9/12㈰の中京競馬場では第35回セントウルS(G2)が行われる。
土曜中山の紫苑Sでは本線2頭がガチで出遅れて悲しみに暮れたが、今度はキッチリ好発を決めていただき、後腐れの無いレースを見たいものだ。
では全頭診断を始めよう。
セントウルS(G2)出走馬全頭診断
①ボンボヤージ
〇 順調に使って来たアドバンテージはある。
✕ 外差し有利の北九州記念で通用せず。今回は更に相手強化で。
②シャインガーネット
〇 重賞勝ちのある相性の良いコース。1200は初で未知の魅力。
〇 勝てば克駿はサマーチャンピオンジョッキー。
✕ 相手関係が上がって以降、全く通用していない。
③ラウダシオン
〇 左回りは鬼の部類。
〇 ふざけた攻めで京王杯V。今回はしっかり攻めている。
✕ その分調教だけでは測れない馬。足りてないだけかも知れない。
④レッドアンシェル
〇 「インをスルスル」の表現がハマリそうな枠順と鞍上。
〇 相当流れることが想像されるペース。
〇 前走は9分以上仕上がっていたが2戦目で上積みはあるはず。
⑤タイセイビジョン
〇 前走は前壁。
✕ G1級相手になるとやや苦戦傾向。
⑥シャンデリアムーン
〇 夏を上手に過ごして調整は順調。調子落ちもない。
〇 新の唯一の重賞勝ちは超人気薄のスプリント戦。
⑦ベストアクター
〇 主戦場の左回りで(5.1.1.5/12)と連対率5割。
〇 7歳秋にして14戦と老け込むにはまだ早い。
⑧レシステンシア
〇 高速決着は望むところ。
〇 逃げ一辺倒の馬が脚質に幅が出た。
✕ 左回りで勝ち星無し。
⑨ジャスティン
〇 芝の2勝は共に左回り。
〇 後々のためにも菱田はここでいいところを見せたい。
⑩ジャンダルム
〇 母ビリーヴでスプリント路線転向は遅すぎたくらい。
〇 前走の敗因は休み明けと出遅れ。一回使って変わり身期待。
⑪カレンモエ
〇 誰が乗っても飛ばない現役屈指の安定感。
〇 スプリントG1を勝つに相応しい血統背景。
✕ 勝ち味に遅い。
✕ 通常よりやや動きが重く、完調手前。
⑫メイショウチタン
〇 走法がやや左回り向き。中京では走りが安定。
〇 今回は前に行く馬数頭を見ながらの好位追走が見込める。
⑬ナランフレグ
〇 中京芝は(2.1.0.0/3)とパーフェクト。
〇 快速先行馬が揃い、ズブズブの展開になれば台頭も。
⑭クリノガウディー
〇 岩田パパによる魂の追切り。
〇 中京G1の1位入線馬で格上なのに連勝の勢いもある。
✕ 外枠
⑮ピクシーナイト
〇 逃げて良し、差して良しでスプリント性能に疑いの余地なし。
〇 今週は持ったままで好時計。勝てる仕上げ。
〇 福永による土日重賞制覇は十分。
✕ 外枠
⑯ラヴィングアンサー
〇 意欲的な追切りで勝負気配が窺える。
〇 人気薄の追い込み馬がハマるスプリント重賞。
✕ 外枠
✕馬質と成績が乖離した望来は未だ重賞未勝利。
⑰シゲルピンクルビー
〇 開き直れる大外。
✕ 完璧調整の前走がピーク。
セントウルS(G2):まとめ
調教を見た段階で狙おうと決めていた馬が全て外枠に追いやられた。
ご存知の通り中京芝1200mは最初のコーナーまでの距離は315.5mと短く、さらに上り坂から始まるので外枠にはかなり不利な条件。
春の高松宮記念(G1)では快速娘レシステンシアでさえ中団待機を余儀なくされたことは記憶に新しいところで、今回そのレシステンシアは高松宮記念の⑱番枠から大幅に枠運が上がり、絶好の⑧番枠を引き当てた。
前回の不運で逆に脚質に幅が出ており、54㎏では逆らいようがない。
先行勢は彼女が一掃すると願って相手には差し、追い込み馬を選びたい。
◎ ⑧レシステンシア
○ ⑭クリノガウディー
▲ ⑮ピクシーナイト
△ ③ラウダシオン
△ ④レッドアンシェル
△ ⑯ラヴィングアンサー
紫苑S(G3)は本線2頭が出遅れて地獄を見た。今回外枠を引かされた○▲にはこれ以上の不運がない事を祈りたい。
※中京5RにPOG馬のアカデミーがミルコ騎乗で初陣。
今年のPOGは選抜10頭全馬重賞勝ちを真面目に狙っているのだが、初陣は取りこぼすことが多い。
下馬評で本命視されているディープインパクト産駒ジャスティンパレスの追切りは軽く仕掛けただけで年長馬を一蹴となかなかやる子。おそらくこれが強敵。
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