【今週の馬場考察】7/15~16 福島 Bコース替わり

今週の馬場考察

福島競馬場の馬場状態

今週から福島はBコースを使用。先週までの痛みがかなり残っており、単純にコース替わりの言葉を信頼すると痛い目に遭う。しかも7/15㈯は一日雨。

また、今週は土日共に函館で重賞が組まれている事からもいつも以上に騎手質の低下が懸念される。こうなると相当カオスなので穴党には絶好の舞台と言えよう。

なお、私は理屈が結果に繋がらない運ゲーは好まない。馬券をヤルかは別として、『こういう馬場ですよ』ということだけはいつも通りお伝えする。

福島競馬使用コース

ぽぽん
ぽぽん

Aコース(内柵を最内に設置)

2回福島前4日(7/1~7/9)
ここで行われる重賞競走はラジオNIKKEI賞(GⅢ)、七夕賞(GⅢ)

 

Bコース(Aコースから2m外に内枠を設置、3~4コーナーは2.5m)

2回福島後4日(7/15~7/23)

この2週は重賞競走無し。

馬場の変遷

福島は今週と来週はBコース(Aコースから2m外に内枠を設置、3~4コーナーは2.5m)を使用。

3コーナー

Aコース

Bコース

4コーナー

Aコース

Bコース

直線

Aコース

Bコース

ダート

  • 第1回福島競馬終了後、コース全面のクッション砂洗浄および部分的な路盤補修を行いました。
  • クッション砂の厚さは9.0センチメートル(従来通り)で調整しています。
  • 乾燥が著しい場合は、競走馬の安全のため散水を行う場合があります。

  • 野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行します。
  • 第1回福島競馬終了後、クッション性確保のためエアレーション作業を実施しました。
  • 芝の生育管理のため、中間日に散水を実施します。

A①第1回福島競馬終了後、競走により傷んだ3コーナーから4コーナーにかけての内柵沿いおよび発走地点等約2,500平方メートルの芝張替を実施しました。その後も施肥や散水等の管理作業を行なうことで芝の生育促進に努めました。芝の生育は順調で、全体的に概ね良好な状態です。

A②コース全周の内柵沿いに傷みが出始めましたが、概ね良好な状態です。

B①今週からBコースを使用します。コース全周の内柵沿いにカバーしきれなかった傷みが残ります。

JRAの発表は以上。

Bコース替わりしたとは思えないほどラチ沿いは傷んでいる。重賞も組まれておらず騎手質もイマイチとなれば、相当カオスな週になりそうな予感しかしない。

福島競馬場:コース図

コース立体図(右回り)

コース平面図(右回り)

コース断面図(芝・右回り)

コース断面図(ダート・右回り)

引用:JRA:福島競馬場コ-ス紹介

コースは右回り、芝の1周距離は1600メートル(芝コースの距離についてはAコースの数値を用いる)、ダートは1444.6メートルという福島は、JRA全場のなかで最もコンパクト(=1周距離が短い)な競馬場だ。とはいえ、コースには独特な起伏がつけられ、3、4コーナーにはスパイラルカーブを採用。スリリングかつスピーディーなレースが楽しめるよう、工夫が凝らされている。

独特な起伏について、芝コースを例に見てみよう。ゴール板を過ぎてから2コーナーにかけてなだらかな下り勾配(高低差1.7メートル)が続き、向正面には一転、同1.3メートルの上り勾配が設けられている。その後、平坦部分を挟み、4コーナーから直線(残り170メートル付近まで)にかけて再び緩やかな下り勾配に。そして残り170メートル付近から残り50メートル付近までは高低差1.2メートルの上り勾配を駆け上がってゴールに至る。全体の高低差は1.9メートル(ダートコースは2.1メートル)と、特筆するほどの数字ではなく、ゴール前の上りをはじめ、勾配自体も決してキツくはないが、コースを1周する間にアップダウンを2回繰り返す(ダートコースの起伏構成も芝コースとほぼ同じ)のはかなりユニーク。実はでこぼこした競馬場なのである。

292メートルという芝コースの直線の長さ(Aコース使用時)は、ローカル場としては標準的な数字だが、差しもまずまず決まる。小回りコースのイメージにはあまりとらわれすぎないようにしたい。ただし注目度が高い初夏の開催は梅雨とまともに重なるため、雨の影響を受けやすい。ひと昔前に比べると排水性は格段に良化、馬場も傷みにくくなった近年だが、開催が進むにつれて“外差し”が決まるケースが増えるのは変わらない傾向。一方のダートコースでは「水準以上に逃げ馬の活躍が目立つ」ことも頭に入れておこう。

そのダートのうち、1150メートルのレースだけは芝からスタートする。また、障害レースは固定障害の専用コースと置き障害の本馬場で争われる設定。内馬場のタスキコース、バンケット障害の側面に浮かぶ「FKC」(福島競馬倶楽部の略称)というツツジの植栽文字は、1935年に障害専用コースが新設された際につくられたもので、競馬場のシンボルのひとつとして現在に引き継がれている。

文:石田敏徳(2019年9月時点)

今週の有利枠・不利枠

芝1200m 中~外枠有利

2コーナー付近のポケットからスタートで、3コーナーまで向こう正面約400mを走るため枠順による影響はやや低め。福島はすぐに馬場が荒れるので内枠は徐々に不利となって来る。

芝1800m (本来は)圧倒的に内枠の先行馬有利

スタート後すぐに勾配。テンでモタついて遅れることは追い込みの難しい小回りコースでは致命傷に至る。開幕週のラジオNIKKEI賞(GⅢ)などではこの傾向が顕著に現れる。

1200と2000に比べれば内枠の優位性はあるが、今週は混沌。

芝2000m 中~外枠有利

4コーナー付近のポケットからのスタートで1コーナーまでの距離は505mあり、枠順による影響は小さい。

コース図も見ない有象無象はこの2000mでも「福島なんだからイン前イン前」と騒ぐが、基本的にフラットだとお伝えしておく。

そしてインが荒れるのが早い福島だけにスタート直後にホームストレッチをすべて使う2000mでは週を追うごとに内枠は厳しくなっていくことを予め頭に叩き込んでおこう。

芝2600m (多頭数なら)内枠有利

福島競馬場で主に使用される4コースの中で最初のコーナーまでの距離が最も短く、その上コーナーの角度もキツイとなれば必然的に外枠の馬は劣勢を強いられる。

とはいえ2600mという長距離且つ非根幹距離の特性上、多頭数になること自体が稀。

基本的には枠云々より馬の地力が問われるコースなので1~2番人気の成績が良いのも特徴。

ダート1150m 外枠有利

芝スタートのダート戦の定石。

ダート1700m 枠順不問

枠順よりも器用さと地力を優先しよう。

ダート2400m カオス

コーナー6回なら器用さのある逃げ先行馬優先。
坂下スタートでは逃げ馬を嫌うのがマイルールなのだが、さすがにコーナー6回のここではそれも強くは言えない。無論、勝負に出ることもほぼない。

結論

  • 土曜の雨で内を耕して貰って、日曜の1200と2000の外枠狙いが無難。
  • ダートなら外枠優勢の1150m。
  • 乱れ撃ちが好きな穴党には願ってもない舞台。
  • ↓納得出来たら押してね。

買う予定の馬

土曜

オッズの下落に嫌気がさしたのでここは有料(¥200)にします。
信じ続けてれば勝手に浮くはずです。

日曜

他場

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プロフィール
ブログ管理人
ぽぽん

【競馬歴】ミホシンザンが春天を制した日に父に東京競馬場に連れて行かれてから36年。初恋はダイナアクトレス。
【卒論】ヘイルトゥリーズン系の今後
【職歴】大学卒業後大手飲料メーカーに就職も博打の方が数倍割がいいので退職。4号機時代を全力で堪能したあとは体力の限界で引退。心を入れ替えて会社員に戻るも超つまんないので2022年に起業。
【お住まい】千葉県の農地

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