2分で読める先週行われた重賞の上位入線馬およびその他の短評。
2023 東京新聞杯（GⅢ）
各馬短評
1着 ②ウインカーネリアン
- 前有利の高速馬場で逃げ馬が少なく展開利は明らか。
- 微かに出遅れているが影響無く、ハナ主張してそのまま。
- ラップは12.3-10.8-11.3-11.4-11.3-11.0-11.6-12.1＝1:31.8
- 前半45.8-後半46.0は簡単なラップではなく、競る相手がいなかったとはいえ能力が無ければ後半はもっとタレていてもおかしくない。
- 実際番手以下は沈んでいる。
2着 ⑮ナミュール
- 「東京新聞杯の外枠は悪枠説」を当然に否定。
以下の画像のように強い馬は今回のナミュール（桃）のようにロスがない。プレサージュリフト（白抜き桃）は出遅れたショウナンマグマに逆蓋をされたのはツキがなかったが3着を確保している。
少し力のない先行馬（緑丸）などはこのまま4角まで外々を回らされるのだが、近10年はロクな馬が外枠に入っていなかったことまではパーセンテージに比重を置く識者たちは見ていなかったのだろう。
DコースだけにAよりはコーナー間が長くなるので完全に間違いではないのだが所詮ここは東京の1600ｍ。
詳しくは→馬場考察2023.2.5
- 高速馬場とはいえ1.31.8で走破しての2着は勝ち馬を褒めるしかない。
- 次走は詰めて使えば✕、間隔を空けるのが望ましい。
3着 ⑯プレサージュリフト
- さらに馬体を増やし（+6㎏）充実。
- 発馬前に大量発汗の不安要素。
- 確かにもう少し内目の枠なら2着はあった。ショウナンマグマにやられた感。
- 今回の内容としてはナミュールより上に見ていい。
4着 ③ジャスティンカフェ
- スロー～ミドルが予測されている中で脚質的にどうかの不安はあった。
- 直線は最初にピンハイを交わすのに手こずり追い出しが遅れた。さらに最後にナミュールが僅かにヨレた事で万事休す。
- それでも上がり最速（33.3）を繰り出したように今回は展開のアヤ。枠も追い込むこの馬には内過ぎた。
5着 ⑭エアロロノア
- 近10年ダメだった外枠人気馬の典型。先ほどの画像に加える（橙〇）と、さすが武豊だけに末が活かせる位置にいるように思えるが、実はカイザーミノルが逆蓋になったためこの位置まで下げざるを得なかったのが悔やまれる。
- 進出する際も外々を回ったので現実的に今回は外枠に泣いた結果となったが、恐らく内枠でも同じような位置取りで届かず5着だったろう。外に出すロスがあったジャスティンカフェのように。
6着 ⑥マテンロウオリオン
- 完璧なレース運びだが最後止まった。距離か精神的なものかは不明だがこれは暫く買えない負け方。
7着 ⑤インダストリア
- 府中の高速馬場よりパワーの中山向きで圧倒的過剰人気。
8着 ④ピンハイ
- 調教超軽めで-6㎏。体調不十分で圧倒的過剰人気。
9着 ⑧ファルコニア
- やる事はやったがこれで力不足が確定した.
まとめ
- ウインカーネリアンの勝ちはまぐれでもなんでもない。GIに届くか否かは同型との兼ね合いと皇成の底力次第。
- 1～5着馬は枠と展開次第で入れ替わる。6着以下は今回はどう足掻いても無理。
- 東京1600ｍと阪神1600ｍを一緒にしちゃダメだよ。
きさらぎ賞（GⅢ）
各馬短評
1着 ②フリームファクシ
- 相手筆頭が不器用王で戦って来た相手からも軸不動の下馬評。
- 出負けして外マクリの逃げという駄騎乗の極みの餌食になり序盤は力んで走る。
- この手は距離に不安を抱えるので現状ダービーの馬柱からは一度消す。
- 最後はなんとか一騎打ちを制したが、これを差せない2着馬も血統的期待値が能力を上回る。
- こんなんで3着は離されるという超凡戦。参考外。
2着 ⑦オープンファイア
- スムーズなレースが出来ていないファクシを交わせないのは大きな減点。
- 不器用だが末脚は確かなので直線の長いコースは引き続き狙える。
- 能力以上に人気になるタイプ。
- 今後の成長に期待。
3着 ③クールミラボー
- デビュー2戦ダートで今回が初芝。
- デシエルトなどのように、これだけ低レベルならアリでは？とスペースで述べたが、何故か他のどこに行ってもほぼ名前を聞かなかった。そんなもんか。
- とはいえ凡戦の離された3着で過度な評価は不要。「走れるのね」くらいに。
4着 ⑤ロゼル
- 素直に1勝クラスから出直し。
5着 ④レミージュ
- 単騎逃げ確定も出遅れからのマクリ逃げでは良さも出ない。参考外。
まとめ
- 凡戦。
参考：馬場考察
人気が欲しいです(´；ω；`)
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