中山牝馬ステークス(GⅢ)
3/11㈯に中山競馬場で行われる第41回中山牝馬S(GⅢ)の追い切りと考察。
多頭数になれば理屈的に内枠が有利な条件なので、まずは枠順が超重要。メンバー的に道中の流れは緩くなりそうで、番手追走のアートハウスがどこで動くかによって結果が変わってくる。
引用:競馬ラボ
それでは追い切り内容を踏まえて考察をしていこう。
追い切りと考察
①コトブキテティス
w c この馬なりに順調。
- 追い切りは戸崎、本番は雅という愛のある采配。
- 最内ズドンを狙ってもいい人気だが、今回は流れないのでどうか。
②クロスマジェスティ
w c 距離を意識してか抑えを利かせる。
- 11戦中10戦が1600。唯一の1800戦は13着大敗。
- 51㎏のハンデ、好枠は〇。
③リノキアナ
坂 d 手前を変えずイヤイヤ。
- 来たら衝撃。牝馬のハンデGⅢだしね。で片付ける。
④アートハウス
cw B 馬なりもダイナミックに好時計。終いも楽に11.2。
- 現4歳世代屈指の実力馬。
- 57㎏がやや嫌われている。
- ド好枠で逆らえる気は今のところしないが、これを軸にしていると勝てないのも競馬で悩みどころ。
⑤サトノセシル
w c 3頭併せ。ひたすら我慢させるがそれなりの時計。
- アートハウスビタバリしますよと無言で示す追い切り。
- 展開面での自由度が高く、外すのは無理。
⑥シャーレイポピー
坂 c ふつう。遅れは気にしないでいい。
- OP入り後は頭打ち状態。
- 関東圏での成績が振るわない。
⑦エイシンチラー
w c 上々の動きも気になるのはネックの右回り。
- 重賞クラスの能力はあるがサウスポーで中山適性がとにかく低い。
- 中山の3勝は条件戦で格が違っただけ。
- 逆立ちしても負けないようなメンバーのニューイヤーSですら4着と馬券になれないのはシベリア級の寒さ。
- 人気の薄さと能力値には乖離があり、繰り返しになるが能力はここでも優に足りる。
- 今回が東京1800mなら軸に据えている。
⑧スルーセブンシーズ
w c+ 強め。大きなストライドで鋭伸。
- 前走は実質OP馬が数頭いる中、トップハンデ56㎏(牝)で完勝。
- どう足掻いても最後は飛んでくるが届くかどうかは別の話。
⑨クリノプレミアム
w c 馬なり順調
- 昨年の覇者で中山重賞通算(1.1.1.0)のコース巧者。
- 前回ハナ差負けしたラーグルフは中山記念でド下手に乗って2着と今後の期待大。
- 流れが緩くなりそうな今回は届かずの未来も。
⑩ラルナブリラーレ
坂 d 途中から気合いつけるもさほど伸びず。
- ハーツクライの死、引退レース、2週連続穴演出の明良。やや穴人気する要素は全て馬の能力と関係のないところ。
- 短距離を使って来ている分追走は楽か。
⑪スライリー
w d 強めに追うが遅い。
- 既に下降線。
⑫ストーリア
坂 c 抑えを利かせた。今回も末脚勝負か。
- 秋華賞でアートハウスとタイム差なし。
- 前走は痛恨の外枠とはいえあのスローペースで追走も出来ず伸びずは謎。
- レース放棄なので着順は度外視。
- 格上挑戦とはいえ52㎏は恵まれた。
- 追い込みの展開にはならないので前走のリプレイをしたら終了。
⑬イリマ
栗東P c 楽走だがひとまず問題は無い。
- デビュー戦以外は一貫して1800~2000m。
- 格上挑戦で通用するとは思えないが50㎏に活路見出せるか。
⑭ウインピクシス
w c+ ラスト強めで11.0。状態文句無し。
- 追い切りの動きは素晴らしいもの。
- 開幕週の重馬場小倉を内枠から軽ハンデで楽逃げした前走を含め、キレイな戦績とは裏腹に内容は極薄。
- 緩い流れが予想され、道中は楽に運べそうだが試練の大外。川田アートハウスに番手マークされる運命にあるため勝ち切るのは難しいだろう。
上位評価
B アートハウス
c+ スルーセブンシーズ ウインピクシス
まとめ
前走舐めプで完勝したようにアートハウスは下級重賞だと無双する傾向。上積みのある今回は乱ペースにもならず横綱相撲が出来そうな展開も見込めるなら57㎏だけで嫌うのは得策ではない。
となると相手は先行勢になるが、逃げるウインピクシスは状態は良いが能力的にはまだ懐疑的な上に大外⑭はネック。
差し込んでくるスルーセブンシーズやクリノプレミアムは届かずの危険性を孕み、人気程の信頼が置けないならそのひとつ前で競馬できるサトノセシル等が相手か。
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