2024年3月24日㈰に中京競馬場芝1200mで行われた第54回高松宮記念(GI)は、坂井瑠星騎手騎乗の6番人気②マッドクールが優勝。
昨年のスプリンターズS(GI)ではママコチャに痛恨のハナ差負けを喫したが、今日はナムラクレア相手に会心のハナ差勝ち。
待望の重賞初制覇をGIで飾った。
2024 高松宮記念(GI)
各馬短評
1着 ②マッドクール
- デキはスプリンターズSほどには無い。
- 瑠星が直線を2回走る7R(2200m)で勝利を捨ててインラチ沿いを確認。
- →完全にこの②番枠でどこを進むかのスクーリング作業(2着)
- まだ内は使えると認識。
- 好発から押してイン好位。
- 4角手前から躊躇いなくインから先頭。
- ナムラクレアが直線マゴつく幸運。
- にしても3着以下とは3馬身差。
- どう足掻いてもこの2頭での決着。
- 先行馬の瑠星は信頼度高い。
- 馬も当然強い。
2着 ③ナムラクレア
- 枠の並び的に追走を一列下げざるを得ない懸念有り。
- やはりそうなる。
- 直線少しフラフラしてしまう。
- 決して最善ではない最内から上がり33.2はあたおか。
- めちゃくちゃ強い。
- ナムラクレアはGI勝ち馬と同格と認む。
3着 ⑩ビクターザウィナー
- 短距離王国香港の刺客。
- バカ逃げしそうなモズメイメイやテイエムが鬼控えで楽な単騎逃げ。
- そりゃまぁ残るわな。
4着 ⑬ウインカーネリアン
- 決してベストは1200mではない。
- 楽逃げの番手で当然楽。
- 力負けというより距離適性の分負け。
5着 ⑫ロータスランド
- 衰えているはずだが成績が衰えない。
- 重馬場適性大。
- スタートでウインに寄られ、痛い。
- 他が馬場に苦しんだ分もあるとはいえ唯一後方からの掲示板。
- ここで引退。浦河の三嶋牧場で繁殖予定。
- このタフさを持つ仔がターフを沸かせる日が待ち遠しい。
6着 ⑤トウシンマカオ
- 本質的に重馬場や洋芝が向くタイプではない。
- 中京も3戦全着外で買いづらい馬筆頭格。
- 当然人気はするが、やはりこうなる。
- 言っておくが弱くはない。
- 今回はこの馬の条件ではなかっただけ。
7着 ①ビッグシーザー
- 勝ち馬の後ろで上手くレースの流れに乗る。
- 力は付けているが、今回はまだ力負けの部類。
8着 ⑭ママコチャ
- 同じGIでも開幕週の良馬場中山と最終週の重馬場中京は別物。
- 外枠から果敢に先行馬群へ。
- おそらく今日は完全に馬場負け。
9着 ⑪メイケイエール
- 既に衰え隠せず、これが引退レース。
- 最後までメイケイエールだった。
- GI制覇の夢は次世代へ。
10着 ⑥ルガル
- 調教絶好。
- 本格化。
- スタートでテイエムスパーダからタックル。
- 初角の入りでウインカーネリアンに被される。
- 『ルガル買うやつw』系バカが大量発生。
- 今回のルガルを買わないのは馬を見れない運ゲー君。
- レース後2か所の骨折判明。
- それは読めない。
11着 ⑮ディヴィーナ
- 使う距離がめちゃくちゃ。
- 出遅れ。
- ここで引退。
12着 ⑯ウインマーベル
- ほぼ最低の枠。
- それなりに促すが全く行き脚付かず。
- 前走はこなしたが、本質的に道悪は✕。
13着 ⑱シュバルツカイザー
- 大外枠のシンガリ人気。
- GIでは限りなく100%に近く来ない。
- ここは短距離。ミナレットの可能性は捨てきれない。
- 速い展開になって怒濤の追い込みはあり得る。
- スローペース。
14着 ⑧ソーダズリング
- ノメり散らかす。
- どうやら道悪は減点。
15着 ④モズメイメイ
- 好スタート爆逃げが持ち味の馬が最後方追走。
16着 ⑰マテンロウオリオン
- 後方から何も出来ず。
- 道悪が完全にダメな馬ではないので既にピークアウト論で。
- しかしこの世代のトップマイラーは3歳秋以降は本当に酷い。
17着 ⑨シャンパンカラー
- 稽古はおそらく日本一走る馬。
- 新潟直線で見てみたい。
18着 ⑦テイエムスパーダ
- 開幕週の高速馬場が好き。
- 今回は最終週の重馬場。
- 逃げることすら出来ず。
まとめ
-
- マッドクールはやはり強かった。
- 平場1R捨ててまでコースを見た瑠星の進路取りは見事。
- 一番強い競馬をしたのは間違いなくナムラクレア。
- 重馬場の巧拙もかなり出た。
- ルガルの骨折は心配。
- トウシンマカオはここは合わなかっただけで、評価を下げる必要はない。
- ↓いつもの。
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