【第59回函館記念（GⅢ）：回顧】ローシャムパーク

2023年7月16日㈰に函館競馬場で行われた第59回函館記念（GⅢ）は、「どーせ荒れるんでしょ？」といった穴党ファンの声を嘲笑うかのようにC.ルメール騎手騎乗の1番人気ローシャムパークが後続に2馬身差をつけての楽勝。

GI級2頭に格の違いを思い知らされた昨年のセントライト記念（GⅡ）以降の成績はこれで5戦4勝。秋のGIシリーズへ向け、まずは重賞ウィナーの肩書を手に入れた。

2023　函館記念（GⅢ）

各馬短評

1着　⑨ローシャムパーク

• 格上げ初戦だが力量的に56㎏は恵まれた。
• 全馬揃ったスタートから少しだけ促し中団8番手追走。
• 3角過ぎから馬なりで進出を開始、4角手前で仕掛ける。
• 残り200を過ぎた所で抜け出し完勝。
• 稍重1:00.0のハイペースで先行勢は総崩れ。
• 追い込んだ掲示板組は格上げ初戦・1年ぶり・重ハンデ。
• メンバー的に勝つべくして勝ったと言える。

2着　⑦ルビーカサブランカ

• 追い切りは悪くないが、衰えの見えはじめる中での4番人気。
• 牝馬で56㎏なら実質58㎏。
• 1着馬同様ソツなく中団追走から直線は先に抜け出すもあっさり交わされる。
• 勝ち馬以外がレースをしてなさ過ぎた。

3着　⑧ブローザホーン

• 調教絶好1番手。
• 不良馬場圧勝の前走から馬場はよさそう。
• 前へ行くと思いきや後方2番手。
• ハイペースで前総崩れで3着。

4着　⑪マイネルウィルトス

• 昨年2着以来1年ぶりの実戦。
• 追い切り見る限り緩め。当日は+24㎏。
• 能力と展開で惜しい4着。

5着　③ハヤヤッコ

• 昨年の勝ち馬で条件は合う。
• 前総崩れで展開も合った。

6着　⑮アルナシーム

• ぼちぼち無理のない位置で進む。
• 早仕掛けで差される。克駿は天才だが、まだ下手。

7着　⑯キングオブドラゴン

• 追い切り良し、枠良し、人気薄。買う条件が完璧に揃う。
• ハイペースだけが懸念材料だが、1段後ろから追走の予測で相殺。
• ハイペースを普通に3番手追走+早仕掛け。
• それで2着馬と0.1差。やってらんね。

8着　④ドーブネ

• 今まで同様の楽逃げは今回は無理。
• 全てに於いて今回は客。

9着　⑩アラタ

• 追い切り時点で状態は良かったが、今日は促しても動いて行かない。
• それでも位置的にはほぼ絶好位（勝ち馬を見る11番手）で進む。
• 全く伸びずレースが出来てない。
• 当日までに調子が激変したか、最初からやる気がなかったようだ。

10着以下

• 逃げて沈んだ組は展開負け。後方から沈んだ組は評価↓。

まとめ

• • 終わってみればローシャムパーク1強。
  • ハイペースで前総崩れ、追い込み系が掲示板へ。
  • マイネルウィルトスは緩い調整で丹内でも結局強い。
  • アラタの負け方はメンタル作用。少し気になる。
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