東京競馬場の馬場状態
東京はAコース2週目。4/30㈯には青葉賞(G2)が組まれ、2着馬までに日本ダービー(G1)の優先出走権が与えられる。先週のフローラS(G2)もそうだが、一生に一度しか出走が叶わないダービーやオークスに向けてのトライアルが内枠有利という事実は我々ファンのみならず、競走馬やその関係者にとってもつくづく
運って大事だな(´・ω・`)
と考えさせられる。
青葉賞の好走枠傾向
幸いなことに今年の青葉賞はフルゲート割れで出走は14頭。過去10年中8回で一桁馬番の馬が勝利し、二桁馬番からは12頭立ての2017年⑩アドミラブル、18頭立ての2014年⑪ショウナンラグーンの2頭が勝利している。また、8枠(ピンク帽)からの好走例は2016年⑬レーヴァテインの3着が一度あるのみと、露骨な内枠有利が見て取れる。
今週の追い切りを見て、軸として見ていたレヴァンジルはやや外目の⑪、こっそり買い続けているグランシエロは⑭を引いて笑いを取りに来た。さらにPOG馬のダノンギャラクシーは絶好枠④を引いて取り消し。
木曜日に発表された天皇賞・春(G1)の枠順には及ばないが、コレには多少首を傾げざるを得なかった。
しかし決まった事は変えられないので本題に入ろう。まずは先週もご紹介した東京競馬場の使用コースについて。(今週はAコース使用)
東京競馬使用コース
Aコース(内柵を最内に設置)
2回東京前6日(4/23~5/8)。ここで行われる重賞競走はフローラS(G2)、青葉賞(G2)、NHKマイルカップ(G1)。
Bコース(Aコースから3m外に内枠を設置)
2回東京7~10日(5/14~5/22)。同京王杯スプリングカップ(G2)、ヴィクトリアマイル(G1)、オークス(G1)。
オークスは内枠が激不利枠となることは絶対に覚えておこう。並の馬では話にならない事は以下👇に記してある。
Ⅽコース(Aコースから6m外に内枠を設置)
2回東京11~12日、3回東京前4日(5/28~6/12)。同日本ダービー(G1)、目黒記念(G2)、安田記念(G1)、エプソムカップ(G3)。
Ⅾコース(Aコースから9m外に内枠を設置)
3回東京後4日(6/18~6/26)。ここは3歳ダートのユニコーンS(G3)と東京ジャンプS(J・G3)のみで平地芝重賞競走は無い。
東京開幕週の馬場状態
次に要所の画像。開催初週は緑の絨毯(上段)→今週は少し痛む(下段)
3コーナー
4コーナー
直線
3コーナーから4コーナーの内柵沿いに傷みが出始めました。
JRAの発表は以上。先週末は土日共に良馬場で行われたとはいえ降り続く雨の影響か、開幕週の東京にも関わらず出色と言える程の時計は出ていない。
そして先週に引き続き今週も金曜に大雨。4/30㈯は晴予報だが、これでまた含水率が通常よりチョイ増しの良開催ならそれこそチート級の水はけ。なお、5/1㈰の降水確率は60%となっている(日本気象協会)
先週日曜3Rの未勝利戦(1400m)で⑱マンドローネがひたすら詰まりながらも上がり3F33.1という一頭だけ別次元の末脚を繰り出して圧勝したが、そういう例外を鵜呑みにしてはいけない。慌てなくても外差し馬場はNHKマイルカップ(G1)のある来週到来する。
今週は内枠前目有利で始まるが、雨で緩んだ地盤は内から徐々に耕される。土曜日は縦長の展開が予想されるレースが多く組まれているため、必然経済コースを通ろうとする騎手心理からほぼ全馬が内を通るだろう。直線がどのようにバラけるかで日曜以降のインの痛みがある程度判断できると思われるので、パトロールビデオ等で事後確認することを強くお勧めする。
想定通りであれば、元々枠による有利不利が日本一小さい東京1600mで、最初から馬場の良くなるであろう外枠を日曜は狙おうかと考えたが、残念ながら日曜の1600m戦は2鞍共に10頭立てと少頭数で妙味は無さそうだ。
不利枠
芝1800~2000 外枠
スタート後すぐに2コーナーを迎えるため。特に2000mでの外枠は致命的になる事が多い。30㈯10R府中Sで圧倒的人気が予想されるグランオフィシエは⑱で力を試される。
芝2300 外枠
今週は該当レース無し。2300mは1コーナーまでの距離が約250mと短めなので本来はやや外不利。
2400m 外枠
青葉賞をはじめとして今週は3鞍組まれている。いずれもそれほど頭数が多くないので内の方がいいだろうくらいに留めておこう。1400mと2400mは最初のコーナーまで350m程あるので余程の多頭数でない限り巷で言われているほど枠に神経質になる必要はない。メンバーを見渡し、展開を重視しよう。
引用:JRA
美味しい枠
芝1600m 外枠
日本一フラットなコースである東京マイル。最初のコーナーまで542mあるのでどこを引こうが基本的に関係なく、各馬出たなりで思い思いの位置取りが可能。
外枠だからという理由で力が違う馬でも人気がやや落ちるので格好の狙い目となる。
結論
基本的には先週とほとんど考察は変わらない。天候も先週を踏襲しているようなので翌週のNHKマイルカップに向けてしっかりとインを耕しておいて欲しいものだ。
- 基本的にイン前
- 来週には外差し馬場に変わる
- 2000mの外枠は致命的
- 1600mの外枠は狙い目
土曜のおすすめ
4R ②ルージュエクレール 未勝利は確勝レベル。相手未定。
11R ⑪レヴァンジル 奥がありそうな雰囲気。ゆりかもめ賞も好内容。相手③
日曜のおすすめ
悪魔的な水はけの良さで回復した土曜日の馬場は10Rの府中S(3勝クラス)で2000m1:58.1(良)を叩き出した。日曜の降水確率は40%だが、少なくとも降る前は高速馬場を想定して構わないだろう
5R ⑬カヨウネンカ またしても馬場傾向と逆枠を引き、距離延長も少し嫌われた。少しでも人気が下がった今回は買い時。
8R ①レフトゥバーズ 2勝クラスの馬ではなく、高速馬場も向く。
コメント