2023年7月30日㈰に札幌競馬場で行われた第71回クイーンステークス(GⅢ)は、斉藤新騎手騎乗の1番人気ドゥーラが優勝。
昨年の札幌2歳S(GⅢ)以来となる重賞2勝目を挙げた。
2023 クイーンステークス(GⅢ)
各馬短評
1着 ⑦ドゥーラ
- 昨年の札幌2歳チャンプでオークス3着馬に51㎏のチート斤量。
- 一般論では「後方からの馬だけど大丈夫?」の不安。
- 洋芝適性が分かっているのでせいぜい中団には付けられるのは明白。
- 馬体を増やさねばならぬ時期の-14㎏に一抹の不安。
- 行こうと思えば行ける程のスタート。無理せず控える。
- 控えたため1角の入りで④ローゼライトと⑪ジネストラに挟まれ下げる。
- 好発を控えた結果挟まれスローペースの中団まで下がった時点で駄騎乗。
- ほんの数秒でここまで下がっている。
- 向正面では奈穂と共に常に外々を回す。セオリーと真逆の立ち回り。
- ここまでやらかしても4角からは1頭立てで楽勝。
- 手の施しようのない騎乗内容だが、馬の力と斤量差での勝利。
- もう今年の3歳牝馬はハイレベルと見ていい。
2着 ②ウインピクシス
- クイーンSは内枠の先行馬圧倒的有利。
- スローペースの番手。
3着 ①コスタボニータ
- 重賞を勝てる力がようやくバレて3番人気。
- 行き脚は付かないが能力で2着馬の真後ろに付け、インで折り合いに専念。
- 直線は巧く馬群を縫う。今回松山は相当巧く乗っている。
- 上がりも遅く、かなり洋芝適性に疑問。
- 戦歴的には問題なさそうに見えるが1800mは微妙に長く映った。
4着 ④ルビーカサブランカ
- 7月3走目。
- デキがいいワケもなく、調教代わりの出走。
- 他馬も皆8分程度のデキな分の4着。
5着 ⑩イズジョーノキセキ
- 2走前は舐めプ。前走は適正外のGI。
- 今回はそれよりはマシ。
- 力量上位は明白だが57㎏は正直苦しい斤量も対抗評価。
- 直線ドン詰まり。
- 57㎏で2着として評価。
6着 ⑭トーセンローリエ
- +16㎏はおそらくほぼ成長分。
- ド不利な大外から出遅れて最後方に。ついでにスローペース。
- 道中は中団まで押し上げる。
- この競馬をした馬が見せ場を作れるようなレベルのレース。
7着 ⑫ミスニューヨーク
- 最後方から何が出来るというレースではない。
8着 ⑧キタウイング
- スタート直後ドゥーラと接触し、やや折り合い欠く。
- どうやらレースに集中していなかった模様。
9着 ③ライトクオンタム
- このスローペースを馬なりで逃げて大敗。
- これはメンタルに来てると考えるのが妥当。
- 武幸四郎調教師の馬は精神的にモロいのが多いのか一度変な騎乗をされると折れてしまう傾向。
- 3歳牡馬の素質№1タッチウッドに大きな懸念。あれがGI勝てなかったら大事件。
10着 ④ローゼライト
- スローペースの好枠番手の分、着順が4つ上がった。
11着 ⑤サトノセシル
- 中間頓挫の影響で走れる状態に無い。
12着 ⑬ビジン
- 今回は十分な仕上がりの馬も不在。
- マーメイドSで一定の能力を示したので本命視。
- 究極のゴミ枠にゴミ仕上げ。
- ここの外枠は3馬身程不利なことをレースを通じてわかりやすく証明。
- 暫くは狙う。
13着 ⑪ジネストラ
- この枠でもどうやら1~2馬身はビハインド。
- ボチボチ先行して惨敗。
- 1800m以上では一生買えない馬と判明。
14着 ⑨グランスラムアスク
- 55㎏背負った重賞の奈緒。
- 勝ち馬のとこを再度参照してください。
まとめ
-
- 好調教馬不在。
- 内枠先行馬有利の傾向が如実に結果に表れた。
- ドゥーラは馬の力と斤量差で渾身の駄騎乗を尻拭い。
- リバティアイランド以外の3歳牝馬もハイレベルであることを証明。
- ⑩イズジョーノキセキは2着以上の価値。
- ↓いつもの。フォローしてね。
コメント