週末の関西は雪の恐れありで金曜前売り中止となり穏やかじゃない様子。
内心、今週の小倉と中京の芝レースは比較的平穏に収まるのではないかと考えていたので少し残念である。
各競馬場の馬場状態
東京
開催2週目のDコース(Aコースから9m外に内柵を設置)
先週は白富士Sでジャックドールが1:57.4で楽勝したようにスピードと先行力優先の馬場で、外に進路を求めた例外は外埒が大好きな異端児リフレイムくらいだ。
では恒例の写真解説。上が先週(撮影日が1/22となっているがこの週は中山開催)、下が今週だ。
3コーナー
4コーナー
直線
多少の蹄跡はあるが、絶好の良馬場と見て問題ない。ただでさえ2か月以上も開催から遠ざかった上にDコースであれば、たかが一週しかも良馬場での使用で大きく損傷する事はない。先週同様スピードと先行力優先の馬場となる。
後方勢ならパワー優先だった年末の中山で不発に終わったキレる末脚を持つタイプも巻き返しが狙える舞台だ。
中京
年末にも開催し、年始からAコース4週、続いてBコース2週。流石にもう内は厳しいだろう。
3コーナー
4コーナー
直線
比較写真を載せるまでもなく荒んでいる事が丸わかりだろう。
コース替わりの先週は混沌と踏んだ。1/29㈯は逃げ~追い込みまでなんでもありな馬場。1/30㈰は10Rこそ力のある先行馬3頭で決着し、11RシルクロードSも少しは我慢を覚えたメイケイエールが4番手から力の違いを見せたが、逃げ馬は全滅し、先行馬も概ね散った。
注意点は、外が伸びるのは言うまでもないが、上がり最速を叩き出せば届くという簡単な馬場でもないという事。
中京の最終コーナーはご存知の通りスパイラルカーブ。後方からバカの一つ覚えで外に出すにはそれなりのリスクが生じる事になる。かといって強引に馬群を割ろうにも皆求める進路は似通う。どう乗れば勝利に近付くのだろうか?
ここで先週の中京芝コースで馬券になった騎手を並べてみよう。
1/29㈯
- 5R 松山 池添 幸
- 7R 松田 柴山 望来
- 9R 松山 和田 古川
- 10R 川田 望来 松田
1/30㈰
- 5R 横典 田辺 佑介
- 6R 松山 団野 池添
- 9R 松山 富田 佑介
- 10R 松山 酒井 横典
- 11R 池添 田辺 丸田
土曜7Rこそ謎な人選になっているが、9鞍中8鞍で明らかに経験豊富な名手が勝利を収めている。
如何にロスなく荒れ地を踏まずに抜け出すか。
単純に外差し馬場で逃げ先不利と考えず、この馬場を攻略する思考を持ちながら馬を誘導出来る鞍上をしっかりと乗せて来た馬には一目置いて損は無いように思える。
また、開催が進んでインが荒れた状況と言えば11月後半、および12月後半の阪神。
右回りから左回りに変わるが、ここでの成績は今週リンクしてくる可能性は大きい。同様の事は小倉にも言える。こちらはほぼ平坦になるが右回りのままだ。
冒頭で今週の中京・小倉は平穏に収まるだろうと予測したのはこれが理由である。
小倉
4週目を迎えるが既にインは死んだ。
まずは写真だが趣向を変える。上が開幕週、下が今週だ。
3コーナー
4コーナー
直線
3~4コーナーは確かに酷いが直線は些かマシに見えなくもない。
お世辞にも名手と呼ばれるような鞍上が逃げ馬に騎乗しておらず、かなりハイペースで進むレースが多い事もあって、直線は外々から豪脚一閃ゴール前で様相一変の結果になる傾向。
しかしながら直線外々の意識が皆強すぎて外を回し過ぎている。これを踏まえれば、コースロスの少ない「やや」イン突きも今週は目がありそうだ。
となれば前述した阪神開催からの先行好走馬は常に経済コースを通れる分、人気面でも後方待機組より妙味ありだろう。
一つ気になったのが1/30㈰の11Rでメイショウミモザが叩き出した1200m1:07.3。並のペースでは出ない時計であり、それを誘発したのは前半3Fを32.8で飛ばしたルーキー松本であることは否めないが明らかに出色の時計。
これをフロックと見てはならない事をお伝えしておく。
土曜のおすすめ
東京
5R ⑫ダノンギャラクシー
中京
10R ⑥アルーリングウェイ⇔⑨ルージュラテール
日曜のおすすめ
東京
9R ⑦グランシエロ
10R ⑬シゲルタイタン
小倉
6R ⑮アスターディゴン
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