京都牝馬ステークス（GⅢ）
2/18㈯に阪神競馬場内回り1400ｍで行われる京都牝馬ステークス（GⅢ）の追切りと考察。飛び抜けた馬が不在のフルゲート18頭に加え、この時期の牝馬特有の事情も相まる大混戦を制するのはどの馬か。
それでは追い切り内容を踏まえて考察をしていこう。
追い切りと考察
①サブライムアンセム
ｃｗ ｃ+ 馬なりで動き以上に早い時計。体調はＯＫ。
- スワンＳは休み明けで反応が今一つ、ターコイズＳは最後の直線詰まりが寒い。
次は巻き返しに期待できる内容だった。 - 57㎏がやや懸念されているようだが、2023年に入ってからそれを懸念した者を嘲笑うかのような結果が頻発。
（先週のバレンタインＳ2着のルフトシュトローム60㎏等)
②ディヴィーナ
ｃｗ ｃ ややもっさり。
- 走る姿を見ているとなかなか息の入りづらい馬で、これでよく条件戦とはいえ2000ｍクラスで好走出来てたなと思うほど。クラス挙がって成績は落ちたが陣営の方針は間違っていない。
③フェルミスフィア
ｃｗ ｃ 早め栗東入り。スカイグルーヴに遅れたがあちらは100％のデキで仕方なし。この馬の動き自体は悪くない。
- こちらもこれが引退レース。今年絶好調の杉原と有終の美を飾りたい。
- 4歳時の大スランプを乗り越えてのOP入りは見事。
- ターコイズＳは軽ハンデとはいえ重賞級と差のない競馬が出来ている。
- 別定戦の今回は少し厳しいか。
④メイショウミモザ
坂 ｃ ほぼ馬なりもキビキビした脚捌きで登坂。万全。
- 昨年の阪神牝馬Ｓ（GⅡ）勝ち馬がブービー人気。
- 走る時は目の覚めるような強さを見せる。
- 100％ピンパー。
⑤ララクリスティーヌ
ｃｗ ｃ 終始ダラダラ走って最後だけ帳尻。不満。
- スワンＳの快走はぽぽんの財布に小さくない爪痕を残した。
- 明良で5戦3勝2着2回。高速決着もOK。
- レースセンス高く、混合GⅡ2着は実績上位。
- 1番人気の明良とは…
⑥ルピナスリード
坂 - 楽走 ヴェルテックスと併入。向こうもほぼ歩いている。
2/11㈯のｃｗが実質追い。終い11.9-11.3ならぼちぼち。
- 3歳世代主役候補に躍り出たファントムシーフの半姉。
- 前走は川田の1番人気で飛ぶという失態を犯したが、約1年ぶりのOPにしてはよくやってる。
- やや追走に苦労していたので200ｍの延長は良さそう。
⑦テンハッピーローズ
坂 ｃ 気性面の成長が見られないため信頼置きづらい。だがしかし。
- 鞍上の意思に背く面を見せるように気性面に課題が残る。確かな才能はあるのだがこれが出世を妨げ、今一つ安定感に欠く成績に繋がっているのだろう。
- 斤量恩恵のないリステッドの聖奈→福永。鞍上強化というよりもはやドーピング。
⑧ヒメノカリス
坂 ｃ 軽快に駆け上がる。フィニッシュも及第点。
- 漸く軌道に乗って来た頃に引退レース。ここはうまく幕引きにしたい。
- 2走前の勝ち馬アグリは今年中にも重賞制覇ほぼ確レベルの馬。
- イーガンが上手かっただけだったらOUTだがそうではなさそう。
⑨ボンボヤージ
映像無し
⑩シゲルピンクルビー
坂 ｃ びっしり追って前走時より良化か。
- 前走は休み明けながら結構やってきたが、結果まだ太かった（+10）。
⑪コムストックロード
ｗ ｃ 気負って走る面があり、1400ｍはギリギリか。
- 良いところはあるのだが少しでも相手が強いと簡単に負けてしまう。
- 今回は引退に賭けるメイチな馬も多く苦戦必至。
⑫サトノアイ
映像無し
⑬ウインシャーロット
ｃｗ ｃ 走りづらそうの極み。まともに追えていないのは不安材料。
- 体調面はパドックで再確認必須。
- ターコイズＳ（GⅢ）で中山1600ｍ外枠先行という結構キツめのレースをしながらも連覇したミスニューヨークと首差の2着は本馬の重賞制覇が時間の問題だという事を全国に知らしめた。
- 通算（4.6.2.1/13）という現役屈指の安定感は素晴らしいものがあるが、ソウルラッシュやジャスティンカフェなどGIには少し足りてない男馬にも歯が立たないレベルということは認識しておくべき。
⑭ミスニューヨーク
坂 ｃ ゆったり行かせ、最後だけ気合い付け。平行線。
- ターコイズＳ連覇で重鎮熟女の仲間入り。
- とはいえ本来ならもっと早く重賞は勝ててたような馬。
- 外枠は先行馬には厳しいが追い込みにはさほどでもない。
⑮ルチェカリーナ
坂 ｃ さほど追っていないがノタノタしている。
- 阪神Ⅽ（GⅡ）が少し走り過ぎたか。
- 堅実派だが4着以下4回中3回が阪神。コース（1.1.1.3）で相性疑問。
⑯ウォーターナビレラ
坂 ｄ まだ7～8分もない。
- この馬は強敵相手にしばらく人気を落としてうっかり1800の重馬場やダートに出てきたらそこ勝負と以前お伝えしたが、それに近付きつつある。
- ただし、本質的に合う舞台はこの1400～1600ｍ。
- 阪神1400ｍの外枠先行馬は大幅割引。
⑰スカイグルーヴ
ｃｗ ｃ+ 早め栗東入り。吹雪の中を長めから馬なり猛時計。
- 引退レースに向け、悔いのない仕上げで状態は100％。
- 前2走の凡打をチャラに出来る状態にムルザバエフ配備で戦闘態勢整う。
- なのに痛恨の⑰番枠はあまりに憐れ…
- それでも最後の一発に賭ける手はあるっちゃある。
⑱ロータスランド
坂 ｃ さすがに時計はぼちぼちだが絶頂期ならもっと良い。
- 完璧に仕上げた前回の敗戦が途轍もなく痛い。
- 今回は前2走より相手は数段落ちるところに活路。
- よりによって大外。先行馬にとってここの外枠は鬼門。
上位評価
ｃ+ スカイグルーヴ 引退レースに完璧に仕上げた。2戦目の京成杯（GⅢ）で牡馬相手にほぼ手中に収めた勝利をこぼしたことを皮切りに3度の重賞2着。
既に枯れ果てているなら無事を祈るだけだが、可能ならば最後の最後に1つでも勲章を獲らせてやりたい。
ｃ+ ①サブライムアンセム 十分巻き返せるデキにある。
まとめ
この2頭から手広く。
その他
小倉大賞典：追い切りと考察
2/18㈯阪神競馬場の馬場
今週の馬場考察：阪神
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