2024年1月8日㈪に京都競馬場芝1600mで行われた第58回日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ)は、川田将雅騎手騎乗の3番人気⑤ノーブルロジャーが優勝。
昨年の2歳マイル王ジャンタルマンタルと同じく、父にパレスマリスを持つ新鋭が無敗での重賞Ⅴを決めた。
2024 シンザン記念(GⅢ)
各馬短評
1着 ⑤ノーブルロジャー
- 戦前から⑬エコロとの2強によるマッチレース濃厚でどちらが勝つかというレース。
- ジャンタルと違い、促さないと行かないタイプのようだ。
- 道中は中団から外々を回って突き抜ける一枚上の競馬。
- なお、常に外の過剰人気馬からブロックされて走りづらそうにしてた上での勝利。
2着 ⑬エコロブルーム
- 逆にこちらは素直な優等生のイメージ。
- ソツなく先行集団に紛れ、直線しっかり抜け出して来る。
- それでも先に捲って抜け出していた馬に上がりで劣っては無理。
- 関東圏で走ればもう少し差は詰まると思いたいところ。
3着 ⑭ウォーターリヒト
- 一見パッとしない馬柱だが、特に弱い相手と戦ってきたわけではない。
- 距離短縮で激変。
- 別物の末脚で2強対決に割って入って来るも3着。
- 今後もマイル以下を使ってくるだろう。
4着 ⑥ラーンザローブス
- 未勝利勝ちは良質のメンバー。
- 今回は到底勝負になる仕上がりではなかった。
- そこをクッソ上手く乗って4着。
- 次走、状態〇で出て来たら全力買い。
5着 ⑯ショーマンフリート
- コツコツ乗り込んでおり、+18はほぼ成長分。
- 関西1600のシンザンより全然関東2000の京成杯の馬。
- やはり前には行かなかった。
- 案の定届かず。
6着 ①テイエムリステット
- 芝2戦で大敗しているこの馬が健闘??
- 時計のかかる馬場、および展開が完璧にマッチしたとしても考えづらい。
- 単純に馬の成長ってこと。
- フロック視は危険。
7着 ⑨アルトゥーム
- スタートで後手を踏み、さらに隣とぶつかって最後方。
- 直線は素質で上がり2位を記録するがここまで。
- 1600でも通用するがスプリント寄り風。
- しかも出遅れがあるなら厄介な子になりかねない。
- 言うまでも無く藤岡のままだと頭打ち。
- 甘親の管理馬なので首を捻ってしまう。
8着 ⑧ゼルトザーム
- このメンツでの逃げは好判断。
- この馬場だと1000通過58.4は速い。
- しょうがないだろ北村だし。
- 馬も騎手も出来る事はやっている。
9着 ⑫ケーブパール
- 低レベル戦の白菊賞完敗。
- しかも小さい馬が-12㎏で稽古も悪い。
- 新馬の内容は悪くないので、立て直したらもう少しやれる。
10着 ⑦タイキヴァンクール
- GI時の状態には遠く及ばない。
- 直線の不利はあっても無くても馬券内は無い。
- この馬はダートで見たい。
11着 ⑩バレルターン
- 予想通り出遅れ。
- 予想通りかかる。
- 人気してたんだね。
12着 ⑮フェリーニ
- 逃げ候補。
- 逃げなかった時点でOUT。
- 最後の直線で大ヨレして⑱メイショウと⑦タイキに迷惑。
13着 ⑰ナイトスラッガー
- そもそもゴミ仕上げで買えたものではない。
- そしてひたすら外回し。
- 執拗にノーブルロジャーをブロック。
- 新馬戦で争ったメンバーの力量は現状未知。
- 人気落ちの次走で買えるか否かは彼らの今後の活躍次第。
14着 ②ノボリショウリュウ
- 稽古駆けしないのではなく、調子そのものが悪かったのだろう。
- 決して最後方でスマホイジっていたわけではない。
15着 ③タイセイレスポンス
- 先行したい馬が最初から最後まで付いて行けず。
- 斜行の後ろに居たが、被害を受けるところにすら居れず。
- これでは1勝クラスでも苦戦は免れない。
16着 ⑱メイショウサチダケ
- 仕上がり途上。
- 断トツの好発も行かず。
- 何考えてんのかね?
- 最後は斜行タックル喰らってお終い。
17着 ④デルシエロ
- もともと小さい馬。
- そこに連戦でペラッペラの薄い馬体。
18着 ⑪シトラール
- 急仕上げ明白の露骨な叩き台。
まとめ
-
- 額面上はすんなり2強決着。
- 勝ち馬はかなり厳しい競馬。
- これちゃんと押さない騎手だと後方届かずの危険あり。
- 2着馬は関東圏ならもっと良い競馬が出来るだろう。
- 3着馬の末脚は凄まじく、今後も侮れない。
- 4着馬は戦えるデキにない状態でここまでやれた。
- 5着馬は2000~真価発揮か。
- 過剰人気馬も多かったが、馬柱の美しさだけでは人気にならない馬も数頭おり、巷の分析力も侮れないレベルになって来ている。
- ↓いつもの。
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