
- いつもの↓
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