【第163回天皇賞・春（Ｇ1）】大波乱を予感させるこの春一番の大混戦！

ＧＷに突入も緊急事態宣言等々あって、なかなか身動きできない状況ではあるがそれでも週末はやってくる。

阪神競馬場での第163回天皇賞・春（G1）は27年ぶりとのこと。当時の1着は前年の菊花賞馬ビワハヤヒデ、2着は前年の皐月賞馬ナリタタイシンという本命サイドでの決着であったが2021年は確定枠順から既に波乱含みだ。

上位人気に支持されるであろう3頭が1～3番枠に入り、オルフェーヴル産駒が15～17番枠というやや異質な枠順。

外回りから内回りへの周回。最初のコーナーへの角度が急で外枠は有利とは言えない。とはいえ使い込まれた阪神では内有利というワケでもない。

よってアドバンテージは中枠。

JRA-VANにですらイメージ図が出てないという激レア条件だが、競馬ラボさんにコース図が載っていたので参考にして頂きたい。

向こう正面内回りの3コーナー手前からのスタート。最初のコーナーは外回り3コーナーまでなので最初の直線は割と長い。とはいえそこは阪神で、鋭角コーナーは否が応にも外枠各馬を苦しめる。

ここを如何に上手く回って来るかで結果は大分違ってくるだろう。

私が初めて競馬というものに触れたのが、2冠馬ミホシンザンがニシノライデン（2着失格）を退けて勝った1987年の天皇賞・春だった。

翌年はタマモクロスが無双の年でG1三連勝の口火を切った。秋から冬にかけてオグリキャップやスーパークリークとの垂涎のレースを散々見てしまっては子供でも虜になってしまう。

こうして人生は没落していく。

天皇賞・春は今まで数多の名馬を輩出し、名勝負を演出してきた。

3200ｍという距離に時代錯誤という意見もあるが、少なくとも私が見てきた中で、つまらなかったレースは一つもない。天皇賞・春はその歴史と伝統も全く色褪せない、文句なしにG1の中のG1なのだ。

どれもこれも胸熱の名勝負である。

今年も天皇賞・春がやってきた。最近の古馬G1はG1馬が多数出走する事もよくあるが、今年の出走馬でG1馬はワールドプレミアとマカヒキの2頭のみ。その2頭も盤石とは言い難く、明らかに波乱含みの一戦！

次回の記事では出走各馬の短評を加えていく。

コメント