今週の馬場考察
今週の馬場考察
重賞展望
重賞展望
今週行われる重賞レースの展望です。 ①馬場状態 ②枠順 ③展開 上記3つのファクターから有利にレースを運べる馬を導き、追い切りの動きを加味して最終評価を下します。
重賞レース回顧
重賞レース回顧
先週行われた重賞競走の回顧記事です。

【第29回NHKマイルカップ（GI）：回顧】ジャンタルマンタル

重賞レース回顧

2024年5月5日㈰に東京競馬場芝1600ｍで行われた第29回NHKマイルカップ（GI）は、川田将雅騎手騎乗の2番人気⑯ジャンタルマンタルが優勝。

2歳時から国際GI複数勝ちレベルの素質を見せて来た馬がまさかの2番人気に甘んじたがすんなりGI2勝目。さて、どこまで飛躍して行くのか。

2024　NHKマイルカップ（GI）

各馬短評

1着　⑯ジャンタルマンタル
  • 皐月賞までの内容は尋常ではないレベルで優勝候補筆頭。
  • 相手はヘマって桜をこぼしたアスコリピチェーノのみ。
  • ↓枠順確定時点で事故以外の敵がなくなり完全に1強が確定。

  • 会心のスタートから好位追走。
  • 怪我明けのルメールは先行集団に行き、蓋川田を選択してしまって勝負あり。
  • 蓋川田発動。
  • アスコリピチェーノのどん詰まりを確認してから追い出して楽勝。
  • 順調に成長して行けばこれからもGI勝ちを積み重ねて行くだろう。
  • 勝つための騎乗とは言え後味が悪くなってしまった。
  • 大事故に繋がらなくて良かった。
2着　⑭アスコリピチェーノ
  • 桜花賞からの好調をキープ。
  • 枠番はいいところだが前述のように並びが悪過ぎた。
  • 先行して案の定蓋川田の餌食。
  • 直線はあわや大惨事の要因に。
  • 進路を強引に作り、適当に追ってロジリオンを交わして2着浮上。
  • 当然強い。
  • まともなら勝ちもあったか？→無い。2着。
  • ジャンタルは折り合いを欠いた1800ｍでもこういう脚を使うので、適距離と目される1600ｍで折り合われていたのでは並びかけることすら出来なかったと思われる。

3着　⑥ロジリオン
  • 府中のマイルGIという舞台で三浦→戸崎は鞍上大幅強化。
  • 状態も良い。
  • 前走はどん詰まりで負けただけなのに過小評価の10番人気。
  • 人気2頭を真後ろ内から見る形でレースを進める。
  • 川田がどう動くか、戸崎もわかっている。
  • じっくりとジャンタルの外へ出して追い出す。
  • アスコリピチェーノがあたふたしている間に2着かと思われるも束の間。
  • あの状態からすんなり差されて3着はやはり能力差。
  • 距離は長ければこのメンツで3着になれない。例年なら勝っている。
  • 1600もこなせるがベストは～1400というウンブライルタイプ。
4着　⑫ゴンバデカーブース
  • ノドの手術明け。
  • 稽古の動きもパッとせず、状態は劣悪。
  • 人気馬で先行すれば川田の蓋が待っているので中団からの追走。
  • ここはさすがモレイラ。
  • 川田もアスコリさえ抑えれば勝てる事はわかっているので他馬の仕掛けは気にしていない。
  • で、最後の直線でどれだけ詰められるか。という競馬。
  • それでも死ぬほど追い出しを待ったジャンタルと同じ上がり33.9。
  • 残念ながら差は詰められなかった。
  • あの状態の悪さでここまで来れるのは能力の高さに他ならない。
5着　④イフェイオン
  • 好スタートから逃げかけたが控える。
  • この日は前走の暴走は出ず。
  • 直線アスコリ事件で不利も被害は少なく、事なきを得る。
  • この馬の着順はあれがあってもなくても5着。
  • やっぱり立ち回りが器用。
  • 牝馬GⅢならいつでも勝てる。
6着　⑦チャンネルトンネル
  • 2走前までは下手に乗られ過ぎて馬柱が汚い。
  • 中2週と言うこともあり、稽古の動きは平凡。
  • パドックでもチャカツキが見られ、到底馬券内突入は無理な雰囲気。
  • スタートを上手に決めて中団後ろからの追走。
  • 差を詰めるには詰めた。
  • 下降線の体調を加味しても現状はGⅢレベルの走力。
7着　③ディスペランツァ
  • まず、③は悪枠。
  • 前走のモレイラならともかく、この枠から克駿が捌けると考えるのは無謀。
  • 今日は最後方からどうこうなるレースでもなく、下馬評時点で勝負にならない。
  • 何故か少し人気した。
  • 能力的にはチャンネルと同じくらい。
  • スタート直後の克駿の動き。昨年の②ウンブライル武史、一昨年の①マテンロウオリオンノリと同じで、これが悪枠からの最善策。
  • 結果論だがアスコリ事件に巻き込まれなかったのも含め、かなりのファインプレー。
  • 今の克駿は才能だけで乗っておりまだ下手だがしっかり勉強しているのが伝わった。
8着　⑩ウォーターリヒト
  • 超絶デキのきさらぎ賞で出し切っており、皐月賞を挟んで中2週は完全に出涸らし。
  • それでもここまで来れたのはマイル適性と能力の証明。
9着　⑱アルセナール
  • エンジンのかかりが遅いので京都外回りで大きく狙う馬。
  • 前走はルメールが上手過ぎた。
  • 今回は調子も良く、絶好枠でヒモに一考。
  • 気持ちよく出遅れ。
  • 上がり最速もやはりエンジンのかかりが遅い。
  • 早く下り坂を利用させてもらうローテ組んでもらえるといいね。
  • 俺が調教師なら間違いなく京都新聞杯を使っている。
10着　⑩エンヤラヴフェイス
  • 決め手に劣るのでこの高速馬場の頂上決戦では厳しい。
  • あの先行勢に混ざり、結局決めての差で完敗も10着は大健闘。
  • 下級条件戦ならやれるのだがGⅡ2着の賞金がネック。
11着　⑰ユキノロイヤル
  • 逃げる予定が行き脚付かず実質最後方。
  • 位置取りが悪過ぎて大外ぶん回しで目立たないが、なかなかの脚を使った。
  • 夏の条件戦ではお世話になりそう。
12着　②ノーブルロジャー
  • 叩きの毎日杯から状態は上昇。
  • と、思いきやパドックでは今一つ平凡な気配。
  • 上位馬が軒並み次走爆沈の毎日杯はダメージが大きいレースだったかもしれない。
  • 最弱に等しいクソ枠。
  • その上スタートで脚を滑らせ落馬寸前。
  • そのまま悪いイン埒沿いを追走。
  • 伸びを欠く。そりゃそうだろ。
13着　①ダノンマッキンリー
  • 再三申し上げているが1400ｍまでの馬。
  • 悪枠からインラチ。
14着　⑪アレンジャー
  • 出足全く付かず、後方から。
  • 直線右往左往しながらもボチボチの脚を使う。
  • GIだとさすがに足りない。
15着　⑮マスクオールウィン
  • 積極的に先手。
  • ベスト1400まで、しかも末脚活かすタイプ。
  • アスコリ封じのため川田に使われただけ。
16着　⑬シュトラウス
  • 状態は絶好。
  • 離れた最後方でガチ抑えの教育騎乗。
  • おそらく指示だろうがGIでやることではない。
  • 武井さんは阪神1600の大外で「この馬にとって好枠」発言をするお方。
  • 申し訳ないが競馬わかってないし、ファンも見てないことが今回でハッキリした。
  • 仕上げは上手だが外厩のおかげかな。
17着　⑤ボンドガール
  • 前走の状態は維持。
  • 好発から先行集団へ。
  • 直線インから抜け出そうというタイミングにアスコリ事件で大被害。
  • 追うのを止める。
18着　⑨キャプテンシー
  • 出足は鈍かったが強引に押して先頭へ。
  • 鈍い出足からの前半600を34.3、1000ｍ58.3はペース的に少し速い。
  • 今から沈みますよ。という減速時にアスコリ事件発生。
  • 伸びますよ。という時だったら非常に危険なことが起きたかもしれない。
  • 何事も無かったのは不幸中の幸い。



まとめ

    • どうやっても1～2着は不動の結果。
    • 3着以下とは天と地ほどの能力差を感じさせた。
    • 勝負の厳しさではあるが後味の悪さが残るレース。
    • 着順の大きさにばかり着目せず、見直せる馬は見直そう。
    • ↓ジャンタルマンタルが勝ち確のレースだっただけに寒過ぎるハズレ。

    • ↓回顧として十分納得頂ければポチ＆フォローをお願いしたい。
      大して票が集まらないならその程度の価値なので、公に出すことは今後控える。


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参考

 

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