【重賞展望】第28回NHKマイルC(GI)追い切りと考察

重賞展望

NHKマイルカップ(GI)

5/7㈰に東京競馬場で行われる第28回NHKマイルC(GI)の追い切りと考察。

…の前に、まずNHKマイルカップ爆誕の頃のお話を少しさせてほしい。

NHKマイルカップが創設された1996年以前は、クラシック登録の無かったオグリキャップや外国産馬ヒシアマゾン、より遡ればマルゼンスキーなど、春のクラシックへ出走していれば歴史を変えていたであろうスーパーホースにとって、「不遇の時代」であった。

そこで、「クラシック出走権の無い馬たちにも3歳春にGIを」という粋な計らいで誕生したのがこのレース。そして開幕から外国産馬に6連覇されるという笑えない結果を我々は目撃することとなった。

だが、この頃から日本馬が世界最強クラスとなったのはあながち無関係ではなく、日本調教馬として初めて海外GIを制したシーキングザパール、いつの日か訪れる凱旋門賞勝利への礎を築いたエルコンドルパサー、BCクラシックに出走していても馬なりで圧勝していたであろうクロフネなど、これからの日本馬が世界を相手に戦っていくにあたり、お手本となる競馬先進国(当時)生まれの怪物たちが3歳の早い時期からスターダムに登り詰める事によって、国内の生産・育成に大きな変化をもたらしたのだろう。

今は胸を張って言える。

「日本馬は世界一強い」

うん。気が済んだ。
では、いつもの考察に戻ろう。

↓近年のNHKマイルカップは大体以下の2パターン。

  1. 化け物による一強ゲーム。
  2. 全馬が帯に短し襷に長しの大混戦。

今年の人気の割れ方を見ると、どうやら「2」。よくよく考えると「1」の年は最近ではあまり目にすることがなく、2019年はあのグランアレグリアですら単勝オッズ1.5倍で敗れた。

穴狙おうぜ。

東京競馬場

引用:競馬ラボ

追い切りと考察

①フロムダスク

坂 c 強めでボチボチの時計。確定スプリンター。

  • NHKマイルカップにおける最低の枠。
  • 海外帰りの初戦という取り捨ての難しさ。
  • 今回同型多く、枠的にも行かねば包まれてしまうとなると…
②モリアーナ

w B 馬自身が走る気満々。抑えも利いて素晴らしい。

  • 大敗のJFは参考外。
  • ハイレベルのクイーンⅭで惜しい3着。
  • NZTは巧く乗った2~3着馬より強い競馬。
  • 今回は遂に雅という錘からの解放。
  • クソ枠で雅なら即消しだったが、好調教でノリ替わり。
③ウンブライル

w c ふつう。

  • 3頭馬なり併せで静かな追い切り。
  • ステルヴィオの妹。
  • 1600mは長い。前走は前がハイラップで垂れたのを交わしただけ。
④ショーモン

坂 c ガチ追いのパートナーと馬なり併入。

  • 好枠+展開利があったとはいえ、7分であれだけやれた前走は評価。
  • 今回上積み有るが前目多く、展開利は望めない。
  • 基本的な能力値はデイリー杯3着。
  • あの時の1~2着馬が本来の力を出せば先着は厳しい。
⑤シングザットソング

坂 c 軽め。月一出走で小柄な馬体考慮か。

  • 1600mは微妙に長い。
  • 今回もおそらく早仕掛けするのでは?
⑥エエヤン

w c+ 少し気負い気味だが、おさえつつも好時計。馬体に張り有り状態〇。

  • かかる恐れは拭い切れない。
  • NZTはかかりながらも強い競馬だが、1番人気暴走でレースレベルは低め。
⑦オールパルフェ

w c+ 1週前で抜群の動き。叩いて状態は上向き。

  • 2歳時の力を出せば十分圏内。
  • 1800mの前走を見てもタメは利く。
  • 軽い走りをするので雨は良くない。
⑧セッション

坂 c 前走時よりは落ちるが以前力強さはある。

  • 調教はかなり走る方。
  • 勝てる仕上げに勝てる展開で落とした前走は悲しみ。
  • しかも7分のショーモンとクビ差…。
  • おそらく直線で一旦は先頭に立つはず。
  • 力量的に少し足りないが、レースセンスがあるので食い込み可。
⑨ナヴォーナ

cw c 追うも反応一息。

  • 新馬はスローの瞬発力勝負で違いを見せる。
  • 100%重は向かないので前走は雨に泣く。
  • どうやら今回も雨に泣きそう。
⑩オオバンブルマイ

坂 c ちょうどいい塩梅

  • 前走は明らかに2~4着馬に向いたレースをまとめて差し切る。
  • 思い出したくないレースだが、アーリントンⅭから選ぶならコレ。
⑪シャンパンカラー

美浦坂 c 当週は軽めの微調整。

  • 先週の調教映像を見ると凄まじいタイムを叩き出しているのだが躍動感が伝わってこない。計測に不手際があったのではなかろうか?
  • あの動きであのタイムならそれに楽に先着した併走馬は…。
  • クルゼイロ取り消しで予期せぬ単枠指定。
  • スペースのスピーカーが皆激推し。
  • 京成杯はレース拒否で参考外。
  • 展開向いた前走でかかったエエヤンに完敗。
⑫クルゼイロドスル

坂 c 先週馬なりで猛時計。当週は随分慎重でのったり。

  • なるほどの取り消し。
⑬ドルチェモア

坂 c 良化はしているが満点までは遠そう。

  • 前走舐めプで暴走惨敗。
  • 一週前追いは好時計は出ているが馬なりの相手に手応え劣るので謎。
  • 朝日杯は鬼の仕上げに超好枠で接戦制す。
  • 力量的には2着馬が上。
  • 見栄えがするのでおそらくパドックでは良く見えるはず。
⑭ユリーシャ

坂 c 馬なりで軽い走り。どちらかといえば平坦向きか。

  • 桜花賞2着馬とフィリーズレビュー勝ち馬を一蹴したエルフィンSは展開利大。
  • 今回は展開面でかなり厳しい戦いを強いられる。
⑮カルロヴェローチェ

cw c+ 持ったままで強烈フィニッシュ。先週までは緩さもあったが当週で締まった。

  • 新馬で負かした相手にGI級が複数。
  • 前走は勝ち馬より強い競馬をしている。
  • 逃げた時が最も強い競馬をしているので、それに従って前に行き過ぎるとマズイ。
  • 差して来ることを信じて。
⑯タマモブラックタイ

cw B 単走強めで2週連続好時計。

  • 本気度の高さが窺える。
  • 前走重賞勝ち、好枠でこの人気なら妙味。
  • スプリント本職かどうかは走ってみなければわからない。
⑰ミシシッピテソーロ

w c 左回りのコーナリング不安が付きまとう。ラストの伸びは及第点。

⑱ダノンタッチダウン

坂 c 皐月賞はよくて8分。まだ緩さ残る。

  • 2歳時の朝日杯、デイリー杯共に最も強い競馬。
  • 力出せれば勝利も見えるが状態万全とは言い難い。
  • ダノックス⑱川田は昨年の勝ち馬。

好調教馬

B モリアーナ タマモブラックタイ 

c+ カルロヴェローチェ エエヤン

まとめ

    • この中に以降のGI戦線で大活躍する馬がいるかどうかは不明。
    • 文句なしの好調教馬は②⑯。
    • 逃げ先行馬乱立で緩まない。ハイ~ミドルで前には厳しい展開。
    • マイルカップの内枠は不利。モリアーナの不安はここ。
    • ◎⑮○⑯▲⑥△②⑦⑩⑱
    • ↓とにかくこれを押してくれお願い。


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ぽぽん

【競馬歴】ミホシンザンが春天を制した日に父に東京競馬場に連れて行かれてから36年。初恋はダイナアクトレス。
【卒論】ヘイルトゥリーズン系の今後
【職歴】大学卒業後大手飲料メーカーに就職も博打の方が数倍割がいいので退職。4号機時代を全力で堪能したあとは体力の限界で引退。心を入れ替えて会社員に戻るも超つまんないので2022年に起業。
【お住まい】千葉県の農地

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