【第23回アイビスサマーダッシュ(GⅢ):回顧】オールアットワンス

重賞レース回顧

2023年7月30日㈰に新潟競馬場の直線1000mで行われた第23回アイビスサマーダッシュ(GⅢ)は、石川裕紀人騎手騎乗の9番人気③オールアットワンスが外枠有利の下馬評を嘲笑うかのように快勝。

昨年の当レースから363日ぶりの復帰戦を飾ると同時に、一昨年以来となるアイビスサマーダッシュ2勝目を挙げた。

なお、2着には6番人気の⑩トキメキ、3着には12番人気の②ロードベイリーフが入線し、3連単③-⑩-②は804,460円の波乱。

2023 アイビスサマーダッシュ(GⅢ)

各馬短評

1着 ③オールアットワンス
  • 稽古は動いたが、休み明け+18㎏は不安を醸す。
  • スタートを決めると、すぐ外の④ロサロッサーナが内ラチ沿いへ進むのを確認。
  • 一切の迷いなく馬なりのまま外ラチ沿いへ誘導。
  • そこで後方に置かれているようにかなりのビハインド。
  • 残り100まで前の開かないドン詰まり。
  • 開いた途端に真一文字に爆伸び。
  • ハイペースで後方待機勢に展開は向いたが、完全に役者が違うといった勝ちっぷり。
2着 ⑩トキメキ
  • Twitterが「X」(10)、アイビスは「トキ(朱鷺)」
  • と、オカルト派にはウケが良いが千直はそもそも向く。
  • こちらもゆっくりと外へ。5枠⑩でも結構置かれる。
  • 調教でも懸念されたがやや気難しさを見せる。
  • 残り400から追い出すと200までに先頭に躍り出る。
  • 完全に勝ちパターンに持ち込んだがひっくり返される。
  • 相手が悪過ぎた。
3着 ②ロードベイリーフ
  • 昨年14番人気3着。今年は12番人気3着。
  • こちらも迷いなく外へ誘導。やはり置かれる。
  • 後方3番手から馬群を縫うように伸びて昨年に続く3着。
4着 ⑨サトノファビュラス
  • こちらはやや促しながら外へ。
  • パッと見進路が見つからないが前はさらに伸びた馬。
  • それでも近走内容を考えれば十分健闘している。
5着 ⑱レジェーロ
  • 新潟千直の最強枠⑱を引いて人気。
  • 但し千直は全く好走歴がなくお客様の匂い漂う。
  • 前が詰まったと一部の声があったが無関係。
  • 枠有利補正を加えての5着。
6着 ⑥ジャングロ
  • 調教は走ったがパドックはまるでダメ。
  • ほぼ馬なりで先行集団に加われるのは能力の高さ故。
  • 最後止まったのはデキもしくは千直適性。
  • 能力値で1年ぶりのコレが買えるなら勝ち馬にも目を向けるべきだろ。
18着 ⑯ファイアダンサー
  • 常に枠負けしていた千直で⑯、人気になる条件が出揃う。
  • スタートから出脚が激悪。
  • 押しても引いても戦意に火が点かず大敗。
  • 事故負けの部類。
その他6着以下
  • 逃げ先行勢はハイペースで総崩れ。
  • 特に3番手までの⑮⑰⑭は厳しい。
  • 超・内枠不利で①~⑧もホントは厳しかったのは見ての通り。

まとめ

    • 高速馬場だが前半33.2のハイペースでの追い込み決着で大荒れ。
    • 上位三頭は完全に枠負けして後方に置かれているように、やはり内枠不利は明白。

    • それでもあの抜け方をした勝ち馬は別格。しかも+18㎏。
    • 1番人気⑯ファイアダンサーは最初から戦意が無く、事故負けの部類。
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