5月30日㈰。いよいよダービー当日を迎え、否応なしにテンションが高まって来た。
土曜日は嫁の終日監視の下、「今日こそ未勝利戦が終わった後は大人しくしていろ」との命を受けていたので午前の勝ちを溶かさずにダービーに挑める。
日曜日は未勝利戦とダービー、そしてむらさき賞だけはブッコミ許可を得たので、他の古馬条件戦に不倫しないで一日を過ごしたいと思う。
ただし嫁は明日不在なので自制心との戦いとなる。
日本ダービー
クラシック三冠レースの第二弾として行われる日本ダービーは、イギリスのダービーに範をとり、競走体系の確立と競走馬の資質向上を図るという意図から、1932年に3歳牡馬・牝馬限定の重賞競走「東京優駿大競走」として創設され、目黒競馬場の芝2400メートルで行われた。1934年から府中の東京競馬場に舞台を移して行われ、以降は距離・競馬場とも一度も変更することなく継続している。
なお、レース名は幾度かの変更を経て、1950年に「東京優駿競走」に変更のうえ(日本ダービー)という副称が付けられたのち、1964年に「東京優駿(日本ダービー)」と改称され、現在に至っている。また、本競走は1984年のグレード制導入によりGⅠに格付けされた。
クラシック三冠レースについて、“皐月賞は最も速い馬”が、“日本ダービーは最も幸運に恵まれた馬”が、“菊花賞は最も強い馬”が勝つと言われている。また、“競馬の祭典”とも呼ばれる日本ダービーの栄冠を勝ち取ることは、日本のすべてのホースマンが憧れる最高の栄誉とされている。
競走名の「ダービー(Derby)」とは、1780年にイギリスで同レースを創設した、第12代ダービー卿エドワード・スミス・スタンレー氏にちなむ。現在は一般的に3歳馬の頂点を決める競走として世界各国の競馬場で「ダービー」が行われ、わが国でも”競馬の最大の祭典”として、競馬ファン以外にもその名が広く知れ渡るレースとなっている。(JRAホームページより抜粋)
要約すると「競馬民は全員全ツ」しろよということだ。
言われるまでもなくそのつもり。それでは以下で出走各馬の強調材料を探って行こう。
日本ダービー出走各馬の強調材料
①エフフォーリア
問答無用の大本命で外す理由は見当たらない。無敗の皐月賞馬の実力を遺憾なく見せつけ、他馬を圧倒する。
②ヴィクティファルス
皐月賞で4番人気の馬がこの枠で14番人気の低評価は美味しい。最近の10番人気以下の好走馬は全て①~⑦番枠に納まっていた。
③タイムトゥヘヴン
デビュー数戦は中距離を使っていた事は陣営に何か思惑があったはず。好枠・器用さ・先行力を活かし、石橋脩にコズミックフォースの再来を期待。
④レッドジェネシス
京都新聞杯勝ちでディープインパクト×ストームキャットはキズナを思い出す。ノリさん流の「獅子の子落とし」が見られるかも。
⑤ディープモンスター
武豊と⑤。ただならぬ運命の歯車が嚙み合った。
並み居る強豪を捻じ伏せて戴冠となれば、伝説の鞍上はダービー6勝目となる。
⑥バジオウ
ダービーで負けたら、晩ご飯が豆腐のみになってしまうというFFさんが声を枯らして応援する。まともに走ったディオスバリエンテを子供扱い出来るなら、共同通信杯組にもヒケを取らない可能性は秘めている。
⑦グラティアス
底を見せていないという観点で見れば一番恐ろしいのはこの馬。皐月賞を使った重賞勝ち馬なら激走の下地は出来ている。今度こそ本領発揮だ。
⑧ヨーホーレイク
東京G1で3週連続で馬券圏内の⑧番枠を引き当てた。皐月賞での最速上がりは侮れない。素質馬揃いの兄弟が届かなかったG1タイトルを今度こそ掴み取る。
⑨ラーゴム
皐月賞は消極的な騎乗が裏目。浜中は思い切った乗り方が出来るので乗り替わりはむしろ好転。相手なりにしっかり走る安定性は大きな才能。
⑩シャフリヤール
毎日杯の衝撃レコードV後は皐月賞をパス。2か月の間隔を空けて大一番に備え、追切では超抜の動き。ワグネリアンの神騎乗で覚醒した福永は連覇&3勝目を狙う。
⑪ステラヴェローチェ
皐月賞上位・重賞勝ち・血統構成と全く減点材料がないのに人気薄。マイルの時計勝負でも、泥田の持久戦でも対応出来るのは高い能力の証。
⑫ワンダフルタウン
オペラオー級と言わしめた逸材はエフフォーリアと並んで重賞2勝の実績上位。良化途上の青葉賞を叩き、いよいよ和田の悲願達成か。
⑬グレートマジシャン
スケールの大きさは世代屈指。ダービーで悔しい思いを重ねた戸崎にとっては思いもよらぬチャンス到来。乗り替わり不振など知れた事か。
⑭タイトルホルダー
G1馬2頭を退けた弥生賞。先行不利だった皐月賞で2着。バスラットレオンに行かせて2~3番手に付けられる展開面の恩恵。この馬の粘り腰が半端じゃない事を忘れてはいないか?
⑮アドマイヤハダル
人気の一角ディープモンスターに2戦2勝。皐月賞で不利な最内枠から4着まで押し上げた底力はここでも上位。2週連続でミルコが大仕事をやってのける。
⑯サトノレイナス
不運はそれを乗り越えられる強者にこそ降りかかる。神はその素質を認め、桜の⑱に続いて今回は⑯を与えた。強豪牡馬を打ち負かし、牝馬の時代の真の継承者は自分であるとソダシに示す時が来た。
⑰バスラットレオン
スピードの絶対値は折り紙付きで、逃げ宣言に大外はむしろ絶好。この春のG1シリーズはキズナ産駒が絶好調なことも見逃せない。令和のサニーブライアンが藤岡と共に前走落馬の鬱憤を晴らす。
まとめ
やはりどの馬にも激走のチャンスはある。ランブリングアレーやハギノピリナが「なんで来るんだよ?」の前に、しっかりと激走の根拠を1頭ずつ確認していくのは大事な作業だと思われる。
その上で、きっと頑張ってくれると信じ、ご自身の推し馬を応援して欲しい。
私の印
◎ ①エフフォーリア
〇 ⑪ステラヴェローチェ
▲ ⑭タイトルホルダー
△ ⑬グレートマジシャン
✕ ②⑩⑯
あとはパドックで気配の良い馬見極めて帯狙い。下の記事には各馬のダメなところも記載👇
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