こんにちは。ヴィクトリアマイルはパドック最上位評価のノームコアが勝つも、出遅れ必須という理由だけで切ったプリモシーンにやられてしまったぽぽんです。
プリンシパルSにしても力が5枚は抜けているエングレーバーが7番人気という意味不明の評価を覆して楽勝を飾ると思っていましたが、あまりにも能力が抜けすぎていて馬群から抜け出すのが早くなりすぎてしまったところをザダルに差し切られてしまいました。
ソラを使ったようには見えませんでしたが、やはり2週連続で栗東からの輸送という重いハンデが少し効いたかもしれません。
勝ったザダルもダービーを回避したように仮にエングレーバーが普通にプリンシパルSを勝っていたとしてもダービーには出走しなかったでしょう。4週で3回輸送はさすがに酷ですからね。
というわけで世代№2の素質馬が出走しないダービーは私にとってはあまり興味をそそられないレースとなってしまいましたので、その分オークスに情熱を注ぐ事にします。
枠順
桜花賞馬グランアレグリアは不在。仮に私が彼女の馬主でもNHKマイルカップを次走に選びましたが、所有馬の使い分けという観点から見てもグランアレグリア抜きでオークスは十分勝てると社台は踏んだのでしょう。出走馬18頭中実に14頭が社台系ですからそれも頷けます。
①ジョディー
重賞戦線で健闘を続けておりますが、土曜日の競馬を見てもわかるように今週の東京は4角から直線コースで皆こぞって馬場の中程に進路を取るようになっています。
先行馬が不利というよりもそこを通らないと伸びないという事ですが、生憎オークスはスタンド前スタート。内枠、特に逃げ先行はまず伸びないところを強制的に走らされるため非常に苦しい事になります。
②クロノジェネシス
枠順確定前は不安は鞍上だけだったのですがまさかの②番枠。
昨年のオークスも同じような馬場で内枠不利だったのですがなにしろ一枠に入っていたのがリリーノーブルとラッキーライラック。
アーモンドアイを含めた3頭と他の15頭では当時あまりにも力が違い過ぎたのでこの枠でも問題ありませんでしたが、クロノジェネシスにも同じことが言えるかどうか。
答えから先に言えば「言える」のですがなにしろ鞍上は北村友一で予断を許さない状況です。
ただ両脇の2頭が出ていくでしょうから北村といえど位置取りは楽だと思いますので馬鹿げた地力の高さを素直に信頼する事にします。
なお、余談ですが先週同じ2番枠から沈んだレッドオルガは単に調教から動きが重かったので万が一上手く乗ったとしても来ていないのでそこは北村のせいじゃないですよ。
レース後のインタビューでペースだかタイムだかが速すぎたような発言をしたらしいですが、「デキがクソだった」なんてホントの事言えない。
今回のクロノジェネシスは動きも完璧なので、彼がまた足を引っ張らなければまず勝ち負けでしょう。
③コントラチェック
差す競馬も出来ると藤沢さんは仰ってましたが、差したらレッドアネモスすら差し切れないので先行します。しかも内枠からです。
メンバー的にペースはさほど速くなるとも思えませんが、楽にジョディーとツーリングさせてもらえるほど甘くはないでしょう。
クラシック路線の一線級との初対戦でもあり、レーン騎乗という事を加味してもこれは過剰人気だと判断します。
④シェーングランツ
アルテミスSでビーチサンバを差し切って阪神JFではそのビーチサンバより人気しましたがレース内容を見ればビーチサンバの方が強いレースをしていたのは明らかなんですけどあの時は福永と武豊って差もあるのかな?
早熟の天才豪運馬ソウルスターリングとの姉妹制覇を狙いますが、上位との力差を武豊が騎手差でどこまで縮める事ができるか。
⑤エールヴォア
桜花賞でクロノジェネシスと同じ№2の上がりを繰り出し穴人気になっておりますが、力差がまだ大きいと見ます。
⑥アクアミラビリス
桜花賞時点ではまだ底を見せておらず、少し期待させてもらいましたが小柄な馬体がさらに-10㎏。馬体回復がカギです。
⑦シャドウディーヴァ
フローラSは直線で思うように進路が開かず、伸び始めたころには勝ち馬のウィクトーリアとは勢いの付き方が違っていたという残念な内容。
鞍上岩田はイン突きを得意とするため、外寄りが伸びる今回は不安が付きまといます。
特に不利もなく進んだフラワーⅭでも勝負所で置かれ、今回力がやや足りないと見るエールヴォアから0.3遅れでは厳しいでしょう。
⑧ダノンファンタジー
あの新馬戦でグランアレグリアより馬体診断が上だった馬が2歳牝馬チャンピオンとなり、ほぼ完璧な成績のままチューリップ賞を楽勝。桜花賞で一番人気に支持されます。
阪神JF時点での評価
- クロノジェネシス
- ビーチサンバ
- ダノンファンタジー
桜花賞時点での評価
- クロノジェネシス
- ダノンファンタジー
- ビーチサンバ
その桜花賞ではめちゃくちゃに引っかかり、当たり前のように沈む流れの中で2着争いに加わる4着なら及第点。
口を割らせてわざわざ絶望的な位置に下げて届きようがない追い込みという超絶駄騎乗をされてしまったクロノジェネシスの評価が下がらないのにこの馬だけ下がるのっておかしくないですかね。
仮に折り合いを欠かなければグランアレグリアとの差もあれ程なく、駄騎乗クロノに先着を果たしていたとすれば今回も一番人気必至だったはず。
ならば完全に買い
⑨ウインゼノビア
もうフローラS組は全部消しです。力的にオミット。
⑩カレンブーケドール
先々はそこそこ活躍すると思われますが現状は力不足
⑪シゲルピンクダイヤ
チューリップ賞は素晴らしい仕上げでしたがそもそもこの馬は見栄えがします。
桜花賞で反動が来るかと思いましたが更に上げてきての2着で今回上積みがあるか最も心配されるのがこの馬。
なにより桜花賞は自身も躓いたとはいえグランアレグリア以外の先行馬は総崩れのペースが結果的には後ろから行くこの馬には向き、3着4着馬が思い通りのレースが全くできない中での小差2着です。
そしてダイワメジャー産駒に2400mはやや長いと思われます。
⑫ウィクトーリア
上手く行かなかったシャドウディーヴァをかろうじて捕らえたフローラSの内容に価値を見出せません。
⑬ラヴズオンリーユー
今年の一番人気は王道とは別路線からラヴズオンリーユー。
忘れな草賞勝ちからの参戦といえばミッキークイーンですが、彼女は当時既に世代牝馬№1の評価を得ていた馬で、クイーンⅭでキャットコインに負けた奇跡は私の財布に大きな爪痕を残しました。
私の気にかけた馬にありがちな運のなさもあってミッキークイーンは桜花賞を除外となったためこういう経路を辿ったわけですが、賞金不足で登録だけしたラヴズはどうなのでしょうか?
問題は私のアンテナに今まで全く引っかかっていなかったことで、2歳時にデビューしているにも関わらずクロノジェネシス、ビーチサンバ、ダノンファンタジーのような評価を得られていない点。
今まで無敗ですが上記3頭が同じ道を辿っていればまず同じように無敗で来ているはず。
パドックをまだ見ていないのでこういう馬を現時点で無視は危険ですが少し人気し過ぎな気はしますね。
⑭フェアリーポルカ
穴人気している理由がわかりません。ごめんなさい。
⑮ノーワン
差し脚を活かせる舞台設定で、父は東京得意のハーツクライなら穴要素としては考えられない事もないです。
⑯ビーチサンバ
クロノジェネシスと同じく鞍上以外に不安はない馬ですが恐ろしく人気は急落しています。
能力面も距離面も不安視していません。あとは鞍上がミスするかしないかで掲示板に載るだけか馬券になるかが変わるでしょう。
⑰メイショウショウブ
なんとも油断のならない臨戦過程です。
なぜアドマイヤマーズの2着とNZTの2着がありながら1600のマイルカップではなくこちらを選択したのでしょうか?
池添親子の秘策はわかりませんがダイワメジャーなんで。
⑱フィリアプーラ
桜花賞の不甲斐なさから買えない。
第80回オークス(GⅠ):まとめ
◎ ②クロノジェネシス
○ ⑧ダノンファンタジー
▲ ⑯ビーチサンバ
△ ⑬ラヴズオンリーユー
相手は距離でも他の馬でもなく、鞍上。
姉妹で2週連続GⅠ制覇か。
はたまた同一年度に春までにGⅠを2勝する3頭目の3歳馬が誕生するのか。
楽しめそうですね。
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