9/10㈰に中山競馬場芝1600mで行われる第68回京成杯オータムハンデキャップ(GⅢ)の追い切りと考察。
『開幕週の中山には魔物が棲む』
下図を見て頂ければ一目瞭然なのだが、スタートして僅か240mでこんなあたおかカーブが身構えているコースで外枠を引いている呑気な馬がなぜか来る。
土曜日の紫苑ステークスにしても、本来先行有利の開幕週稍重2000mという条件を1:58.0の好タイムで豪快に差し切ったのは道中最後方のモリアーナ。
もちろん1000m通過58.1のハイラップがそれを生み出したのは間違いないが、そもそも一言で表すと『変』なレースが続出するのが開幕週の中山。
それでもレースはやってくる。出来ることはしよう。
引用:競馬ラボ
追い切りと考察
①ミッキーブリランテ
坂 d あまりにもお粗末。
- 凄まじく追っても馬なりの未出走馬(シュヴェルトリリエ)に追いつけず。
- 劣化著しく。
②ソウルラッシュ
坂 A 強めに追って好時計。1週前2週前とcwで好時計連発。
- 休み明け不安は無いと見て良い。
- 戦って来た相手、走破時計を考えても敵はやはり初となる59㎏の斤量か。
- いつもGIでは何かが足りない。となればトライアルは勝ちに来る。
- 勝たないで本番出れるのか?
③ミスニューヨーク
坂 c 今一つ気迫が感じられずステップ感が否めない。
- 1週前cwでは好時計マーク。どちらが本当なのか?
- 今年に入ってからは鳴かず飛ばずで衰えもあるか。
- どちらかと言えば時計のかかる馬場向きでこの高速馬場は疑問。
④メイショウシンタケ
cw d 追っている割には伸び脚が見られない。
- 高速対応可能な大穴候補だったが追切りは正直一息。
- やられたら諦めるほかない。
⑤インダストリア
w c 休み明けの分、若干反応は鈍いがまぁ及第点。
- 中山マイルはとにかく走る。
- ダービー卿の時の体調はMAX。今回はそこまでには届かない。
⑥シャイニーロック
坂 c 一杯に追って良い伸び。力出せる。
- 不思議な程に人気が無い。
- 勝ち切るまではどうかだがヒモ候補には十分入ることは可能。
⑦グラニット
w d 3頭併せ最内。仕掛けての反応悪い。
- 51㎏は魅力だが嶋田で+5~6㎏。
- 逃げない予告も多分嶋田は抑えられない。
- そもそも逃げないグラニットに魅力はない。
⑧アスクコンナモンダ
cw c 終いがある馬で道中時間をかけてのラスト11.2は当然のこと。
- 出負けの不安は常に付き纏う。
- しかも前走は鬼詰まり。普通差し切れない。
- マイラーズカップよりハイペースの同週で0.9遅いのはマズイ。
- 3㎏差でも埋まるかどうか。。
⑨ラインベック
坂 d 強めに追うも平凡。
- 1週前にcwで好時計を出して当週がコレ?
- 暑さで体調変化の激しい時期で不安感は拭えない。
⑩ウイングレイテスト
w c まったく動かさず51.0-37.2-11.6。状態は問題ない。
⑪トーセンローリエ
w c 助手の姿勢が悪く満足に追えていない。
- 1週前にwで平均的な追い切りは消化済み。
- クイーンSは悪くない競馬をしている。
- 52㎏で舐められているなら一発も。
- 単勝14倍はいくらなんでも売れすぎ。
- ここまで妙味が低いとねぇ…。
好調教馬
A ソウルラッシュ
ぼちぼちOKは⑤⑥⑩⑪
これは落ちたなと見えたのは④⑦⑨
まとめ
-
- 59㎏でも3週連続勝つ気の稽古で来たソウル一強が基本線。
- バリバリの高速馬場。1:31秒台まで考慮。
- サマーマイルシリーズの優勝候補は④⑨⑩。
- 強い馬は重いハンデ。当たり前を再確認。
- いつもの↓
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