2023年9月3日㈰に新潟競馬場芝2000mで行われた第59回新潟記念(GⅢ)は、北村宏司騎手騎乗の2番人気ノッキングポイントが7番人気ユーキャンスマイルの追撃を振り切って優勝。
『低レベル』と揶揄されて久しい3歳牡馬陣だが、これで古馬混合重賞では札幌記念(GⅡ)の2着トップナイフ(2着)に続き、世代唯一の出走馬として存在感を示した。
2023 新潟記念(GⅢ)
各馬短評
1着 ③ノッキングポイント
- 追い切りc+。状態に不安無し。
- 3歳馬で斤量の恩恵。
- ダービー5着の実力と息の長い脚。
- 懸念の③番枠は彼の外が後ろから行く馬が揃う幸運の並びで克服可能。
- 好スタートから前へ行くが抑える。そのまま内追走。
- これはNG。勝ったから良いという騎乗ではない。
- 逃げ馬が出遅れた事によりスロー。
- 瞬発力勝負というよりは末脚の持続力の勝負に。
- 完全にこの馬向きの展開。
- 着差以上に楽に勝てた可能性。完勝。
2着 ⑦ユーキャンスマイル
- 道中は後方待機。
- 馬場の良い所を選んで残り3F追い通し。
- 良く追い込んだが届かず2着で波乱演出。
- 追い込み向きの展開だったわけではない。
- 1.3人気の体調は整っておらず波乱の予兆はあった。
- それらを含め、走らなかった馬が今回は多過ぎた。
- 彼自身少なくとも全盛期の力はない。
- 昨年もそうだがここは適性での好走。
3着 ⑧インプレス
- 鋭い末脚はあるが、基本的に阪神でしか走らない。
- ガッツリ出遅れ最後方。
- 使えないハズのインを上がり最速33.4で追い込む。
- よく見ると漫画進路。なるほど。
- 一応解説すると明良インプレスが通ったここは危険防止のため不文律で開けとかないとダメなライン。
- 但しこの日は直前のラスールもここを通り、本来伸びないラインの赤線部を通った馬の好走も目立った。
- 開幕週(上)、先週(下)
- インプレスや直前のラスールの進路で伸びた理屈が通るのは画像で判断できるはず。
- 完全に抜け出した9Rラスールはともかく、インプレス明良の判断は極太。
- その他の芝レースで赤線を通った馬の好走原因は展開及び能力その他の差。
4着 ⑬プラダリア
- 完調手前の分足りず。
5着 ⑪バラジ
- 逃げ馬の出遅れ。
- これだけでレースはカオス。
- 当の三浦は腹を括ってラストに賭ける。
- 届かなかったとはいえちょっと三浦を見直した。
- 慌てて早々とまくっていって沈んだのが前日の札幌2歳Sガイアメンテ。
6着 ⑦フラーズダルム
- 逃げ馬が出遅れたため、常に後ろからの馬を逃がす松岡の好判断。
- 展開利は得たが、最後は力及ばず。
7着 ①サリエラ
- 最低の①枠。
- 能力はあるが中間挫石もあってデキも7~8分。
- かなり危険な1番人気に…。
- 後方に控えたがエンジンのかかりが激遅。
- 今回は届かずも仕方ない。
- 逃げた馬がここまでここを通ったところに向正面の事実がある。サリエラは↓
8着 ⑩ファユエン
- 53㎏と自慢の末脚期待で人気。
- スローを絶好の4番手追走から上がり10位タイ。
- 能力負けと見るのが妥当だが、ムラ馬なのでヤメた可能性も。
9着 ⑤イクスプロージョン
- これもスローの5番手から見せ場は作ったが最後の踏ん張り利かず。
- 力負けと見て良い。
10着 ⑭マイネルウィルトス
- 一年ぶり+24㎏の函館記念でも存在感示す。
- 上積み濃厚で絞れる今回は人気でも外せない。
- しかも絶好の大外。馬体も絞れる。
- 結果から見ると2走ボケor一気の絞り過ぎだったか。
11着 ②グランオフィシエ
- ここ通用の下地はある。
- 稽古にやる気を感じず。
- さらに内枠で厳しい戦い確定。
12着 ⑥ブラヴァス
- 既に枯れているため多くは望めず
13着 ⑫イーサンパンサー
- 軽ハンデ52㎏も、そもそもが適性外のここでの通用は無理筋
14着 ④サトノルークス
- 枯れすぎ。
まとめ
-
- バラジの出遅れで一発でクソレース化。
- スローで崩れた先行勢は力が劣る。
- ノッキングポイントはもう1馬身離しても良いくらいの完勝。
- 人気各馬にそれぞれ不具合があったことも事実。次人気落ちなら狙える。
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参考
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