【重賞展望】第67回阪急杯（GⅢ）追い切りと考察

阪急杯（GⅢ）

2/26㈰に阪神競馬場で行われる第67回阪急杯（GⅢ）の追い切りと考察。
超上がり馬アグリVSスプリント界の重鎮グレナディアガーズの2強対決の図式。
阪神1400ｍは外枠の先行馬には厳しい条件で、アグリは出来れば黒～黄色の帽子が欲しい。グレナディアガーズはどこでもいいのは実績が示している。

引用：競馬ラボ

それでは追い切り内容を踏まえて考察をしていこう。

追い切りと考察

①メイショウベンガル

ｃｗ　ｃ　長めからそこそこ素軽い動き。

今更平地の芝1400ｍに何の用もない。調教代わりの出走と見る。

②メイショウチタン

坂　ｃ　強めに追って時計まとめる。メイチ。

オーロⅭで首差接戦のウインシャーロットは連続GⅢ2着でタイトルまで秒読み。
全4勝全て1400ｍ。内訳は阪神3中京1でスペシャリスト。そりゃメイチにもなる。
メイショウ3騎で最も怪しいのは間違いない。極爆弾持っとくのもアリ。

③サトノラムセス

坂　ｃ　終いは仕掛けたが平凡の域。

ヒメノカリスとタイム差なし。前走3馬身勝ちで穴人気。
その前走はハイペースの恩恵大きい。
僅か2ヵ月で3走前に完敗したアグリと決定的な差は埋まらない。

④ホープフルサイン

美浦坂　ｄ　1000直の練習のような調教。夏は新潟にいそう。

比較的時計のかかる1/9㈪に1200ｍ1:07.5は低レベルの差し決着戦とはいえそこそこ優秀と見る。
良績が左回りに集中し過ぎており、右回りで買う要素が皆無。
3月の中京かもしくは4月後半からの新潟でメイチに追って来たら買い時。

⑤ダディーズビビット

ｃｗ　ｃ　長めにピシっと追われたがどことなく動きが硬い。当日までに絞れれば。

前走は1600ｍという守備範囲外の距離と前残りの展開では用無し。
左回りが専門に見られがちだが、間違いなくベストパフォーマンスは右回りの中山でGI馬2頭と好勝負したオーシャンＳ（GⅢ）

⑥ロードベイリーフ

坂　ｄ　すこし後ろ脚の出が窮屈で伸び今一つで時計も遅い。

26カ月ぶりの1400ｍ参戦。
1200ｍには持ち時計があるがテイエムスパーダの小倉なので参考外。
成績を見ても高速決着に向くとは思えず。

⑦グレナディアガーズ

坂　ｃ　1週前は一杯に追って遅れたが、今週は完全馬任せで同等の時計。

次があるのでMAXには仕上げていない。8分。
能力と阪神適性は今更言うまでもない。

⑧ショウナンアレス

映像無し　-

連闘+戸崎に意気込みを感じるが、一般的に見てサトノラムセスより下の評価だと厳しい。
キレ勝負でもそこそこやれるし速い時計もあるが、やはり一枚格が落ちる。

⑨メイショウメイケイ

坂　ｄ　馬なり登坂もスピード感に欠ける。

約4年も馬券になってない7歳牝馬に手を出すのはかなり高レベルの変態。

⑩リレーションシップ

坂　ｄ　軽く促す程度。平凡

一時期は重賞でもやれるのでは疑惑が出たが圧倒的善戦マン止まりのまま2年が経過。
昨年は3馬身半離されたとはいえ4着入線と健闘。今年は2頭強力な馬がいるが、それ以外になら先着してもまるで不思議はない。
もちろん買うと7着くらいなんだろうけど面白味はある。

⑪アグリ

坂　Ｂ　1週前に坂路強めで51.7-37.1-23.8-12.1。当週は流す程度。

デビュー前から稽古駆けする馬なので普通と言えば普通。
POG期間は何ももたらさなかったが2走前の勝ち方が覚醒モノ。
本年中に重賞を幾つ勝つかという馬。
今のとこ唯一の馬券外（4着）が和生が乗った時。
これより外だと微妙な減点。⑪ならOK。

⑫ミッキーブリランテ

坂　ｄ　ホウオウアマゾンおよび西園さんとこの馬と珍しい4頭併せ。スピードの乗り悪く、軽くあしらわれる。

京王杯AH（GⅢ）で穴を演出したがアレは展開の紛れ。
開幕週の中山でも激走すれば暮れの荒れ馬場阪神でもそこそこ走る現役屈指のムラ馬。
半年に1度くらいのスパンでイカレた穴を出し続けているので穴党がおさえたくなる馬。

⑬ラルナブリラーレ

1週前　坂　ｄ　馬なり。（当週映像無し）

このメンツに入ると特に強調材料がない。
ハンデ戦53㎏ならいいが別定55㎏は条件的にどうか？
次走は未定だが叩き台濃厚。

⑭グレイイングリーン

坂　ｃ　軽めに仕掛けている程度にしては上々。1週前にイカツく追っているのでこれでいい。

馬柱は汚れてきたが大きくは負けておらず、前走の大敗は不慣れな1200ｍに加えて外枠の大外回しで酌量の余地あり。
1分19秒台の持ち時計で走れれば穴演出も。
今回はゆっくり目にスタートを切るそうだ。たまったもんじゃない。
後ろから行くなら⑭でもOK。

⑮ホウオウアマゾン

坂　ｃ　1週前はｃｗでビッシリ追われるが伸びを欠く。今週は促すと一応は動くが稽古はもっと走る馬だったような。。。。

前走のダートは度外視、スワンＳ（GⅡ）は枠負け、マイルＣＳ（GI）は力負けだがそこがあまりに負け過ぎ。
ただいま迷走中と見るのが妥当だが意味不明な穴を開けるのが国分。
⑮で穴馬資格喪失。

⑯ルプリュフォール

ｃｗ　ｃ+　7Ｆきっちり追ってやる気見せる。時計も上々。

とにもかくにも展開次第にはなるが、最後は魚雷のように追い込んでくる。
ポツン職人ノリが水を得た魚のように大手を振ってポツンする未来が透けている。
それだけで面白い。
追い込みの⑯は好枠。京都牝馬Ｓの⑱ロータスランドは出負けして先行しなかった事が奏功。

上位評価

Ｂ　⑪アグリ　グレナディアガーズとのPOG馬対決はこっちに制して欲しい。おそらく恥ずかしい競馬にはならないだろう。

ｃ+　⑯ルプリュフォール　やる気の無いポツンではないから最後は魚雷してくるはず。

ｃ+　②メイショウチタン　どこまでやれるかは不明だがメイチ確定。

まとめ

（良馬場想定）
この枠ならもう行くしかない⑮ホウオウアマゾンの逃げ。援護に行くなら⑫ミッキーブリランテとの矢作ペースが作られるがこれは微妙。内からは②メイショウチタンが今回は少し出していくだろう。
ここまでで⑪アグリが先頭から4番手までのどこかでレースをすることはほぼ確定的。超好枠の⑦グレナディアガーズはこれを見る位置で運ぶ。

前を行く馬は枠と力量に不安を抱えるため全体のそれほどペースは速くならず、2強にとってもお誂え向きの流れが想定される。