こんにちは。当たる気がしないときはよく当たるぽぽんです。
昨日のアスターペガサスはスプリント適性〇なのにあの人気薄。
朝日杯を苦しすぎる展開でそこそこ粘走したのを見られていなかったのでしょう。
また、先週のオークスはやはり内枠不利の不運が祟ったクロノジェネシス。
終始伸びないインビタから4角で外に持ち出すと見せかけて最後は内を突くという北村友一喜劇を披露して無冠を継続しました。
乗り替わり推奨案件ですがサンデーレーシングの会員さんもいい加減怒らないんですかね?武藤雅の方が遥かにうまいと思いますけど。。
さて、それでは昨日までの事は全て忘れ、いよいよ競馬の祭典です。
第86回日本ダービー(GⅠ)の検証に入りましょう。
枠順
皐月賞馬サートゥルナーリアは絶好の3枠⑥番。
巷で言われる3強を形成する他の2頭、ヴェロックスはやや外より⑬番、そしてダノンキングリーはサトル君のお隣⑦番です。
確定枠順をパっと見た時にリオンリオンよりロジャーバローズ。アドマイヤジャスタよりサトノルークスって考えます。
馬場
例年通り埒を外に3m移動のⅭコース。高速馬場に変わりはありません。
勿論先行脚質が馬場的には絶対的に優位なのですがダービーとは不思議なレースで外を回った差し追い込みも結構決まります。
近年は相対的に逃げ馬不振ですが、昨年のエポカドーロ、古くはミホノブルボンなどその時点での完成度が抜けて高ければ馬券圏内に突入可能です。
つまりどの脚質でもチャンス有ということ。
①ロジャーバローズ
先行脚質のこの馬にとっては完全に大当たりの①番枠。
⑮を引いたリオンリオンが穴人気を集めますが明らかに枠的にはこちらに運があります。逃げ馬が一発を演出するならコチラでしょう。
②ヴィント
500万勝ちで抽選通れば出走できるんだったら世代№2のエングレーバーはプリンシパルSに出走せず、その可能性に賭けていれば馬券圏内98%くらいの馬が14番人気以下だったのになぁってのは後の祭り。
「ダービーは運のある馬が勝つ」
という古の格言をヴィントは体現できるでしょうか。
③エメラルファイト
スプリングSは先行絶対不利の馬場とメンバーで恵まれた感が否めません。
本質が1800不向きの最低①番枠を引いたファンタジストにチョイ勝ちではここで高評価を与えるのは難しい。
④サトノルークス
ひっそりと素晴らしい枠を引き当てたサトノルークスは今回少々人気するアドマイヤジャスタをすみれSで寄せ付けていません。
普段と違うレース内容だった皐月賞を参考外とする必要がありますが、血統の奥深さからも一定以上の注意を払う必要があるでしょう。
⑤マイネルサーパス
岡田総帥の悲願成就へ向け、ナイママと共にいざ頂へ。
マジでそんなことが起きたら競馬界の伝説となること間違いなし。
⑥サートゥルナーリア
皐月賞を一番人気で制し、そのまま2冠を飾った馬はディープインパクト以降出現しておらず、ロゴタイプとヴィクトワールピサがこの壁にはね返されました。
ただディープインパクト以前のそのタイプは数十年に渡りそのまま二冠なのでこの理論はどちらが正しいのかわかりません。
そもそもこの馬がデータで測れる馬なのかどうか未知数な部分が多く、アーモンドアイという同父の怪物を凱旋門挑戦から外させたという見方をするならば、距離や乗り替わりなど些細な不安要素はどうでもよくなってきます。
前述の通り世代№2は出走すら果たせておらず、その部分も追い風。
競馬ファンとすれば変な色気を持たず、三冠を捨ててロンシャンに殴り込みに行くという今までの名馬になかった気概を買いたいところですね。
⑦ダノンキングリー
デビューから無敗で共同通信杯制覇。しかも破った相手は後にNHKマイルⅭを制することになる前年の2歳チャンピオン。
皐月賞でもサートゥルナーリア、ヴェロックスと差のない競馬をしており力量的には文句なしに世代トップクラスと言えます。
問題はやや行きたがるところで、こういうタイプはダノンファンタジーもそうですが距離的限界を見せることがあるため、能力的に足りてても過信は禁物です。
皐月賞1~3着馬⇒ダービー1~3着馬となった例は記憶だけだとジェニュイン-タヤスツヨシ-オートマチックくらいしか思い浮かびません。
それでも1-2-3着⇒2-1-3着と少し入れ替わってますしね。
⑧メイショウテンゲン
以前にこの馬は大箱の競馬場が合うと書いたことがあり、弥生賞の激走は想像の遥か上を行ってしまいました。
ただなにしろ今年の弥生賞はマイラーのニシノデイジーが人気に推されていたように低レベル。
シュヴァルツリーゼに関しましても、自己条件を使わずに弥生賞を使うという事は堀宣之調教師には何かお考えがあるのだろうなと思ってあそこでは狙いましたが、どうやら低レベルのメンバーだったという結論でよさそうです。
母メイショウベルーガと同じくやや遅咲き感のある当馬には秋の京都で激走してもらいましょう。
⑨ニシノデイジー
何回でも言いますがマイラーです。
⑩クラージュゲリエ
素質は確かなものはあるのですがいかんせん気性が今一つ。
ここ4年の勝ち馬はキンカメ⇒ディープ⇒キンカメ⇒ディープと来ているのでその部分では侮れませんが共同通信杯の内容からも府中で上位逆転はやや厳しいか。
⑪レッドジェニアル
前走京都新聞杯を11番人気で見事な差し切り。
京都新聞杯はロジャーバローズ不動のレースでしたので、そこを差し切られたのは私としては少しだけ困りましたが普通に買うべき馬として入っていたのでまぁ良しです。
ただ、完全に勝ちパターンに持ち込んだ馬を一頭だけ差し切った場合は概ね2着馬の方が強いのです。
アルテミスSのシェーングランツ。プリンシパルSのザダルのように、前を完全にやっつけてお疲れの2着馬を差すだけですから。
そして肝心の京都新聞杯のレースレベルそのものが疑問符。
⑫アドマイヤジャスタ
力量がトップクラスまで一歩及ばないアドマイヤジャスタですが、神様ミルコ様と崇められる鞍上に一縷の望みを託すファンから熱い支持を受けています。
巷では皐月賞とは雲泥のデキと言われておりますのでその様子をじっくり見させていただいてからにしましょうか。
⑬ヴェロックス
小倉で衝撃のデビューを飾った時は驚きましたが確証だったはずの1800戦、野路菊Sと東スポ杯を共にマイラーに負けました。
その後は2000mを三戦使って全てで一流の競馬を見せており、さらに400m伸びるとパフォーマンスが向上するのか減退するのかは正直見どころ。
NHKマイルカップのときに令和は13画という事を書きましたが、先週のオークスは⑬ラヴズオンリーユーが無敗のまま戴冠。
令和元年のオークス・ダービーを⑬が制したり。
まさかとは思いますがね。
⑭ランフォザローゼス
目を奪われるほど素晴らしい血統背景を持つランフォザローゼスは皐月賞をパス。
青葉賞を叩いてこの大舞台に駒を進めてまいりました。
その青葉賞は勿論先行有利のリオンリオンは買いますけれどもランフォザローゼスが来たおかげで大魚を逃したワケですよ。
ランフォザローゼスは展開有利のリオンリオンより遥かに強い競馬をしているので、青葉賞組から選ぶならコチラです。
福永ダービー連覇。ないですね。着まで。
⑮リオンリオン
横山武が親の七光りで譲り受けたダービー挑戦権。
どう頑張っても抑えられるわけもありませんので逃げるか出遅れるかのどちらかでしょう。
つまりどちらにしても実質的にロジャーバローズは単騎逃げの形に持ち込めそうです。
⑯タガノディアマンテ
相当いろいろな要素が噛み合わないと届かないでしょう。
⑰ナイママ
毎年ダービーには99%勝負にならない馬が数頭出走しますが、シンガリ人気濃厚のような馬は不思議と大外に配置されます。
もう一頭外にいますけれども例年通り圏外ということにします。
⑱シュヴァルツリーゼ
⑧メイショウテンゲンの項でも書きましたが弥生賞はレースレベルが低かっただけ。
大外石橋で二匹目のドジョウを狙う手もありますが、そもそもケイデンスコールは朝日杯で勝ち名乗りを受けると見ていたような馬ですからあれは力量的に穴馬でもなんでもないわけです。
第86回日本ダービー(GⅠ):まとめ
◎ ⑥サートゥルナーリア
〇 ①ロジャーバローズ
▲ ⑭ランフォザローゼス
△ ⑬ヴェロックス
△ ④サトノルークス
当たる外れるも大事ですが、夢を見させてもらえるようなレースを期待します。
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