こんにちは。見事に金杯で完敗したぽぽんです。
3日連続開催の中日に行われるのは、うら若き3歳牝馬によるマイル重賞『第34回フェアリーステークス(GⅢ)』
昨年は圧倒的強者のはずだった後のGI馬アエロリットをライジングリーズンが粉砕。この時期の3歳牝馬の一戦だけに一筋縄ではいかないはずなので当然穴馬を探す旅に出る事になります。
枠順
中山芝1600という外枠不利の条件で、キャリアの浅い人気馬は見事にその外枠を引きました。完全に穴狙いモードに突入することになります。
上位人気馬の短評
既に1~3番人気を買う事はありません。これは決定事項であり、明日の馬券戦略の鍵を握るのは4番人気以下の馬ということになります。とはいえ特に理由づけもなく「ただ人気だから外す」では筋が通っていません。
ここは1~3番人気の各馬に短評を付け、それ相応の理由によって君は私の馬柱に入ってないんだよという事を記していきましょう。現在2017.1.7 AM1.33です。
一番人気 ⑯テトラドラクマ
父ルーラーシップ 母父ファルブラヴ。いかにも今の中山にマッチしそうな血筋です。鞍上の石橋脩は、ご存知現3歳世代最強牝馬ラッキーライラックの主戦騎手であり、この馬がGI戦線に殴り込みをかけるなら必ず他の騎手に渡る馬です。ですが、仮にチューリップ賞あたりで石橋がラッキーライラックで不覚を取ろうものなら、彼女の手綱はデムーロに渡ります。
ということは石橋的にもここは保険としてキープしておきたい馬。勝負気配はアリと判断して良いでしょう。ですが中山芝1600では明らかに力上位と確信できるような材料がない限り買うわけにはいきません。無印です。
二番人気 ⑭プリモシーン
モーニング娘。の名曲ラブマシーンを彷彿とさせるヒット感のあるネーミングのこの馬が目下のところ二番人気に推されています。ディープインパクト産駒はこの手の重賞ではほぼ上位人気に推されますが、真贋を見誤るとひどい目に遭います。さらに舞台が京都や府中ならまだしも、厳寒期の中山ならディープよりもキンカメかステイゴールドが定石。現在一番人気のテトラドラクマを鬼脚で差し切って未勝利を突破している点、昨日の金杯をセダブリランテスで幸先よく制した戸崎の手綱というところにも好感が持てますが、やはり⑭がネック。外枠の人気馬という致命的欠陥を拭うまでの買い材料にはなりませんので度胸の無印です。
三番人気 ⑦トロゼトワル
新馬を福永か川田で勝つ馬は基本的にポテンシャルのみで勝ちます。なので前走のアルテミスステークスで最強ライラックから0.4差の4着なら及第点なところですが、鞍上が引き続き福永。金杯のカデナのレースぶりを見ても、道中抜群の手応えで良い感じに上がって行くのを見た時、「お。カデナ復活あるか?」と一瞬思った方も多いんじゃないでしょうか?その後遥か大外を回って行くのを見、やはり福永は福永でしかないんだなと改めて思いました。基本彼はよほどの化け物でない限り重賞は着狙いなので信頼を置けません。無印。
上位人気を全てオミットして浮かび上がる本命馬
◎⑫ジーナスイート
父ステイゴールド 母父メジロマックイーン。そうです、オルフェーヴルやドリームジャーニー、そしてゴールドシップと同じ黄金配合のこの馬が今回の本命。現在11番人気という素晴らしいポジションに位置しています。
黄金配合も勿論好条件であることは間違いないですが、特筆すべきは彼女の母であるディアジーナの存在。ディアジーナは2009年のクイーンカップで阪神JF2着のダノンベルベールを破り、フラワーカップで2着に惜敗したものの、続くフローラステークスを制し、勇躍挑んだオークスではブエナビスタとレッドディザイアに続く3番人気(5着)に推されたほどの馬です。三歳春までが賞味期限だった母の血を色濃く継いだのか、葦毛に生まれ落ちたのもオールドファンの心をくすぐります。逃げるかどうかなど全くわかりませんが、ここは血統で狙い撃ちです。
まとめ
現3歳牝馬世代はラッキーライラックとリリーノーブルが完全に抜けていますが、ディアジーナの娘ジーナスイートが一石を投じてくれる事を願い、単複一本とします。
どうしても相手を選ぶならば⑩スカーレットカラー。500万下でリリーノーブルの2着があるならオープン馬とみなして良いでしょう。
2強に割って入る馬はここにいるか?フェアリーステークス展望
を最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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