10/24㈰、今年も菊花賞(G1)がやって来る。
皐月賞馬エフフォーリア、ダービー馬シャフリヤール共に登録が無く、巷では低レベルな混戦と揶揄する声も聞こえるが、むしろその声は今年に限った事ではない。
世界的に見ても、現代競馬では1600m~2400mでの活躍が良しとされ、日本もその例に漏れず、長距離戦である天皇賞・春や菊花賞は「時代にそぐわない低レベルなレース」として語られる場面も多い。
本当にそうなのか?
では、「時代にそぐわない低レベルなレース」であるはずの菊花賞の過去10年を振り返ってみよう。
菊花賞(G1)
過去10年
2020 コントレイル
8代目3冠馬。JC2着、大阪杯3着。
2019 ワールドプレミア
今年の天皇賞・春を制覇。
2018 フィエールマン
天皇賞・春連覇。その後天皇賞・秋2着、有馬記念3着。
2017 キセキ
菊花賞後にG1で2着4回。
2016 サトノダイヤモンド
直後の有馬記念でキタサンブラックを撃破。
2015 キタサンブラック
2016、2017と2年連続年度代表馬。
2着リアルスティールは国際G1ドバイターフ制覇。
2014 トーホウジャッカル
菊花賞馬後の勝利なし。
2着サウンドオブアースはJC2着、有馬記念2着。
3着ゴールドアクターは翌年4連勝で有馬記念制覇。
2013 エピファネイア
皐月賞、ダービーの2着馬。翌年JC制覇。種牡馬として大成功。
2012 ゴールドシップ
同年の皐月賞、有馬記念制覇。G1を6勝。稀代の暴れ馬。
2011 オルフェーヴル
7代目3冠馬で史上最強クラスの名馬。凱旋門賞2年連続2着。
まとめ
- 皐月賞は速い馬が勝つ。
- ダービーは運の良い馬が勝つ。
- 菊花賞は強い馬が勝つ。
古くから語られてきた3Kだ。
議論の余地は無く、菊花賞馬は強い。過去10年の勝ち馬でその後活躍出来なかった例は2014年のトーホウジャッカルのみだが、この年は2,3着馬が後に代役を果たしている。
今年の菊花賞も強い馬が勝つであろうし、低レベルなレースなどにはならない。
素直な目で混戦を楽しもうではないか。
昨年の菊花賞はコントレイルがアリストテレスの猛追を凌いで3冠達成。
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