6/8㈰に東京競馬場芝1600mで行われる第75回安田記念(GI)の追い切りと考察。
化け物ジャンタルマンタルはローテがゴミ、リバティアイランドやレガレイラに出番を制限される星の下に生まれたブレイディヴェーグは不得手と思われる距離なら、感覚的にはここ半年で世界最強マイラーに登り詰めたソウルラッシュの一強となる。
久しぶりに浜中の手に戻るが、そのあたりに隙はあるのだろうか?
引用:競馬ラボ
追い切りと考察
①シックスペンス
w c 額面の時計は速いが、追っていながら追っていないサトノエピックと同等なのはどうなのか?
- 凡戦にはめっぽう強い凡戦キラーという位置づけ
- ただでさえ外枠有利が顕著な東京マイルで①の馬券は割が合わないので基本的に買わない。
②ダディーズビビット
cw d しっかり追うがやや重苦しい。
- そもそも通用しない。
- 枠もゴミカス。
③マッドクール
坂 c 全くの馬なり
- 1週前を見れば分かるが時計を出そうと思えばいくらでも出る快速馬。
- どうやったって逃げる以外の手はない。目論むのは単騎逃げ。
- スプリンターだしどうせタレると甘やかされれば東京新聞杯メイショウチタンの二の舞。
➃ウインマーベル
w c 制御しきれてないが反応自体はよい
- マイルチャンピオンシップは爆裂外有利で、枠による好走。
- 今回は枠負けの部類。
- そもそもは1400までの馬。
- 1週前~当週と時計が速いのはそもそもの脚の速さによる。
- その間の日曜にも結構しっかりやっており、若干焦った仕上げ。
⑤レッドモンレーヴ
w c 馬なり。大型ゴツメの短距離体型。
- 本質的には1400m限定の馬。
- 少し前までは能力でマイルもこなしたが加齢により距離に融通が利かなくなってきたのかもしれない。
- ウルトラペースで流れればマイルカップのチェルビアットディー再びも考えられなくもないが、二匹目のドジョウはそうそう居ない。
⑥グラティアス
坂 d もうピークは過ぎている。追っても遅い
- どうやっても買えない
⑦ガイアフォース
坂 c 追っているので速いのは当たり前。少し気の悪さを見せた。
- 2年連続4着
- ダートと海外で馬柱を汚して人気急落。
⑧エコロヴァルツ
坂 c 流すだけ
- 共同通信杯で蹴り飛ばした時にお伝えしていたように、当時は他の馬を気にする致命的な欠陥があった。
- 2~3歳時はあからさまに他の馬を避けて走っており、極端な競馬しか出来ない馬だったが、ここ2走は馬込みに囲まれても我慢できるようになっている。
- 中山記念は先行もルメールに的にされ、大阪杯はゴミ枠から差し込む。
- 以前から仕方なく備えていた自在性が活きる馬になっている。
- 2~3歳春のジャンタルにマイルで勝つのはどんな馬も不可能なので実質GI馬。
⑨シャンパンカラー
坂 c 国内屈指の調教大王は今回は坂路。
- ビッシリ追われてあっちへ行きこっちへ行き。
- 状態云々ではなく根本的に能力不足。
⑩ジャンタルマンタル
坂 f どうみても4、良くて5分
- デビュー即化け物認定し、昨年春はバーイード相手でも下手すれば勝てると考えていたほどの馬だが今回はローテも仕上がりもがゴミ過ぎる。
- 100%の力を出せれば世界中全ての1600戦に楽勝できるが、今回は4~5分。
⑪サクラトゥジュール
w c+ 一瞬も追わずこの時計はまぁさすが。一発あり得る。
- 稽古駆けする馬とはいえ3週連続好時計は見逃せないもの。
- 東京マイルを①から重賞制覇というのは知られざる離れ業。
⑫ロングラン
w c 正直悪くない。
- どちらも超好枠ではあったが7歳にしての重賞連覇は見事。
- 促しても前に行かないので後ろからの競馬になる。
- なかなか手の出せない人気帯が平然と来るのが1200~1600m。
- バラバラな条件だが左回り3戦は全て大惨敗。
- 今の充実度なら克服も可能か。
⑬ソウルラッシュ
坂 c+ ラスト100だけしっかり追う。
- 先週までの調教過程がブチ抜けて良く、世界最強マイラーとして十分受けて立つ仕上がりにある。
- ただ、当週強めの坂路をする必要が果たしてあったのか?という疑念は残る。
- 浜中不安。
- 安田記念では未だ連対無し。
- これだけの馬だが何故か東京6戦未勝利。
- さすがに馬券内は堅そうだがなぁ。
⑭ウォーターリヒト
坂 c 最後仕掛けるも反応今一つ
- 河内の引退に合わせた冬の調整からさすがに一息入れた。
- 完調にはない。8.5~9分くらい
- スーパー好枠。
⑮ホウオウリアリティ
坂 d ほぼ馬なりでラストチョイ促す程度。
- 勝負に加われるワケがない。
⑯トロヴァトーレ
w c+ しっかり折り合い、最後は軽い仕掛けに反応よく伸びる。
- 折り紙付きの素質が開花し、一気のGI取り目論む。
- +10㎏のダービー卿を叩いて順当に良化。
- モレイラ→武史は大幅な悪化。
- 人気は…薄いな。
⑰ジュンブロッサム
坂 c 正味2Fの反応確認。状態は上向きと見ていい。
- ソウルラッシュに完勝した舞台
- 59㎏の東京新聞杯は競馬をせず。
- 前走の追い出しでは届くわけが無い。
- 4分のジャンタルが早めにペースアップを促す動きを見せれば急浮上。
- 若干馬体がシャープ過ぎるように見えるのでパドックは要注意。
- つくづく思うが現地で馬体も稽古も見れるトラックマンは無敵でしかない。
- つまり、鴨を作るために新聞にはホントのことは全部書かれていないのだよ。
⑱ブレイディヴェーグ
w c 状態自体に何の問題もない。
- 使い分けで宝塚記念に向かわないのは1600の2戦を4着に終わっている2200のGI馬にしては意味が分からないので結果で黙らせるしか無いところは不気味。
- 伊達にサンデーではないので、宝塚はローシャムパークとレガレイラで十分と考えているかもしれないし、トロヴァトーレとマッドクールでは足りないと考えているのかもしれない。
- 水曜にアレだけの時計を出しておいて金土にも馬場入りしているのは不気味。
好調教馬
c+ ⑬ソウルラッシュ ⑪サクラトゥジュール ⑯トロヴァトーレ
まとめ
- 7、8枠から軸馬選びをミスらなければ普通に取れるレースのはず。
- 穴ですげえ狙いたいのは⑪トゥジュール
- ジャンタルマンタルは異世界の馬だが状態が不安過ぎる。
- シックスペンスは既報通り凡戦なら浮上するが、多分凡戦にならない。
- 今回はこの2頭を含めた①~⑩、⑮は買わない。


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