こんにちは。エポカドーロ勝ちましたね。ぽぽんです。
昨日行われた第78回皐月賞(GⅠ)は戸崎騎乗のエポカドーロ(栗:藤原英)が離れた4番手から直線力強く抜け出し、2着⑭サンリヴァルに2馬身の差を付け優勝。
勝ちタイムは2.00.8。
見事牡馬クラシック第一弾を制したエポカドーロですが、この勢いで日本ダービー(GⅠ)も制し2冠馬となるのでしょうか。
それでは皐月賞出走各馬のレース後の短評を。
優勝 ⑦エポカドーロ
ハイペースで逃げる3頭を大きく離れた4番手で追走と、実質ミドルペースで逃げる形。抜群の手応えで直線に入りあっという間に突き抜けました。
展開と重馬場の恩恵を味方に付けた戸崎の好騎乗もありましたが、人気のステルヴィオとほぼ互角の能力を見せた前走内容・枠順・展開・馬場を鑑みて、そもそも戦前から人気が薄すぎたので美味しい思いをした方も多い事でしょう。
次走日本ダービーではダノンプレミアムという世代最強馬と初対戦となり雌雄を決する事となりますが、皐月賞組の筆頭格に恥じないレースを見せて欲しいものです。
2着 ⑭サンリヴァル
戦前の展開予想ではこの馬を含めた4頭がハイペースで逃げて全頭玉砕と踏んでいたので、エポカドーロを見ながらの6番手追走という藤岡佑介空前の好騎乗に拍手を贈りたいです。
新馬戦以外は全て中山2000mを使い、前走弥生賞でもワグネリアンやジャンダルムと差のないレースをしてきた馬ですが、逃げ組4頭にいるという先入観がこの馬を抜けにしてしまいました。
-12㎏での登場は後のない仕上げだったとしても、まさかあの位置(6番手)で競馬をするとは。これは藤岡の好騎乗と陣営の執念の結果であり、見事というほかありません。
3着 ⑩ジェネラーレウーノ
パドックではカリカリ。本来離れた5番手を進むと思われたこの馬は行く気に任せてハイペース集団の2番手でレースを運びます。
その時点では外しておいて良かったなと思いましたがバテバテになりながらもまさかの3着粘走。
逃げたアイトーンもそこまで着順を落としていないので、馬場に一因があるとはいえ追い込み勢の仕掛けが完全に遅れているのは明白。好走しているとはいえ気性的には2000mでも長そうです。
今後のクラシック戦線2000m以上では見切り、凡走した後に少し短い距離を使ってきたところで勝負をかけたい馬ですね。
4着 ⑮ステルヴィオ
大方の予想通り後方追走大外一気。今回は展開が向かなかっただけでしょう。
ただ、ダービーでは消します。マイルカップなら本命クラスです。
5着 ⑤キタノコマンドール
特に大したレース内容で勝ち上がってきたわけでもない3番人気⑤キタノコマンドール。
- 2戦2勝の底知れぬディープインパクト産駒
- ミルコ騎乗
- DMMバヌーシー所有で北野武さん命名という話題性
今までのレースを見てもまだ未完の上、どう考えても過剰人気なので消しでしたが、これはなかなかの器のようです。
ハイペースは先行3頭だけなのに最後方からの競馬はミルコの駄騎乗か、あるいはキャリア不足を露呈したのかこの一戦では測れませんが、ステルヴィオやグレイルと並んで上がり最速でここまで食い込んで来た事は評価すべきでしょう。
6着 ⑫グレイル
思った以上に好仕上がりなのでうっかり買い足してしまいました。。。
これもあれだけ後方からでは届きません。
共同通信杯が能力負けではない事ははっきりしました。
7着 ②ワグネリアン
私の評価はツイッターで示した通りですが、 一応トップジョッキーの一人だそうです。
騎乗馬ワグネリアンは仕上がり具合も気合い乗りも良く、まともなら勝ち負けに持ち込める状態。
折角好発を決めているのに後ろに下げて外枠の⑮ステルヴィオよりさらに外を回ってどう届くと思ったのか。。。
先日の大阪杯でのペルシアンナイトは珍しく上手く乗ったなと思いましたが、あれもムーアやデットーリなら脚を余さず差し切っていたんでしょうかね。
8着 ⑥アイトーン
後方勢の沈黙に乗じて入着。健闘しました。
9着 ③ジャンダルム
ここで来ない理由がない馬でしたがスタートで痛恨の出負け。
エポカドーロを見る位置でレースを進めていた馬が2着したことが悔やまれます。
おかげでさまで3連系は全部ハズレました。
10着 ①タイムフライヤー
走れるデキになく消し。その内どこかで巻き返すんじゃないかと。
11着 ⑧ケイティクレバー
ここでは力不足。
12着 ⑨オウケンムーン
スタートで前を狙う⑩ジェネラーレウーノに寄られ最後方まで下がる不利。
そのままリズムに乗れず惨敗。
これが最もレースをしていない馬なのでダメージは無いと判断。ダービーで人気急落なら抑えたい。
13着以下
力不足
そしてダービーへ
皐月賞馬エポカドーロをはじめ、ここで優先出走権を得た各馬は当然のように一生に一度の晴れ舞台である日本ダービーに駒を進めるでしょう。
2~4着馬はダービーで買う気は今のところ全くありませんが、敗戦組には巻き返しを狙える馬が数頭います。
本来ならばこの皐月賞で圧倒的人気になるはずだった2歳王者ダノンプレミアムもダービーには出走予定、さらには京都新聞杯や青葉賞などの主要トライアル経由組にも大器が潜んでいる可能性があり、牡馬クラシック戦線はこれからも目が離せません。
【皐月賞回顧】エポカドーロ完勝。戸崎の好騎乗が光った一戦
を最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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