2023年9月18日㈪に中山競馬場芝2200mで行われた第77回朝日杯セントライト記念(GⅡ)は、J.モレイラ騎手騎乗の2番人気レーベンスティールが優勝。
前走ラジオNIKKEI賞では戸崎の超絶駄騎乗で3着に敗れたが、今回は新馬戦以来の対戦となった皐月賞馬ソールオリエンスを完封する強い内容で憂さ晴らしに成功した。
2023 セントライト記念(GⅡ)
各馬短評
1着 ④レーベンスティール
- ラジオNIKKEI賞は1強も、爆絶駄騎乗により3着。
- 賞金加算しないとお話にならない今回は調整もド完璧。
- そしてモレイラを乗せるように本気度がブチ抜けている。
- ソールオリエンスとの首位争い。
- スタートは互角。折り合い重視で先頭から5~6馬身差のインを追走。
- 抜群の手応えで4角を周り、追い出すと一瞬で先頭に躍り出る。
- ソールオリエンスの追撃を悠々振り切り初重賞&新馬の仕返し。
- 皐月賞馬より前に居て上がり最速。文句なしの完勝。
2着 ⑭ソールオリエンス
- 始動戦だが抜かりはないデキ。
- 無様なレースはしないことはほぼ確定。
- 相手は強力なデキで勝ちに来たレーベン。
- 一騎打ち濃厚。
- スタート決めたが、少しコスモサルガマータに寄せられ内へ切れ込めない。
- その後は馬任せに進める。
- 枠不利は生じにくい条件だが、最初の寄せ以降は常に外を回らされる。
- 普通これでは来れない。
- 武史は下手に乗っており、負けて強しの2着。
3着 ⑥シャザーン
- 菊花賞の最有力候補。
- 既に次の権利があるわけではないが、試走モード。
- 強力なスタミナを持ち、普通に走れば出走権は確保出来る。
- 中団より前目で競馬出来ているのは『望来の』大きな進歩。
- 決して大袈裟ではなく、望来がペースを読めてこれを出来ていればダービーはもっと際どい勝負が出来ていた。
- ④番枠にしては外々で進める。
- 直線一旦先頭も最後は試走モードの分負ける。
- 上位2頭が今回は条件的に突き抜けてるので十分な3着。
- 菊出走は明言されていないが、友道さんがこの馬の化け物レベルのスタミナをわかっていないはずがない。99.9%出て来る。
- 理解出来ない人はすみれSをひたすら見てみよう。
4着 ②セブンマジシャン
- 権利を取りに来ていない仕上げ。
- とりあえず現状の力を確認するための出走。
- スタートも良く、中団後ろから末を活かす競馬。
- 上位3頭を負かせるワケはなく十分な健闘。
- 状態が上がる事が見込める次走が自己条件ならド鉄。
5着 ①キングズレイン
- 素質が高いことは周知の事実。
- 明らかに急仕上げで今回は厳しい。
- 行き脚も悪く最後方。促しても動かない。
- ラストエンジンのかかりも遅い。
- 今回はこの程度。
- こちらも次に自己条件ならド鉄。
6着 ⑬ウインオーディン
- 世代一線級には現状通用しない。
- 前走同様後方から。
- ソールオリエンスより外を回してここまで来れれば及第点。
- 「自分の形」が出来たので買い時も見つけやすくなった。
7着 ⑦シルトホルン
- 状態良く、有力馬にはない器用さがある。
- スローで流れたとはいえ1200m地点から常に加速ラップを刻むレースで、力のない馬から脱落していく展開。
- それをこのメンバーで7着に残したことは一定の評価が必要。
8着 ⑤ドゥラエレーデ
- 稽古は滅茶苦茶走る馬が今回はド平凡。
- 前述7着馬で触れたレース展開を逃げる。
- これで人気が落ちればしめたもの。
9着 ⑨アームブランシュ
- スタート後ヨレて最後方。
- 上がりも平凡。
- 一線級に入ればこのくらい。
10着 ⑩ウィズユアドリーム
- 3連勝中とは言え、初の重賞挑戦にしては緩い追い切り。
- 余裕の現れか?と思いきや単に余裕ある+10㎏。
- 展開も向かなかったが、4角で手応え怪しく。
11着 ⑪シルバープリペット
- 嶋田で連勝出来る馬。
- スタートから押したが全く追い付けず。
- 自己条件でもおそらく厳しいレベル。
12着 ③コレオグラファー
- ⑪とは違い、こちらは促すと行ける馬。
- しかしながら力は自己条件でも厳しいレベル。
13着 ⑧ウイニングライブ
- 調整ダメダメ。
- ウマ娘ファンの票を全く吸い上げずシンガリ人気。
14着 ⑮グリューネグリーン
- 重賞勝ちのある2000mでも長い馬。
- 先行力有るが力量が微妙。
- 今後も厳しい戦いが暫くは続きそう。
15着 ⑫コスモサガルマータ
- 追い切りを見ても状態が悪いのは明白。
- スタート後ソールオリエンスを内に入れない役割?
まとめ
-
- 皐月賞馬ソールオリエンスVS負けられないレーベンの2強対決。
- ソールオリエンス武史とレーベンモレイラの『格』の違いが出た。
- シャザーンは菊花賞の予行練習と見れば完璧な内容。
- 4-5着馬が次走自己条件なら鉄板級。
- 8着馬まではOPでも十分通用。
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