函館競馬場の馬場状態
今週は函館競馬6週目(2回3週目)で最終週。
Bコース(Aコースから4m外に内枠を設置)での2週目。
毎週お伝えしているが、函館に於いては大衆は逃げ馬にしか目が行かない。もちろん先行力と器用さが大事なことは否定しないが、洋芝適性・ペースへの適応力の高い馬が脚質問わず馬券になっていることにはあまり興味がないらしい。先週までの結果を見れば一目瞭然だが函館の決まり手は多様。
また、距離種別が少なく、覚える事もそう多くない函館だが、スタート後の直線が長い1200mと2000mは日を追う毎に外枠が有利枠になっていく事も未だほぼ知られていない。当然最終週で内枠が有利に働くことは無い。
例えば2000mの函館記念での8枠は過去10年連対無しだが人気馬が入る事はほぼ無く、3着に有利枠を活かして7.8.12.13人気が飛び込んで来ている。また7枠から連対した2頭は14.15人気と、『函館は内枠有利』という先入観に浸食された結果が函館記念=荒れるに直結しているようにも思える。
てか土曜は雨不良スタート。どうなることやら。
函館競馬使用コース
Aコース(内柵を最内に設置)
1回函館全6日(6/10~6/25)
2回函館前2日(7/1~7/2)
ここで行われる重賞競走は函館スプリントS(GⅢ)
Bコース(Aコースから4m外に内枠を設置)
2回函館後4日(7/8~7/16)
最終週に函館2歳S(GⅢ)と函館記念(GⅢ)が行われる。
馬場の変遷
第2回函館3週目はBコース(Aコースから4m外に内枠を設置)を使用。
3コーナー
Aコース
Bコース
4コーナー
Aコース
Bコース
直線
Aコース
Bコース
ダート
- 昨年の第1回函館競馬終了後、ダートコース全面のクッション砂洗浄と路盤の点検、部分補修を行いました。
- クッション砂の砂厚は9.0センチメートル(従来通り)で調整しています。
- 乾燥が著しい場合は、競走馬の安全のため散水を行う場合があります。
芝
- 洋芝(ケンタッキーブルーグラス、トールフェスク、ペレニアルライグラス)の混生で施行します。
- クッション性確保のため、昨年の第1回函館競馬終了後にシャタリング作業を実施し、本年の開催前にエアレーション作業を実施しました。
- 芝の生育管理のため、中間日に散水を実施します。
A①昨年の第1回函館競馬終了後、3コーナーから4コーナーおよび1コーナーのコース内側を中心に約6,600平方メートルの芝張替を行いました。また、肥料散布・薬剤散布・芝刈り等の生育管理に努めました。芝の生育は概ね順調で全体的に良好な状態です。
A②1週使用しましたが、全体的に傷みは少なく良好な状態です。
A③3コーナーから4コーナーの内柵沿いに傷みが出始めましたが、その他の箇所は概ね良好な状態です。
A④3コーナーから4コーナーの内柵沿いに傷みがありますが、その他の箇所は概ね良好な状態です。
B①今週からBコースを使用します。柵の移動により傷みがカバーされ、全体的に良好な状態です。
B②3コーナーから4コーナーおよび正面直線にかけてコース内側に若干の傷みがありますが、その他の箇所は概ね良好な状態です。
JRAの発表は以上。
先週のコース替わりで4m外に柵を持っていってそれまで傷んでいた部分は9割隠されたが、1週使っただけでこれだけ荒れる。
函館競馬場:コース図
コース立体図(右回り)
コース平面図(右回り)
コース断面図(芝・右回り)
コース断面図(ダート・右回り)
引用:JRA:函館競馬場コ-ス紹介
夏の北海道開催のオープニングを受け持つ函館は右回りの競馬場。芝コースの1周距離は1626.6メートル(芝コースの距離についてはAコースの数値を用いる)、ダートコースは1475.8メートルと札幌競馬場(芝は1640.9メートル、ダートは1487メートル)より少し短いが、勝負どころのカーブを滑らかに回れるよう、3、4コーナーにはスパイラルカーブが導入されている。
一方では、ゴール板から1コーナーまでの距離が長めにとられているレイアウトのため、直線の長さは芝コースが262.1メートル、ダートが260.3メートルと、全場のなかで最も短い。この数字を東京・芝コースの直線にあてはめると、“坂を上り終えた地点からゴール板までの距離(300メートル)”よりも短い。それほど短い直線を背景に、レースではやはり逃げ、先行タイプの活躍が目立つ。反対に後方一気の追い込みタイプはかなりの苦戦を余儀なくされている。
もっとも、ほぼ平坦な札幌とは違い、コース全体の高低差は芝、ダートとも3.5メートル。ローカル競馬場(札幌・函館・福島・新潟・中京・小倉)の中では最大(芝の3.5メートルは中京と同じ)の起伏がつけられていることは見逃せない。 もう少し詳細に書くと、ゴール板から2コーナーにかけてはゆるやかな下り勾配、その後は4コーナーまでだらだらとした上り勾配が続き、最後は直線に向けてなだらかに下るというレイアウト。つまり、3コーナーから4コーナーにかけて小高い丘が設けられているのだ。
従って、2コーナーポケットからスタートを切る芝1200メートル、また、ダート1000メートルの序盤の先行争いはほぼ丸々、上り勾配で繰り広げられる。一方、向正面半ばにスタート地点が設けられている芝2600メートルでは、スタートからゴールまでの間に上り勾配を2回走ることに。勾配自体はそれほど急ではないものの、見た目よりもかなりタフな設定のコースと言える。
札幌と同様、「オール洋芝」の芝コースの“変化”にも注意を払いたい。梅雨と重なる函館の開催は雨の影響を受けることが多いが、芝コースの水はけは札幌ほどではない。洋芝はもともと、野芝より耐久性は見劣る品種でもあり、後半開催を迎える頃の芝コースは馬場の傷みが進行して、かなり時計を要するコンディションとなってしまうケースも少なくないからだ。
もちろん天候にもよるわけだが、各馬の道悪適性や洋芝適性が札幌以上に結果に反映されやすいこと、基本的には開催が進めば進むほど、タフな馬場を苦にしない“パワータイプ”の台頭が目立つことは頭に入れておきたい。
文:石田敏徳(2019年9月時点)
函館競馬場:今週の有利枠・不利枠
芝1000m とにかく脚の速そうな馬
2歳新馬戦のみなので眼力が試されます。
芝1200m 外枠有利
2コーナー付近のポケットスタートで最初のコーナーまで490m。どこでもいい。
開催が進めば進むほど極端な内枠が不利に。
芝1700m 無し(おそらく存在するだけ)
芝1800m 多頭数の外枠は先行馬には致命的
最初のコーナーまで僅か275m。さらにそこから緩い下り坂となっていることからも、外枠から無理に先手を取りに行くと膨れる恐れ。
2000m 中~外枠有利
4コーナー付近のポケットスタートで最初のコーナーまでは475m。
1200と同じくこういう条件では開催が進むにつれ内枠は厳しくなってくる。
2600m 多頭数なら外枠不利。
コースレイアウトからはそうなる。逆立ちしてもハイレベルなメンバーにはならないので、突出した馬がいたら堅いと思っていれば良いコース。
ダート1000m かけっこ
脚の速い馬
ダート1700m 枠順不問
枠順よりも器用さを優先しよう。また、北海道シリーズのダート1700mは結構持ち時計がモノを言う。
ダート2400m カオス
コーナー6回なら器用さのある逃げ先行馬優先。
めちゃくちゃな結果が頻発するので少額で無謀な穴狙いには最適。
結論
- 土曜日は泥田開催となる。
- 1000は芝ダ共にかけっこ。脚の速い馬。
- 1200,2000mは外枠。
- 1800で器用な先行馬。
- 2600は突出した馬がいる時だけ買え。
- ↓納得出来たら押してね
買う予定の馬
土曜
オッズの下落に嫌気がさしたのでここは有料(¥200)にしました。
言うまでもなく絶対の自信とかはないですが、根拠に筋は通します。
日曜
他場
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