4月25日㈰の『WIN5』は爆荒れ必至の様相を醸し出している。
東西のG2を当てたところで、残りもフルゲートの大混戦が3つ。
大資本のWIN5職人が大きな配当を獲得するのだろうが、小資本でも可能性を捨ててはいけない。
今回は対象レースの施行コースを再確認していきたい。
4/25(日)のWIN5対象と想定される5つのレース
- 東京10R 鎌倉S・・4歳上3勝クラス(混)(特指)定量 ダ1400m
- 阪神10R 灘S・・4歳上3勝クラス(混)ハンデ ダ2000m
- 新潟11R 福島放送賞・・4歳上2勝クラス(混)ハンデ 芝1200m
- 東京11R フローラS(G2)・・3歳オープン(国際)牝(指)馬齢 芝2000m
- 阪神11R マイラーズC(G2)・・4歳上オープン(国際)(指)別定 芝1600m
条件戦はフルゲート濃厚で、さらにその内の2つがハンデ戦。まず一筋縄ではいかない事は容易に見て取れる。
このラインナップを見て「俺、今週億り人だな(´・ω・`)b」と思える強靭なメンタルを持つ方はなかなかいるまい。
鎌倉S
まずここで大半が躓く。
古馬の条件戦は能力が拮抗しており、展開に大きく左右されるため、デキだけではどうにもならない場合が最下級(新馬・未勝利)と最上級(G1)に比べ格段に多い。
明らかにゆくゆくはオープン・重賞での活躍が明白な馬が出走していない限り、通常時でも馬券的に勝負するには相当な胆力を求められる。
鎌倉Sは東京ダ1400m。枠順の有利不利がほぼないので、死に枠に入った人気馬を無条件に蹴飛ばすという荒業も使えない。
なのでここでは即死を避けるため、手を拡げる必要があるだろう。
JRAでダート1400mが組まれているのは、東京、中京、京都、阪神の4場あるが、純粋にダートコースを1400m走り切るのは当コースだけ。他は芝スタートとなっているからだ。当コースのスタート地点は向正面直線の右寄り。1300mのスタート地点からそのまま100m下がる。3コーナーまでの距離は約440m。しばらく進んだところで緩やかな上り坂が待ち構えている。3~4コーナーはほぼ平坦。最後の直線距離は501.6mで、日本のダートコースで最長距離を誇る。途中、緩やかな上り坂があるのも特徴だ。(JRA-VAN)
灘S
波乱決着不可避のハンデ+条件戦
JRAのハンデキャッパーが優秀かどうかはさておき、このレース条件は難易度をハネ上げる。
阪神ダ2000mは4コーナー手前の芝ポケット地点スタートなので、行きたい馬が外枠に入れば有利な事は覚えておいて損はない。
逆に内の先行馬は若干の割引。
スタート地点は芝内回りコースの4コーナーのポケット。最大で芝の上を78m通ってダートコースに入る。あとは、ダート1800mと同じルートを通り、グルリと1周。最後の直線距離は352.7m。残り200mが急坂となっている。 (JRA-VAN)
福島放送賞
最難関のハンデ+条件戦+ローカル
的中するのに絶望的な条件が揃った福島放送賞。
先週の福島民報杯(Ⅼ)で『福島だからヴァンケドミンゴでいいんじゃないか?』で、血を見たファンも大勢いたようなので注意喚起の意味で触れておく。
福島放送賞は『新潟競馬場』で施行!
新潟芝1200mはフラットなコースで枠順に気を揉むことはないが、それがさらに難易度を引き上げる。
今回の新潟開催は14日間全てBコースで行われるが、今週は開催3週目で前週の大雨もあり馬場状態が不明瞭。本来なら逃げ先行が有利な芝1200mでも魔物が潜んでいる可能性は十分にある。
スタート地点は向正面の直線の入り口。内回りコースを使用で、3コーナーまでの直線距離は約448m(Aコース時)。3~4コーナーはスパイラルカーブで緩やかな下り坂。仮柵によるコース設定はA、Bの2パターンで、最後の直線距離はともに358.7m。BコースはAコースより4m幅員が狭くなっている。(JRA-VAN)
フローラS
混戦模様のオークストライアル
とはいえここは少数に絞りたい。ユーバーレーベンやオヌールが人気になりそうだが、ここは一頭狙いを付けている馬がいるので後日お話しする。
東京芝2000mは外枠不利が定説。これは間違いない。おそらく17頭立てになるので外枠不利はより顕著に出るだろう。
スタート地点は1コーナー奥のポケット。スタート後、約100m進んだところに左へ曲がる大きなカーブがある。向正面の長い直線を走り、3コーナー手前にさしかかるところで緩い上り坂。3~4コーナーにかけては下り坂になっている。最後の直線に入ると、途中からなだらかな上り坂(高低差2.1m)。東京競馬場全体の高低差は2.7mある。最後の直線距離は525.9mで、新潟の外回りコースに次ぐ長さ。仮柵によるコース設定はA、B、C、Dの4パターン。3mごとに幅員が異なる。例年、Dコースは1~2月に使用され、芝内側部分を保護している。(JRA-VAN)
マイラーズⅭ
最後の関門。今年は人気馬の信頼度が今一つな点が気掛かり。
過去三年は以下の様に堅い
- 2020 インディチャンプ
- 2019 ダノンプレミアム
- 2018 サングレーザー
今年もG1好走馬の登録はあるが、高齢だったり近走不振だったりと帯に短し襷に長しな馬ばかりで取り捨てに悩む。連勝中のエアロロノアにしても重賞初挑戦で全幅の信頼は置き辛い。
そして阪神芝1600mも外枠不利が定説となってはいるが、外枠に入ろうと強い馬は来るのが阪神芝1600mでもある。最近では桜花賞(G1)のサトノレイナスなどは明らかに力量上位だったが枠に泣いた。
スタート地点はバックストレッチの中間からやや左寄り。長い直線が2本にコーナーが2回。外回りの京都芝1600mに似たコース形態となっている。06年末にオープンした外回りコースに入り、ゆったりとした3~4コーナーを回る。最後の直線距離はAコース時が473.6m、Bコース時が476.3m。直線半ばまで下りが続き、残り200m付近でゴール前の急坂。約120mの間に1.8mの勾配を一気に駆け上がる。AコースとBコースでは直線部分で3m、曲線部分で4m幅員が違う。主にAコースは開催前半、Bコースは開催後半に使用されている。(JRA-VAN)
まとめ
今週末(4/25)のWIN5的中させるのは至難の業。
なるべく大火傷しないように見守りたいと考えるが、2重賞を1点必中で挑めば条件戦で手を拡げてもいいかも知れない。
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