2023年5月7日㈰に東京競馬場で行われた第28回NHKマイルカップ(GI)は、内田博幸騎手騎乗の9番人気シャンパンカラーが8番人気ウンブライルの追撃をアタマ差凌いで優勝。
上位人気が随時入れ替わり、戦前から大混戦と目されていた一戦はやはり波乱の決着となった。
NHKマイルカップ(GI)
各馬短評
1着 ⑪シャンパンカラー
- 東京1600mは逃げて勝ち、差して勝ちで2戦2勝の好舞台。
- 京成杯はレース放棄で参考外。
- 地味な内容のトライアルと地味な内田で人気薄。
- 調教タイム速過ぎで計測器が壊れているのでは?の疑念。
- ぽぽんスペースではゲストのおじさん達激推し。
- 出遅れたがハイペース奏功。
2着 ③ウンブライル
- 勝ち馬と同じくトライアルは凡戦で地味。
- 1600だと甘くなるので1400までの馬。
- これはレース後でも変わらない評価。いずれ皆わかる。
- ただ、悪枠を2連続で克服した以上、地力の高さは上方修正必要。
- 出遅れもハイペース奏功。
- このツイートを騎手達の数人が見たかどうかは定かではないが…
馬場考察の欠片をひとつ。 pic.twitter.com/RBOEp0xpLC
— ぽぽん (@popon10d) May 6, 2023
↓結果今年はこの動き。ノリのモリアーナ(白)はもちろん、武史ウンブライル(黒)もスタート後に即外へ馬を回し、馬場の悪い所を回避している。和生は死に枠の逃げ馬なのでこうする他なかったのだろう。
- 「今週の馬場考察」は、いずれ馬場読みの最高峰として認知される日が来るので毎週見ておくことをおすすめする。
3着 ⑩オオバンブルマイ
- アーリントンカップから唯一買える馬。
- ハイペース必至のメンバー構成で差し追い込み優勢。
- スプリンターかマイルまでOKかは次走以降で判断。
4着 ⑱ダノンタッチダウン
- 能力はおそらく出走馬中№1。
- 但し、まだ万全ではない。
- 道中は好枠を使い、カルロヴェローチェ筆頭に人気馬を鬼蓋。
- この後方に位置した3頭による決着。
- 直線で一度は勝ったと思わせたが最後に止まる。
5着 ⑮カルロヴェローチェ
- 前走内容〇、好調教。好枠で軸にするには最適。
- 不安点は逃げた時に最も強い競馬をしていた事。粗✕、ス✕△ックの◎
- 何しろ今回は前が争う追い込み展開が透けている。
- スタート後間もなく⑯タマモに前をカットされ、終始気負い気味。
- そこに⑱川田からの4角まで蓋。
- 結果後ろから行くことになったのは良いが不完全燃焼。
6着 ②モリアーナ
- 調教抜群。鞍上強化。
- ほぼ最低枠②もノリなら。
- 出遅れ→外へは昨年の①マテンロウオリオン作戦。
- やや追い出しが遅れたが、現状の力は出し切っている。
- 伸びを欠いたのは前走含めおそらく道悪。そこが修正点。
7着 ⑰ミシシッピテソーロ
- 強くは無いが、決して弱くは無い馬。
- 後ろから行けて好枠で16番人気は過小評価。
- 実際スペースでも結構な人数が推す。
- 最後の直線で詰まり、外に持ち出すのに大知が手間取る。
- でもまあここが精一杯か。
8着 ⑨ナヴォーナ
- キレを活かせる馬場なら良いが道悪は✕。
- 最後は垂れた馬を外から交わすだけでレース参加なし。
9着 ⑥エエヤン
- NZTは強い競馬。
- 懸念したかかり癖が爆発。
- しかも終始内。これで来たら怪物。
10着 ⑯タマモブラックタイ
- 超絶好調教。超好枠。
- ハイペースを上手く控えれば勝ち負け出来る12番人気。
- パドックもギンギンだが、-10㎏は仕上げ過ぎではないか?と一抹の不安が過る。
- 絶好のスタートも少し控える。本来コレはよくないが、前がやり合うのは分かり切っているので許容。
- 滅茶苦茶スムーズに運び、残り400で先頭。
- 残り200で苦しくなり、左鞭が入るのに悪い内に向かってしまう。
- 距離1400が限界説。
11着 ⑤シングザットソング
- 1600mは1F長い馬。
- スタート直後、他馬とは逆に内へ進路。隼人?
- しかも先行集団では無理ゲ。
12着 ⑬ドルチェモア
- 朝日杯の時とは別馬なほど良く見えない。
- 前走の舐めプと変わらないデキ。
- ペースが速いのに最初の600時点で促してしまい、折り合いを欠く。
- これでは至極当然の12着。
- ちょっと時間がかかりそうな負け方。
13着 ⑧セッション
- 前走メイチ+完璧な運びでオオバンブルマイに差される。
- さすがに今回の展開想定で番手追走してしまうと…。
14着 ⑭ユリーシャ
- 強敵を退けたエルフィンSは展開利。前走は過剰人気。
- 今回の逃げ候補は圧倒的に展開不利。①共々来たら事故レベル。
15着 ④ショーモン
- 前走7分で上昇あり。
- スペース内で穴党から絶賛。
- 枠は悪い。
- 好発から自然と外々後方へ。騎乗に問題は無い。
- いくらなんでも伸びな過ぎで不可解。
- おそらく馬自身のレース放棄で、実際良くある話。
- →京成杯 シャンパンカラー
- →AJCC ガイアフォース
- →中山記念 ソーヴァリアント
16着 ⑦オールパルフェ
- ハイペースの番手。
- 鬼仕上げのデイリー杯からの好調教が一切なく、早熟説も。
- 何かしら転機が必要かも。
17着 ①フロムダスク
- 最内から逃げは想定通りのシンガリ負け。
取消し ⑫クルゼイロドスル
- 出走してたらどうなったかは闇の中。
まとめ
-
- テンの3Fは馬場もあるのでここから推定1秒強速い。
- なので1000通過はおそらく良なら56.7~56.9と想定。
- つまりミドルとはいえ実質ハイ寄り。
- 上位3頭は全て後方待機勢。9着までが4角8番手以降でそれは明らか。
- 100回やったら全て違う結果になるだろう。
- ともあれ内田さん久々のGI制覇おめでとうございます。
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