【第84回菊花賞(GI):展望】追い切りと考察

重賞展望

10/22㈰に京都競馬場芝3000mで行われる第84回菊花賞(GI)の追い切りと考察。

皐月賞馬とダービー馬が雌雄を決する一戦と言えば聞こえは良いが、3歳のトップクラスは秋天で古馬に挑むのが最近の主流。

今年の秋天は世界最強馬イクイノックスをはじめとする悪魔的メンツで争われることが確定しており、全盛期のエフフォーリアを負かしてダービー馬の称号を手にし、今なお強豪古馬の一角を担うシャフリヤールですら早々と白旗を揚げてブリーダーズカップターフに矛先を変えた。

陣営の本心は闇の中だが『皐月賞馬とダービー馬でも現状は古馬最強格に挑むにはまだ足りない』と判断して差し支えないだろう。

で、やって来たのが京都3000mの菊花賞。
こちらもそう簡単ではないが、さすがに秋天よりは計算が立つのだろう。

京都競馬場

引用:競馬ラボ

追い切りと考察

①トップナイフ

cw c 1週前にビッシリで当週は流すだけ。やや仕上げ過ぎにも映るほど。

  • 古馬相手の札幌記念はプログノーシスとイズジョー以外は酷いデキ。
  • 馬場も極悪で適性の差が出た。
  • 最内は悪くは無いが極端に良い訳ではない。
  • 授業参観の可能性。
②ウインオーディン

w c 仕掛けるも反応鈍い。

  • この歳でズブさを見せるとはなかなかの大物。
  • 三浦に初GIを。聞き飽きた文言。
③シーズンリッチ

cw d やる気感じられず。

  • ここでは勝負にならない。
④ダノントルネード

cw c 強めで時計は出すも少し重苦しい。

  • 京都新聞杯は勝てるレースだった。
  • グランツとは騎手の差と思えばもう少し人気してもいい。
  • デビュー戦は写真判定のミスで勝利。今回も④番枠と、運は最上級。
⑤パクスオトマニカ

w d いかにも普通。

  • 菊の前哨戦がダートなど聞いたことも無い。
  • テレビ馬的逃げはここでは厳禁。
⑥リビアングラス

坂 d 促して行くも反応鈍い

  • 逃げ馬ならコレかと思ったがデキに不安。
  • イクイノックス⑤、スルーセブン⑥、ママコチャ⑥、リバティ⑥
  • ラッキーナンバーってやつ?
  • 単純に好枠に強い馬が入っただけ。
⑦タスティエーラ

w c+ モレイラを乗せ、ガッチリ抑えたまま好時計。

  • 有力人気馬で唯一の好枠。
  • 2週前には既に仕上がっている。
  • ぶっつけ3000mは気にする必要はない。
  • 阪神大賞典3か月ぶり勝利などは山ほど見てきたはずで、能力さえあればなんとかなる。
  • 皐月賞、ダービー共にレースセンスが光った。
  • メイチの共同通信杯から下降線の皐月賞まで3戦持つタフさは異常。
  • 自身の能力は100出すタイプだが、使いつつのタイプかもしれない。
  • 潜在能力的には世代5指に入るかどうかのところ。
⑧サヴォーナ

坂 c 今回は強めに追って好時計。

  • 前走は太目で、さらに厳しい前目追走。
  • 今回は確実に上昇。
  • デビューから一貫して長距離。
  • 一発あるが2着まで感も強い。
⑨ノッキングポイント

w c やや気負う走り。3000はどうか。

  • ダービーは展開も向いた。
  • 新潟記念は微妙な枠も勝てる馬と判断。
  • 左利きかどうかはわからないが右回りは確かにパフォーマンスが下がる。
  • 古馬GⅡクラスと互角に与したのはトップナイフと本馬のみ。
  • ちょっと人気も無さ過ぎる気はする。
⑩マイネルラウレア

坂 d 仕掛けるも反応鈍く。

  • 長距離砲には見えない。
  • 弱い相手には強い競馬でぶち抜くのでやたら過剰評価される馬。
⑪サトノグランツ

坂 c ほんのり気合い付けるも平凡。

  • 一週前にcwでラスト11.1を出して評価されているが、全体時計は遅くラストのみ。
  • ついでに末脚自慢なのでラスト良くて当然。
  • 神戸新聞杯、京都新聞杯の勝利は共に騎手の腕と展開利が大きい。
⑫ハーツコンチェルト

cw c 馬なり。頭も高く平凡。

  • ダービーは№1の仕上げ。
  • 急仕上げの前走後は栗東滞在も上がり目は膨大ではない。
  • まぁ、あれだけゴミ仕上げなら下がることは無いが。
  • しかも大外で客鉄板な中、ボチボチ頑張ったのは評価。
  • 当時の2.3着馬に今回先着するにはいくらか運が必要。
  • これが勝てば圧倒したスキルヴィングも浮かばれる。
⑬ナイトインロンドン

w c 馬なりで好感触。状態平行線。

  • スタミナには自信があるタイプ。
  • 悪魔的にズブく、切れ味もない。
  • 勝負所でほぼ置かれると思う。
  • 成長待ち。
⑭ソールオリエンス

w c+ 折り合い重視。ラストだけ仕掛ける。

  • 前回は9分前後。今回も同様。
  • 恐らく輸送を考慮してのもの。
  • 皐月賞を超極悪枠①から大外ぶん回してブチ抜いた衝撃。
  • 皐月賞を①から勝つのはナリタブライアンやコントレイルなどの三冠クラス。
  • 世代牡馬№1は残念ながら確定している。
  • 但し武史はこの中の巧い騎手ランクで言えば8~10番目くらい。
  • 京都だともう少し落ちる。
  • 重ねて言うが馬は強い。
⑮ファントムシーフ

坂 c+ 当週までキッチリ強めに追い切る。

  • 1週前にもcwで一杯に追ってラスト11.1。時計バランスも良い。
  • 前走も力は出せる仕上げではあったが今回さらにメイチ感。
  • 但し右回りより左回りの方が確実に良い。
  • 世代トップ3に入る能力。
⑯ショウナンバシット

cw c 馬なりでコレ。稽古は走る。

  • 皐月賞は地獄の最内をひたすら走り5着。
  • 前走はスタートから流れに乗れず、さらにキレ負け。
  • 問題は力関係と極悪枠。
  • 穴を炸裂させる可能性は十分にある。
⑰ドゥレッツァ

w c 軽く仕掛けただけで楽々好時計。

  • 4連勝中で底を見せていない。
  • 今回人気のサトノグランツにも土を付けており、一線級相手でもヒケはとらない。
  • ルメールの大外GIは無駄に強い。
  • でも悪枠には違いない。
  • 切りたい馬ではあるが非常に悩ましい。

好調教馬

c+ ソールオリエンス ファントムシーフ タスティエーラ サヴォーナ 

GIだけに単純に好調教というくくりならもう少し入れても良いくらい。

まとめ

    • ◎⑭ 〇⑮ ▲⑦ △⑧
    • 単純に力上位明白な2頭に◎〇。なお、デキはファントムが↑。
    • ▲はレースセンスと体力。
    • △は上がり目と長距離適性。
    • ⑯⑰①はもう少し考える。
    • 6枠の人気2頭以下残る馬は買わない。キリがない。
    • いつもの↓


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ぽぽん

【競馬歴】ミホシンザンが春天を制した日に父に東京競馬場に連れて行かれてから36年。初恋はダイナアクトレス。
【卒論】ヘイルトゥリーズン系の今後
【職歴】大学卒業後大手飲料メーカーに就職も博打の方が数倍割がいいので退職。4号機時代を全力で堪能したあとは体力の限界で引退。心を入れ替えて会社員に戻るも超つまんないので2022年に起業。
【お住まい】千葉県の農地

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