3/24㈰に中京競馬場芝1200mで行われる第54回高松宮記念(GI)の追い切りと考察。
GIと言えば一般的には有名な強い馬が華やかに勝つイメージがあるが、高松宮記念は毛色が少し異なる。
出遅れや詰まり一発で窮地に陥る運ゲー要素の強いスプリント戦。しかも18頭立てフルゲートが恒例で、1番人気は目下7連敗中の大不振。
さらにおそらく今年で5年連続重不良と、馬場状態も不安定。
言葉は悪いが順当に決着すると考える時点であたおかであり、何かしらのイレギュラーが勃発して当然くらいの気持ちで挑む方がレース後のダメージは小さい。
スプリントGIはイクイノックスやリバティアイランドのような馬柱の整った優等生キラキラキャラではなく、やる気のないレースでは鞍上と猥談でもしてそうな輩キャラに運命を託した方が面白いのだ。
引用:競馬ラボ
追い切りと考察
①ビッグシーザー
坂 c 充実期に入っており、軽く仕掛ける程度でこれ。
- 他の人気馬に比べると能力の絶対値ではやや劣る。
- 前走は控える競馬で直線入り口はゴチャ付いた。
- それでもこじ開けて追い込んで来たように本当に力を付けている。
- 落ち着いていられない①を引いたことである程度前を意識せざるを得ない。
- そこに隼人だと逃げ争いに加わるまである。
- そうなると馬群で競馬をした前走が無駄に。
- 控えて直線馬群をぶち抜いて来れば面白いのだが。
- 馬格があるのでそれが出来る。
- ちょっと買いたくなってきた。
②マッドクール
坂 c 馬なりでサラッと。
- 1週前に好時計も、中間速いのはこれだけ。
- ゴン狙いさせたスプリンターズSとでは比較にならない。
- この枠だと前の争いに巻き込まれる危険も。
- この馬も馬格があるのは好材料。
- 状態が整っているかは直前に判断せざるを得ないのがもどかしい。
③ナムラクレア
cw d 一杯に追うも、ラストの伸びが若干足りない。
- この馬があれだけ追えば11.0~11.2が出ても驚けないところでコレ。
- そもそも通常は当週でそこまで追わない。
- おそらく前走の+10㎏が絞り切れていないための全力追い。
- 並び的に正直好枠ではなく、この馬には⑩くらいが丁度良かった。
- 頼りはスプリント界一の安定感。
- それでも今回はヒモまで。
➃モズメイメイ
坂 c 全くの馬なりで手綱すら動かさないが普通の時計。
- 稽古は走る馬なのでこれくらいで普通。順調。
- 逃げ争いのカギを握る一頭。
- 謎に覚醒中の藤岡佑介が2024国内GI全勝へ向けた2戦目。
- 歴史的ロケットスタートを再び決めることが出来るか。
- これに加え⑦がテイエム。さらに⑥ルガルがある程度行くので、必然的に③ナムラと⑤トウシンは一段下げての競馬を強いられる。
- そこを外の馬が被せると内が渋滞になる可能性は考えておこう。
⑤トウシンマカオ
w d 馬なりで速いには速いが、稽古動くマカオにしては物足りない。
- ③ナムラクレア同様、まず、この並びで前が開くか?っていう疑念。
- おそらく開いても当日さらに泥田の内。
- 中京は3戦全完敗。
- 基本性能が高いので重はこなしているように見えるが、適性は低い。
- ルメールに鞍上強化で人気。
⑥ルガル
坂 c+ 終始抑えたままでこの時計。万全。
- 前走は安田師の引退前でメイチのアグリを完璧に撃破。
- これはGI勝ちに等しい。
- 淳也がミスしなければ優勝最右翼。
- スタートで隣のテイエムにカットされる危険が少しある。
⑦テイエムスパーダ
坂 c 強めで最後まで頑張る。この馬なりに順調。
- 主戦場は高速馬場。
- 今回は重馬場最終週。
- 外国の快速馬、好調の藤岡メイメイ、ウインカーなどと苦しい逃げ争い。
⑧ソーダズリング
坂 c+ 僅かに仕掛けた程度でゴリゴリ駆け上がる。
- 元々稽古駆けする馬。
- ローズSで制御出来なくなってから短距離にシフトが奏功。
- 前走色々理由があってもナムラクレアに土を付けたのは事実。
- ウルトラ絶好枠。
⑨シャンパンカラー
w c 馬なり鬼時計。稽古は現役№1クラスで走る。
- 稽古の動きだけで言えばAでもおかしくない。
- そんな馬にスプリント戦が向かないワケがない。
- 世代レベルと安定感でc止まり。
- 前走は久々・ダート・ゴミ枠・出遅れの四重苦。
- もちろんヒモに入れる。
⑩ビクターザウィナー
中京芝 c 軽めの調整程度。
- さすがに脚は速い。
- 香港の最強クラススプリンターに先着実績あり。
- 時計のかかる馬場はこの馬には+。
- モズとテイエムが日和れば一人旅。
- 彼女たちが日和らず逃げ争い激化ならOUT。
⑪メイケイエール
坂 d 強めに長く追うも全く伸びず。
- 既に衰えてから久しく、今回は引退レース。
- とにかく無事に。
⑫ロータスランド
坂 c 強め。順調。
- 一昨年の2着馬。
- 重い馬場が大得意のお姉さん。
- 既に劣化しているはずだが常に頑張り、大崩れしない猛女。
- 有力馬が馬場とペースに困惑すれば浮上。
- この馬場と枠で岩田パパは案外侮れない。
⑬ウインカーネリアン
w c 馬なりでサラッと。
- 速い時計は1週前に済。
- スプリントが合うようには見えない。
- 今回は逃げ争いするメンツが揃う。
- 良さは逃げた時に出るので展開が向きそうにない。
- 皇成なので彼に首ったけなファンが単勝を買う傾向。
⑭ママコチャ
坂 d 強めもモサモサした動き。
- 姉ソダシの引退でGI勝ち。
- 今回は近親メイケイエールの引退で?
- 器用さがあり、出し抜けが得意。
- 高速馬場は得意だが重馬場や最終週は少し疑問。
⑮ディヴィーナ
坂 d 強めも躍動感欠く。
- 少し間隔空いてまだ仕上がり途上。
- 1800→2200→1600→1200という未勝利馬のようなローテ。
- 2200は有り得ないが、1200は有りと考えられる馬。
- 左回りは爆走歴多数。
⑯ウインマーベル
w c+ ガチ抑えしても止まらず速い時計。
- 連勝中の状態維持どころか上がり目まで。
- 行く気があるならやる気もある。
- 夏場のゴミ状態から復活してからと踏んでいたが想像以上。
- 前走は好発抑えの教育駄騎乗からの勝ち。これは優秀。
- 今回は逃げ馬が揃い、ハイペース濃厚なので先行集団で無理に抑えずスムーズに進めれば。
- 重苦手説が根強いが普通に前走で克服している。
- 重賞連勝中で人気薄。
- 外枠不利は馬場悪化で軽減される。
⑰マテンロウオリオン
坂 c 脚の回転早く、デキ自体は悪くない。
- この世代のトップマイラーズの3歳秋以降は悲惨な成績。
- 余計なことをさせたら日本一の重鎮が騎乗。
- 余計なことを一切しないパターンが競馬ファンの心をくすぐる。
- 今回馬を買う人はほぼおらず、ノリを買う人がほとんど。
⑱シュバルツカイザー
w c+ 抑え切れない勢いで助手をグングン引っ張る。
- 解放するとそのまま伸びて好時計。
- 完璧に絶好調。
- 走法的に重馬場が合わないワケはないはず。
- レースをしない時は徹底的にしない。
- 今回は流れも速く、重でレース前に内も掘れる。
- ズドンと決めやがれ。
好調教馬
c+ ⑥ルガル ⑱シュバルツカイザー ⑯ウインマーベル ⑧ソーダズリング
まとめ
-
- 少なくともこの内2頭が来なければハズレ。
- ◎⑱シュバルツカイザー、〇⑥ルガル △⑯マーベル⑧武豊
- 3連系を買うなら広く。
- ペースが変われば結果も丸っと変わる。
- いつもの↓
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