2023年6月18日㈰に阪神競馬場で行われた第28回マーメイドステークス(GⅢ)は、西村淳也騎手騎乗の1番人気ビッグリボンが優勝。
兄の菊花賞馬キセキが幾度となく2~3着に泣いた阪神の重賞を妹は一発で制覇してみせた。
2023 マーメイドステークス(GⅢ)
各馬短評
今回は暴走の逃げ馬3頭から。
13着 ②シャーレイポピー
- 能力不足&距離が200m長いことは明らか。
- 逃げ候補の③⑩の脚が遅く、スロー想定のレースなら「思い切って行ったれ」の発想は悪くない。
- しかもコイツが行くと思っている人間は中(騎手)にも外(ファン)にもほぼ皆無。
- 穴馬で勝ちに行く手段として意表を突くのは当然。非難するのはお門違い。
- 聖奈と風馬ついて来ちゃった。
- 1000通過57.3w
12着 ⑩ハギノメーテル
- 逃げの指示が出ていたと想定。
- 騎手はペース読みを出来るレベルに無い。
- 馬も力不足。
11着 ③ヒヅルジョウ
- メーテルはともかくシャーレイポピーは誤算。
1着 ④ビッグリボン
- 格上挑戦だらけのメンバー。能力上位明らか。
- 中山以外での安定感は特筆もの。
- ハンデも妥当。
- 前走はやや不利を受けての敗戦。
- 同様に今回も何かに足元を掬われてもおかしくはない。
- 道中執拗に外から瑠星に蓋をされるも押し返す。
- 先行各馬を交わした後はウインマイティーとの競り合いを制す。
- バカ逃げの3頭および2番手集団の4頭は1000m時点でほぼ圏外で3番手集団(8番手以下)には展開利あり。
2着 ⑧ウインマイティー
- 戦って来た相手が違い過ぎるもハンデは0.5~1㎏恵まれる。
- 伸びあがるようなスタート後は馬なり追走。
- 自在の脚質はやはり大きな武器。
- 速いペースの中、1000通過時に瑠星と淳也は少し追う気を見せるが和田は動かない。
- 騎手の能力もこの中では抜けていた。
- ハンデ差1㎏で着差は僅かだが、結構完敗に近い。
3着 ⑤ホウオウエミーズ
- 調教の動きは〇。
- 良績が渋馬場に限られ、高速馬場に疑問符。
- 最初からついて行こうともせず最後方待機。
- 前が勝手に潰れる展開利。
- OP勝ちは結果的に見れば今回のメンツでは格上。
4着 ⑬ゴールドエクリプス
- 煽るようなスタートから持ち直したら今度はビジンに寄られて膨らんだサンカルパにタックルしそうになるもなんとか回避。
- 後方追走から4角でウインマイティーに並びかけるがその後は力負け。
- 後方待機で展開利受けるも、51㎏でこれだとまだ物足りなさ残る。
5着 ①シンシアウィッシュ
- 行く気を見せたが隣の②シャーレイポピーの押し方を見て無理と判断し控える。
- 恐らく外枠ならもう少し押してしまっていて大惨敗だったかも知れない。
- そこまではいいが2番手集団(6.11.1.12)の中にいる展開は厳しい。
- 最後垂れたがこの展開ならここまでが限界。馬は頑張っている。
6着 ⑦ビジン
- スタートでサンカルパに寄ってかからせる。
- 馬なりでこのペースを4番手追走出来るスピードは今後の魅力。
- 4角先頭で見せ場を作ったようになっているが、根本的に仕掛けが早い。
- これ強いな。良い騎手乗っければ結構やれそう。
7着 ⑨ストーリア
- 作戦「ビッグリボンを徹底して閉じ込める」
- 逆に押し返され、終始苦しそうに走る。
- 余計なことをしなければ後方追走の展開利を受けれたかもしれないが、ここで戦意喪失。
8着 ⑦ランスオブアース
- 後方勢で好走していないのはこの馬だけ。論外。
9着 ⑫サンカルパ
- 悪枠も、好調教+51㎏。
- シンシアウィッシュより能力上だが2000適性はどうか?
- スタート直後にビジンに寄られ、外から来るゴールドエクリプスに挟まれ、かかる。
- ただでさえ外枠不利の条件で外からこのハイペースをかかって先行グループ。
- 途中なだめているがさすがにキツイ。
- こんなんでよく4角で見せ場作れたな。
- 能力はあるが、不安定な馬。が現状評価。
- 福島や中山の1800でもう一度狙ってみたい。
10着 ⑥タガノフィナーレ
- 状態は悪くないものの3勝クラスでも通用しない能力では50㎏でも厳しい。
- さらに先行では惨敗して当然か。
まとめ
-
- シャーレイポピーの逃げは勝負としての康太の作戦。
- 1000通過57.3は本来の逃げ馬にペースが見えない聖奈が絡んだ結果。
- 2番手グループ(2.3.10)-(6.11)(1.12)までの7頭にはほぼノーチャンス。
- 落ち着いて後ろで進めた能力・実績・人気全て上位の2頭での決着。
- 3着は格上だったにしても棚ぼた。
- ビジンは結構やれる馬と判明。良質な鞍上確保急務。
- ↓そんなとこですかね。
参考
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