東京競馬場の馬場状態
東京はBコース3週目(計6週目)
来週にはコース替わりを迎える3週目。既にここの常連さんには常識と理解されているであろう『内が荒れて来て普段以上に超外枠有利となる3週目の芝1600m』を狙う。
2000mや2400mのように普段から外枠不利な形状のコースも内側が荒れて来ると内枠の優位性も軽減し、扱いづらくなってくるので全てケンでも問題はない。
東京競馬使用コース
Aコース(内柵を最内に設置)
第4回東京1~7日(10/7~10/22)
平地重賞競走
10/7㈯サウジアラビアロイヤルⅭ(GⅢ)
10/8㈰毎日王冠(GⅡ)
10/14㈯府中牝馬S(GⅡ)
10/21㈯富士S(GⅡ)
Bコース(Aコースから3m外に内枠を設置)
第4回東京8~9日、第5回東京1~4日(10/28~11/12)
平地重賞競走
10/28㈯アルテミスS(GⅢ)
10/29㈰天皇賞・秋(GI)
11/4㈯京王杯2歳S(GⅡ)
11/5㈰アルゼンチン共和国杯(GⅡ)
11/11㈯武蔵野S(GⅢ)
Ⅽコース(Aコースから6m外に内枠を設置)
第5回東京5~8日(11/18~11/26)
平地重賞競走
11/18㈯東京スポーツ杯2歳S(GⅡ)
11/26㈰ジャパンカップ(GI)
馬場の変遷
第5回東京3.4日目はBコース(Aコースから3m外に内柵を設置)を使用する。
(最上段が開幕週で最下段が当週)
3コーナー
Aコース
Bコース
4コーナー
Aコース
Bコース
直線
Aコース
Bコース
ダート
- 第3回東京競馬終了後、路盤点検、補修およびクッション砂の洗浄を行いました。
- クッション砂の砂厚は9.0センチメートル(従来通り)で調整しています。
- 乾燥が著しい場合は、競走馬の安全のため散水を行う場合があります。
芝
- 野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行します。
- 第3回東京競馬終了後、クッション性確保のためエアレーション作業およびシャタリング作業を実施しました。
- 芝の生育管理のため、中間日に散水を実施します。
A①第3回東京競馬終了後、傷んだ内側を中心に約31,000平方メートルの芝張替作業を行いました。その後、肥料散布・散水等の生育促進に努め、8月下旬にオーバーシードとして洋芝を播種しました。野芝および洋芝ともに順調に生育しており、全体的に良好な状態です。
A②雨の中で競馬を施行したことにより、3コーナーから4コーナーの内柵沿いに軽微な傷みがあります。
A③向正面直線および3コーナーから4コーナーの内柵沿いに傷みがあります。
B④今週からBコースを使用します。柵の移動により傷んだ箇所は概ねカバーされ、全体的に良好な状態です。
B⑤内柵沿いに軽微な傷みがありますが、全体的に概ね良好な状態です。
B⑥コース全体の内柵沿いに傷みがあります。
JRAの発表は以上。
東京競馬場:コース図
コース立体図(左回り)
コース平面図(左回り)
コース断面図(芝・左回り)
コース断面図(ダート・左回り)
日本ダービーやジャパンカップをはじめ、数々のビッグレースが行われる東京競馬場は、日本競馬の「顔」と呼ぶにふさわしいスケールの大きな競馬場だ。コースは左回りで、芝の1周距離は2083.1メートル(芝コースの距離についてはAコースの数値を用いる)、直線の長さは525.9メートル。幅員も最大41メートルと非常に広い。
起伏の構成もチャンピオンの座を争うコースにふさわしいハードなもの。ゴールを起点に追っていくと、1コーナーから向正面半ばにかけて高低差1.9メートルの長い下り坂が続き、その直後、3コーナーの手前には、高低差1.5メートルの上り坂が待ち受ける。 最初の坂を上りきった後は短い平坦部分を挟んで下り勾配が続き、4コーナーの手前からは再び若干の上り勾配に。そして直線、残り460メートル地点から300メートル地点にかけては2つめの上り坂が設けられている。中山や阪神に比べると勾配自体はなだらかでも、高低差は2メートルに及ぶこの坂を上り切った後も、300メートル(函館・芝コースの直線の長さとほぼ同じ)走ってようやくゴールにたどり着く。コースを1周する間に“2つの坂”を上り下りするレイアウトは福島も同じだが、スケールは段違いなのだ。
新潟などのローカル場と違い、カーブの半径がゆったりしているため、コーナーでゴチャつく可能性も低い。さらに広々とした幅員をいかし、4つ(A、B、C、D)のコースを使い分けることによって、馬場の傷みの分散化が図られている。様々な面から“紛れ”の介在する余地が小さいわけで、馬の能力がストレートに反映されやすいコースと言える。
一方のダートコースは1周距離が1899メートル、直線の長さが501.6メートルと、正真正銘、日本一のスケールを誇る。バックストレッチとホームストレッチに2つの坂が設けられている起伏構成は芝コースと同じだが、直線の上り坂の高低差は2.4メートルと芝コースを上回る。こちらも非常にタフでハードなコースなのである。
それだけに新潟の外回りコースと同様、直線の末脚比べとなるレースが多い。差し、追い込み馬の活躍が他場以上に目立つこと、まくりはあまり決まらないことも新潟・外回りとの共通項。早くに動いて押し切るのは至難の業ということだろう。
ダートコースはフェブラリーS(GⅠ)の舞台となる1600メートルのみが芝スタート。また、障害レースは固定障害の専用コースを使用して争われるが、年に2回の障害重賞(東京ジャンプS、東京ハイジャンプ)では通常時より難易度の高い“重賞仕様”の障害(大いけ垣、大竹柵)が設置される。
文:石田敏徳(2019年9月時点)
今週の有利枠・不利枠
芝1400m 大荒れ要素多分に含む。
Bコース3週目では極端な内枠は引きたくない。瞬発力は欲しい。
芝1600m 圧倒的に外枠有利
なぜか外枠が嫌われる競馬界なので個人的に大好物でドル箱。
開催が進むと内枠が死ぬので結婚できるレベルに好き。
競馬を嗜む人間の大部分が勘違いしている素晴らしいコース。
今週は『内✕外〇』が露骨になる。
芝1800m 外枠不利
スタートから向こう正面の合流まで約150mしかなく、外枠を引く時点でツキがない。
芝2000m 圧倒的に外枠不利
秋天施行の超絶欠陥コースで多頭数の外枠引いたら人気でも軽く飛ぶ。
2400m (多頭数なら)内枠有利
(開幕週で多頭数なら)必然そうなるが、局面は週ごとに変化する。
芝2500m 2400mよりは平等。逃げ馬は少し減点。
2400mより100m後ろに下がる。
初っ端から長めの登り坂なので当然逃げ馬には良くない。
アルゼンチン共和国杯の舞台。平等だったでしょ?
ダート1300m やや内有利な魔窟
スタートから初角まで340m。
多頭数でグズグズしているとひたすら外を回る羽目になるので、ある程度は前に行く脚力が必要となる。
ダート1400m フラットな魔窟
スタートから初角まで440m。
枠順の影響は皆無で逃げも決まれば差しも決まる激ムズコース。
ダート1600m 断然外枠
芝スタートのダートは競馬場を問わず恒常的に断然外枠有利。これは抗いようがない事実。
ダート2100m 内枠有利。1角で膨れる人気馬を探せ
1角まで240mしかなく断然内枠有利は揺るがない。
中京ダ1800~1900m、および新潟ダ1800mと初角の入りが似ており、リンクする。
ここで膨らむ馬はかなりの距離ロスを被るので各馬の参考レースは見ておこう。
まとめ
- Bコースは今週まで。
- 内側は荒れて来た。
- 天候は微妙なので見ながら。
- 多頭数2000mの外枠は致命的。
- 全体的に「強い馬」に優位性が出て来る。
- ダート1600mは超・外枠有利の枠ゲー。
- 今週は芝1600mも超・外枠有利の枠ゲー。
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わからない時用サイコロ
迷った時に使う必殺アイテム。
4.6.8.10.12.20面体のなので相当遊べるので重宝してる。
どういうわけか10面体が2個入っている。スペアか?
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