2024年4月14日㈰に中山競馬場芝2000mで行われた第84回皐月賞(GI)は、戸崎圭太騎手騎乗の2番人気⑬ジャスティンミラノが優勝。
昨年のソールオリエンスに続き、2年連続で3戦無敗の皐月賞馬が誕生した。
2024 皐月賞(GI)
各馬短評
1着 ⑬ジャスティンミラノ
- 今年のステップレースは共同通信杯がレベチ。
- 次が弥生賞。あとはだいぶん落ちる。
- 故にあの2戦の上位2頭同士による決着が濃厚と見るのが普通。
- その共同通信杯でジャンタルマンタルを相手に完勝。
- スローしか経験が無いという初心者意見が多発。
- 前走でドスローをキッチリ折り合い、且つジャンタルマンタルと同じ上がりを繰り出して勝利している事実の前にはあまりにも薄い。
- 今回あちらは距離適性微妙となれば優位性有る優勝候補。
- 五分のスタートから落ち着き払って5番手追走。
- 見返すとわかるが、戸崎は最強の敵をジャンタルマンタルと見做している。
- ジャンタルの仕掛けに合わせ、4角手前からガチ追い開始。
- あそこでのんびりしていたら逃げ切られていたかもしれない。
- 最後コスモキュランダと併走する形で測ったように差し切る。
- ダービーで2冠目指す。
2着 ⑫コスモキュランダ
- 弥生賞前までは駄騎乗と不利で馬柱を汚して来た。
- ところが弥生賞でシンエンペラーを捻じ伏せる。
- 誰がどう見ても強い競馬。
- ところがあれがフロック視される。
- 超好枠+状態絶好+モレイラ。
- 繰り返すがステップでハイレベルは共同通信杯、次いで弥生賞。
- シンエンペラーと同じ位置で共同通信杯組をマーク。
- 弥生賞同様にシンエンペラーを置き去りに。
- 勝ち馬を上回る上がりを繰り出すが凌ぎ切られる。
- 追い切り考察を見てない方々。過小評価ありがとう。
3着 ⑧ジャンタルマンタル
- 少なくともマイルまでなら能力は破壊神クラス。
- 今回は距離適性でジャスティン相手のみ少し分が悪い。
- 常に折り合いを欠き、鞍上と喧嘩しながらも実績を重ねて来た。
- まだまるでバレていないが、今回は将来的に短距離向きのメイショウタバルがいる。
- タバルがスピードの違いで引っ張ったので折り合いを欠かずに済む。
- ジャンタルの1000通過は58秒7くらい。
- 高速馬場だったとはいえインは荒れているので、これでも速いは速い。
- ところが、ちゃっかり少し内を開けていた戸崎と川田。
- このペースから直線早めに抜け出すが、最後は距離の壁にぶち当たったっぽい。
- とんでもなく強い競馬で、勝ちに動いた分最後甘くなったと考えてもいい。
- マイル以下ならバーイード級の化け物になる可能性秘める。
- 次がNHKマイルⅭ出走なら単勝1.4倍だろう。
- ダービーだと相当厳しいが、時に能力でこなせてしまうのがこの時期。
- それでも今後2000mまでなら余裕でこなすだろう。
4着 ⑨アーバンシック
- 懸念された出遅れ癖は今回は小さく済んだ。
- しかしテンのスピードは無いので後方から。
- にしても抑え過ぎ感。もう少し気分良く走らせてもよかったか。
- 最後伸びてはいるが、憶測通り断然東京向き。
5着 ⑭シンエンペラー
- 4強の一角。
- やや気負う。
- 最後直線でジャスティンに2度弾かれ、そこでやめている。
- 結局瑠星は差し馬だと安定感はこんなものなのかな。
- ゴテゴテの欧州血統馬。
- 真っすぐ走らない傾向がある。
- 中山の2000よりは大箱の2400向き。
- 人気急落するであろうダービーは当然外せない馬。
6着 ⑩レガレイラ
- 紅一点で今回の注目度№1。
- 76年ぶりの牝馬皐月賞制覇に挑む。
- ホープフルSは凄い脚だが展開面でかなり恵まれた。
- 能力的にシンエンペラーよりは下。同様にキュランダよりも下の評価。
- なのでかろうじて5番手評価。
- 強い4頭が前でバチバチにやり合えば出番も。
- バチバチやり合ったけれどそもそも位置が後ろ過ぎ。
- 一瞬の脚を北村宏では活かせなかった。
- 一瞬のキレは阪神や中山向き。
- ダービー出走でも人気になるが、完全に客。
- 妥当にオークス出走でもステレンボッシュとクイーンズウォークがいる。
- 一瞬のキレだけでは厳しく、頭までは無い。
7着 ③エコロヴァルツ
- クソ枠に入ったマイラー。
- 他馬が嫌いなので逃げるか追い込みの2択。
- わざわざやり合うことを武はしないので今日は最後方追走。
- この距離でも上がり最速でここまで来たならやはり力はある。
- NHKマイルカップではジャンタルのヒモとして有力。
8着 ⑦ルカランフィースト
- 力は出し切ったが現状ではここまで。
9着 ①サンライズジパング
- 超悪枠に明良でかなり厳しい戦い。
- 直前までやり過ぎたか馬が動かず追い通し。
- それでも大きく沈んでおらず、大健闘の部類。
- まがりなりにもホープフルSで不利がありながらもシンエンペラーに先着仕掛けた馬。
- 見限らない方が良い。
10着 ⑤ミスタージーティー
- 明らかに格下だが、レース振りが派手なので過大評価される馬。
- 康太の逝去により佑介への応援票が爆増。
- ダービーでも不要。
11着 ⑪ホウオウプロサンゲ
- 逃げてなんぼの馬が押して行かず。
- 菱田?
12着 ⑮サンライズアース
- 無敗のみが強調材料。
- さすがにそれだけでは厳しい。
13着 ⑰オ…ビザンチンドリーム
- これもレース振りが派手なので人気になるタイプ。
- 前走は滅茶苦茶下手に乗られるも辛勝。
- 負かした相手がここに比べると今一つてか今3つくらい。
- アホほど出遅れてお終い。
- 上がりも使えておらず、普通に出ていても着外。
- 2000mはまだ短い。距離伸びてこその体型。
14着 ④シリウスコルト
- ラジオNIKKEI賞あたりで狙いやすい馬。
15着 ⑥アレグロブリランテ
- この相手、このペースで3番手は力的に無理。
- レースの運びは上手いので稼がせてくれそうに思えるが、今後はGⅡ2着の賞金が大きな足枷となる。
16着 ⑱ウォーターリヒト
- きさらぎ賞がメイチ。
- 2番人気の前走が超デキ落ちで、今回も調子戻らず。
- 一旦リセットかな。
17着 ②メイショウタバル
- 既にマイラーかスプリンターと断じている。
- なので今回はスピードの違いでハナに立つ事も予測。
- 展開的想定と距離不適性で今回は完全に不要。
- 勝ち切られたらバケモノと認めればいいだけ。
- 康太の同期浜中、意地の先行→実は脚が速いだけ。
- 無理なペースで轟沈。
- まさか次ダービーじゃないよね?
- NHKマイルカップ出走ならヒモとして手を出すかもしれない。
除外 ⑯ダノンデサイル
- 輪乗りの段階でノリちゃんが申告。
- 右前脚跛行で除外。
- 程度は軽いらしい。
まとめ
-
- 4強全て掲示板。
- ガチガチの能力上位決着。
- 東京向きのアーバンシック含め、上位5頭はダービーでも有力。
- おそらくジャンタルマンタルはマイルカップへ行き、GI2勝目を飾る。
- レガレイラの春は終局と見ている。
- ↓いつもの。
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