【第15回レパードステークス(GⅢ):回顧】ライオットガール

重賞レース回顧

2023年8月6日㈰に新潟競馬場ダート1800mで行われた第15回レパードステークス(GⅢ)は、ハイペースを2番手で追走した岩田望来騎手騎乗の5番人気⑤ライオットガールが逃げるルクスフロンティアを交わし、オメガギネスの追撃を振り切って優勝。

牝馬の優勝は史上2頭目の快挙で、2010年のミラクルレジェンド以来13年ぶりとなった。

2023 レパードステークス(GⅢ)

各馬短評

1着 ⑤ライオットガール
  • 前走は田中健が渾身の下手騎乗。それでも勝って欲しかったレース。
  • 今回は基本内枠先行馬が有利のコース。望来がどう乗るか。
  • めちゃめちゃ綺麗に番手追走もハイペース。さすが望来。飛ぶ展開。
  • ところが全く止まらない。1~3着馬が単純に力上位だった。
  • ハイペースを1~4番手で進めた馬に上がり№1.3.4を出されては後続は何も出来ない。
2着 ⑥オメガギネス
  • 前走は届く理由のない場所から届く。
  • 時計の裏付けが無く、スタートも一息の馬で過剰人気と判断。
  • 追い切りの時計はよかったがやや細めに見えた。
  • 当日はこの時期の3歳馬が5か月ぶりで±0。まぁそう映ったのも納得。
  • 先行集団に付けて上がり最速で大幅に持ち時計更新。
  • 降参。
3着 ⑪ルクスフロンティア
  • 逃げ馬で買えるのはこの馬だけ。
  • にしても良くあそこまで粘れた。
4着 ⑬エクロジャイト
  • 逃げなければ二束三文の想定。
  • しかも消極騎乗の権化北村。および前に付けたい勢多数。
  • どう見ても客。
  • 4着と言っても後ろが走らな過ぎで3着と5馬身差。
  • 5~9着は9~14番人気。つまり4着以下の能力は評価が分かれる。
5着 ④マオノアラシ
  • 内枠からちょうどいいペースでラチ沿い追走。
  • 菱田だがソツの無い好騎乗。
6着 ⑫マテンロウガイ
  • ダッシュが付かず追走にも一苦労。
  • 一応上がり4位も突き放されている。
  • 次走人気することもないし、買うことも無い。
7着 ⑦ツウカイリアル
  • デキはボチボチ上位だったが役不足。
  • スタートで少し挟まれ後手。
  • それでも7着に来れた。
8着 ③クレメダンジュ
  • 好枠からちょうどいい位置で追走。
  • 4角僅かに見せ場も全く追い付けず力負け。
9着 ①リバートゥルー
  • スタートで僅かに後手を踏む。
  • 最後方追走から上がり2位の脚を繰り出したがどうにもならない。
10着 ⑭クールミラボー
  • 今日はコーナリングが全然ダメ。
  • 外枠から外々で話にならない。
  • 参考外。
11着 ⑧ベンダバリラビア
  • ミトノオーに破壊されたメンタル改善まではまだ時間を要しそう。
  • このまま終わってしまうかも知れない。
12着 ②ソッコータルマカ
  • 内枠でやや人気を吸ったが力負け。
13着 ⑮ハッスルダンク
  • 特別買い目も無く、大外ではそもそも厳しい。
14着 ⑨ミスティックロア
  • 川田の乗るアロゲート産駒の凄いヤツの肩書き。
  • スタートが甘い欠点が不安。
  • 今日はスタートは出たが、新潟1800mでの禁止事項「1角で膨れる」を披露。
  • 膨らむなんてもんではなく、地獄のようなレースぶり。
  • 川田も早々に諦めていたように思える。
15着 ⑩パクスオトマニカ
  • クラシック組から唯一の参戦。
  • ダート戦線はそんなに甘いもんじゃないと返り討ち。

まとめ

    • 上位3頭にあの競馬をされては後続は何も出来ない。
    • この3頭は素直に「強い」の評価で〇。
    • 着外の人気馬は軒並みレース自体を放棄。
    • 夏競馬は戦意喪失する馬が少なく見積もっても他の季節の倍以上。
    • パドックで死にそうな動きしている馬も各レースで散見。
    • 暑いのは人も馬もイヤなのよ。
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