2024年4月28日㈰に京都競馬場芝3200mで行われた第169回天皇賞・春(GI)は、菱田裕二騎手騎乗の1番人気⑭テーオーロイヤルが優勝。
人馬共に初のGI制覇を成し遂げた。
2024 天皇賞・春(GI)
各馬短評
1着 ⑭テーオーロイヤル
- ライバルはドゥレッツァだけの一騎打ち。
- 特大のチャンス。
- 阪神大賞典の調子をかろうじて維持か、やや下。
- 『デビュー以来最高のデキ』は素人向けのマスコミのウソ。
- 前走楽勝したブローザホーンに5→2馬身差に詰められているだろが。
- 4月というのにこの日の京都は30度超えの夏日。
- パドック→輪乗りまで発汗が目立つ。
- 好発からスムーズに先行4番手。
- マテンロウレオ大逃げの奇策にも動じず、ドゥレッツァの真後ろでビタビタに折り合う。
- 3角過ぎにドゥレッツァに異常発生(熱中症)
- それを尻目に楽な手応えで4角先頭に。
- 栄光のゴールへまっしぐらに独走。
- すごいねロイくん。
- さすがに次走にお釣りは無いか。
2着 ⑤ブローザホーン
- 申し訳ないが2着以下は凡戦。
- となれば力量上位のこの馬があの位置からでも届く。
- パドックを見る限り、テーオーとの阪神大賞典でのデキの差は縮まる。
- その分着差も縮まった。
- 今のテーオーに3200mで勝つのは現役馬ではほぼ不可能。
3着 ⑥ディープボンド
- 最初からゴシゴシ追って先行。
- マテンロウレオの大逃げには付き合わずドゥレッツァと並んだ番手追走にシフト。
- 折り合いに不安無し。
- 一週目にサポート役ハピが競走中止。
- そこから番手ながらも実質単騎逃げの形。
- 坂の下りで逃げ馬を交わしテーオーロイヤルを迎え撃つもあっさり離される。
- 最後はブローザホーンにも交わされたが持ち前の粘りで3着に残す。
- これで春天は2→2→2→3着と適性の化け物。
- 既報通り既にピークアウトしているのでこの条件以外は無視。
4着 ⑰スマートファントム
- 昨秋の神戸新聞杯でいい競馬をしており、ここは連勝で勢い持って臨んでいた。
- 14番人気は過小評価。
- 2強以外は実質ドングリの背比べ。
- その2頭が前で牽制し合えば利を得るのは追い込み系。
5着 ④ワープスピード
- ダイヤモンドS3着→阪神大賞典2着。
- 長距離で折り合え、キッチリ最後まで伸びきれる性格の良さ。
- 展開面での手助けがあったのは否めない。
- 目黒記念などでも人気になるだろうが過大評価は不要。
6着 ⑩サヴォーナ
- 2500mまでの馬で、3000超は明確に長い。
7着 ⑦タスティエーラ
- 大阪杯よりはましな体調。
- スピード、スタミナ、瞬発力などの各ポテンシャルは世代で5本の指に1つも入らない。
- 但し如何なる時も自分の全力を出すという特性から好走を続けて来た。
- 有馬記念で不利を受けてから馬の気持ちが萎えているかもしれない。
8着 ⑮メイショウブレゲ
- 先行勢がやり合って止まった分差し込めた。
9着 ⑧ゴールドプリンセス
- 貫太人気を少し集めた。
- さすがに今回馬券になれるほどGIは甘くない。
- 北海道シリーズでお世話になりそう。
10着 ③プリュムドール
- 今回の気配は悪くなかったが、人気馬が軒並み前に居た分苦しくなった。
11着 ⑬スカーフェイス
- 止まった馬を交わしただけ。
- 既にピークアウトしており、この先も馬券内は厳しい。
12着 ①サリエラ
- 頓挫明けの過剰人気。
13着 ⑪マテンロウレオ
- ハイペース逃げで自爆。
- とはいえ勝つための戦術を考える事は若手も見習うべき
14着 ⑯チャックネイト
- バテた。
15着 ⑫ドゥレッツァ
- 体調は金鯱賞よりアップ。
- 2強対決確定。
- レース中に骨折および熱中症。
16着 ⑨シルヴァーソニック
- バテた
中止 ⑱ハピ
- ディープボンドの進路確保役として出走。
- 右前肢跛行。
- 僚馬の執念が乗り移ったかそれでもディープボンドは3着好走。
取消 ②ヒンドゥタイムズ
- 左前肢跛行
まとめ
-
- 2強対決で片方が競走中止のようなものなら勝つのはもう片方。
- 長期休養から見事復活させた陣営の手腕は見事。
- 菱田おめでとう。
- 怪我した子、疲れちゃった子は十分なケアをしてもらってね。
- ↓いつもの。
参考
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