【重賞レース回顧】第67回大阪杯(GI)ジャックドール

重賞レース回顧

2023年4月2日㈰に阪神競馬場で行われた第67回大阪杯(GI)は、絶妙の逃げを打った武豊騎手騎乗の2番人気ジャックドールが1番人気の2冠牝馬スターズオンアースの追撃をハナ差凌いで優勝。金色のスピードスターが遂にGIタイトルを手にした。

大阪杯(GI)

各馬短評

1着 ⑨ジャックドール
  • 秋天の敗戦は藤岡のミス(消極騎乗)。香港はチグハグ。昨年の大阪杯は落鉄と全て理由あり。
  • 能力・追い切り・馬場適性・展開全てに於いて最上位評価。
  • パドックではやや立派もアハルテケ状態。
  • 馬券的妙味により〇まで。
  • 勝ちの条件「前半58.7より遅く」を忠実に実行した武豊の手腕。
  • 色気のある馬に乗った岩田&行けたのに控えた北村による駄騎乗も追い風。
  • 今回は2番目に強い競馬をしている。
2着 ⑪スターズオンアース
  • 実質三冠牝馬。
  • 仕上がり上々。
  • 軽い出遅れ。後方から進めるが、1000m通過でルメは誰よりも先に「マズイ」と気付いている。おそらくルメはもう少し他が競りかけると見ていたのだろう。
  • 1頭だけ後方から猛追するもハナ差届かず。
  • この強さで桜花賞時は7番人気だったみたい。
3着 ⑬ダノンザキッド
  • 前評判イマイチ。追い切りも低評価。
  • ゲートでの不安があるため、おそらく一生△までしか打てない難しい馬。
  • これまで阪神(1.1.1.0)
  • 絶好の先行4番手からダノンザミサイル。
  • 後の祭り。
4着 ⑦マテンロウレオ
  • スタートから武豊についていっての3番手。
  • 展開利、馬の能力をフル発揮させての4着。
  • 横山典「負けただけ。最高の競馬だった」
  • 異議なし。
5着 ②マリアエレーナ
  • 前走メイチだが走っていないため好状態キープ。
  • 枠の並びで若干の不利は懸念されている。
  • やはりスタートで岩田パパに遠慮。
  • 行かずに後方待機はナンセンスだが、これも枠運。
  • 直線のコレ↓は関係ない。あっても4着。
6着 ①ジェラルディーナ
  • ソダシに次ぐ現役2位の枠運を持つ馬だが今回は不遇枠。
  • GIの舞台でC.デムから望来へのチェンジは明確なマイナス材料。
  • ジャックドールのペースが守られればまず届かない超危険な人気馬。
  • 次は4/30㈰香港でQE2S(GI)。C.デム騎乗予定。
7着 ⑭ヒシイグアス
  • 5番手追走は絶好。最後伸びなかった理由を探る作業。
  • 2週前と1週前にガチって当週軽めで-18。
  • 中山記念が+12だったこともあり外見上は問題ないが、高松宮記念のトウシンマカオ同様、「仕上げ過ぎた」事に加え、今回は輸送が堪えた可能性はある。
8着 ④ノースブリッジ
  • 重賞2勝は展開利による面も大きく力は一枚劣る。
  • しかしながら今回はジャックの番手に付けるだけでいい。
  • とりあえずインに望来がいるので外にタックル。⑤ワンダフルタウンが壁になり⑥ヴェルトライゼンデに届かず
  • 色気のある馬で無理をせず、岩田パパ番手すら取らず。
9着 ⑥ヴェルトライゼンデ
  • 追い切り考察でも述べた通り本調子には無く、今回は実力発揮に懸念。
  • つまり今回は川田・好枠だけの過剰人気。
10着 ⑩ポタジェ
  • 出負けした⑪スターズオンアースに微量の追い打ち。
  • 追っつけて行く気を見せたが付いて行けず、衰え顕著。
11着 ⑧ラーグルフ
  • 中山記念(GⅡ)は終始外々外々外々で相当強い競馬。
  • ド・絶好枠で戸崎なら中団くらいには付けてくれると期待。
  • 行き脚付かずほぼ最後方。。。。。。。。。。
  • 追い切りは上々だったが、-10㎏でこの行き脚の悪さは輸送が堪えた可能性。
  • 後方からの競馬で3頭並びの上がり2位は不満。体調悪かった説濃厚。
  • 近いうちにまたチャンスは来る。
12着 ③モズベッロ
  • ラーグルフ同様どう足掻いても届かない位置からの競馬。
  • 夏のハンデGⅢで重馬場ならまだやれちゃいそう。
13着 ⑫キラーアビリティ
  • 力量的にここでは劣る。
  • 1コーナー入りまでに外からどんどん来られて思うような位置取れず。
14着 ⑤ワンダフルタウン
  • スタートで横からぶつけられる。
15着 ⑯ノースザワールド
  • 大外から行く気を見せ、ジャックドールのペースを崩すかに見えたが控える。
  • ノースブリッジも競りかけず、この時点でジャックドールに追い風。
  • 仮に玉砕の逃げを打っても結果は同じで、4角で手応えが無くなっている事からここでは力不足だった。
16着 ⑮ヒンドゥタイムズ
  • 枠順、力量的にも出来る事はしている。
  • さすがにここは家賃が高かった。

まとめ

  • 素質馬ジャックドールがようやくGIタイトルを手にしたのは素直に嬉しいこと。しかしながら武豊の絶妙なペース配分と、それを助長する事になった他の先行馬の意味のない控えがこの上ない展開利を彼に齎したのは紛れもない事実。
  • 1000m通過58.9で他の後方勢が動かない中、危険を察知して押し上げて行ったルメールの騎乗は見事。彼にとっての誤算は誰もジャックドールに競りかけて行かなかったことだろう。
  • ジャックドールの次走は6/25㈰の宝塚記念(GI)が有力視される。梅雨時で未知の2200mという条件を克服出来るかがカギとなる。

参考

ぽぽんのおねがい

話題の川田本

人気が欲しいです(´;ω;`)


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プロフィール
ブログ管理人
ぽぽん

【競馬歴】ミホシンザンが春天を制した日に父に東京競馬場に連れて行かれてから36年。初恋はダイナアクトレス。
【卒論】ヘイルトゥリーズン系の今後
【職歴】大学卒業後大手飲料メーカーに就職も博打の方が数倍割がいいので退職。4号機時代を全力で堪能したあとは体力の限界で引退。心を入れ替えて会社員に戻るも超つまんないので2022年に起業。
【お住まい】千葉県の農地

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