こんにちは。今週はマイナス100㎏でもエフェクトオンとエングレーバーだけは買うぽぽんです。
前走でとんでも妨害を喰らったエフェクトオンは土曜日の新潟であっさり勝ちました。次は状況次第。
プリンシパルSのエングレーバーも仕上がり8分で普通に回ってくれば期待に応えてくれるでしょう。
さて、推し馬の話はその辺で、今春のGⅠシリーズ最難関と言っても過言ではない第14回ヴィクトリアマイルを考察していきます。
枠順
ご存知の通り今週と来週の東京はBコースを使用。
先週の高速馬場をそのままに内ラチが3m外へ移動で内枠の先行馬が有利な環境。
つまり京王杯SCでの大外追い込み系スマートオーディンなど出番はないわけです。
それを踏まえた予想になる事はご了承ください。
①アマルフィコースト
少し内過ぎるかなとも思いますが内枠先行馬という条件は良し。
先週のNHKマイルⅭを制し勢いに乗るダイワメジャーの産駒で、スタミナも必要な府中のマイルに欧州系ハイシャパラルが母父という血統背景も良し。
気掛かりは枠順と脚質を意識し過ぎて若い鞍上がスタートから押して行ってしまうようだと激流に飲まれることですが、穴馬としての魅力は十分です。
②レッドオルガ
内枠先行有利の馬場で後方待機はキツイ中、先行集団より少し後ろ目でレースを運ぶこの馬が好枠を引いたら買わないわけには行かないところですが、今回は一円も買いません。
鞍上北村友は先行不利の流れでも先行してしまう事がままあります。さらにこの馬自身は牝馬らしいキレを身上としているので、折角好位で折り合っても早仕掛けをしてしまう超絶駄騎乗が炸裂するとこの馬の良さが消滅してしまいます。
今回人気の一角を担う立場で前が止まりにくいという事を踏まえると、コンマ数秒の追い出しを我慢できるような胆力を彼は持ち合わせていないと判断し、無印とします。
③クロコスミア
控えるよりも行ってしまった方がいい馬ですが、戸崎の事だから様子を見そうですのであまりガンガン押していくような事はしない気がしますね。
クロコスミアが行かないと見るやアマルフィコースト坂井は行っちゃいそう。
④ノームコア
現3歳牝馬のベスト3に入るクロノジェネシスのお姉さん。
Ⅾ.レーンは一瞬にしてJRAでの市民権を獲得し、初出場のダービーでサートゥルナーリアを駆れるような幸運を手にするなどちょっと神懸ったところがあります。
力関係を一蹴してしまうのが外国人ジョッキーの怖さであり、脚質枠順と申し分ない今回は着以上もありそうです。
⑤メイショウオワラ
出走18頭の中で、メイショウオワラとサウンドキアラは来たらホントにびっくりします。
⑥ラッキーライラック
昨年の桜花賞ではアーモンドアイを敵に回して一倍台の支持を集めていたほどの馬。
初めての完敗からは連戦連敗ではありますが、秋華賞は全く競馬をしておらず、中山記念はいまや香港GⅠ馬となったウインブライトにかろうじて差し切られただけで、並み居る強豪牡馬相手のレースを9割は手中にしていました。
前走の阪神牝馬Sにしても最後の直線はササリっぱなしであの着差。
少なくとも能力に陰りは無く、抜群の動きを見せた調教からも、復権への体勢は整ったと見て良いでしょう。
⑦ミッキーチャーム
前々走の中山牝馬Sはパドックでテンパっていた上に激流必至のメンバーでお客さん確定のなか見事に沈み、前が緩くなった前走の阪神牝馬Sで人気を落とすなんて実はいい娘なのでは?
なによりスローの流れを行き切らないで4番手追走から抜け出したという折り合い面の成長に価値があります。
また、アーモンドアイという規格外の相手に対してのGⅠ2着は立派な勲章であり、それを所持しているのは今日のメンバーではこの馬とラッキーライラックだけです。
⑧デンコウアンジュ
どん尻系追い込み馬は辛い。明らかに辛い。
ただとてつもない激流になればワントゥワンやサトノワルキューレにまで出番はやってくる。
⑨プリモシーン
前走のダービー卿CTはなぜに一番人気ではないのか?と思うところもありましたが福永らしく二着。
遡れば昨年の桜花賞は休み明けながら、圧倒的3強対決と見ていた中で抑え馬券を買わせるほどのとてつもない仕上がりで登場。渋々無駄金を遣わせられたのですが、その桜花賞では不利があったという面もあったものの、やはり当時から治っていない出遅れという悪癖が曲者。
今回のような距離と馬場で出遅れがどれほど致命的なものかは想像に難くなく、鞍上には肝心のGⅠでの出遅れスペシャリスト福永が継続騎乗。
相当な高確率というより最早必然だと思うと買う気が完全に失せました。
一般的には仕上がり抜群、好枠から出たなりに中団追走で折り合って直線抜け出すという青写真を描かれている方も多いでしょうが、
私は出遅れて最後方追走と予想するので無印です。
⑩ミエノサクシード
一時期この馬を追っかけていたこともあったのですが相性が悪かったようです。
だから買いません。
⑪アエロリット
この世代の牝馬でGⅠ勝利が確約されていたのが筆頭リスグラシューと次位アエロリット。
昨年の当レースは今年と少し馬場が違い、完全に先行不利な上に落鉄しながらも4着と気を吐きました。
次走の安田記念ではほぼ100%ないリスグラシュー出走レースでの◎を奪ったほどの馬で、GⅠ勝ちもある東京マイルはこの馬の庭とも言える場所。
マイルCSで牡馬相手に外枠から先手を奪えるほどのスピードがあるので、この馬の行き方次第でレースは別物になります。
これに対抗して他の先行勢がワイワイ着いていくようだとそりゃーもう大事件な馬券が生まれてしまうかも知れません。
なお、微かな懸念材料として劣化が始まっている可能性が拭えませんが、能力の図太さから無印にはできません。
⑫ワントゥワン
激流用穴馬
プリモシーンに3㎏与えてクビ差負けの関屋記念で1.31.6を叩き出しているように高速決着も対応可。
⑬サトノワルキューレ
確定的に勝負にならないのにオークスで人気を背負ってくれた恩義のある馬。
着順的にはその後の成績は振るいませんが、時折見せるその末脚は激流になれば脅威と言えるモノで、⑧⑫⑬を絡めた悪魔馬券を少し握るのも面白い。
⑭レッツゴードンキ
この馬は一体いつ劣化するのでしょうね?
7歳まで走った桜花賞馬はすぐには思い浮かびませんので頭が下がる思いです。
ともあれ元々スプリンターとしての資質の高さを評価していた馬なのでマイルはやや長い印象があります。
⑮カンタービレ
どうにも中途半端な部分のある馬で、最速の末を使うわけでもテンに行くでもありません。
相手なりに走る面は評価できるものの、今回はある程度の好位に付けるにも少し脚を使わざるを得ない枠を引いたため割引が必要と思われます。
デムーロ確変を期待したファンからの人気を吸ってくれているようなのでここは思い切って消し。
⑯ソウルスターリング
クラシックの時期は豪運の天才少女ソウルスターリングが主役でしたが、時が経つにつれてリスグラシューやアエロリットとのポテンシャルの違いが誰の目にもわかるようになってきました。
そりゃ成長曲線の違いだろ?って思う人は勝ち馬に乗る術を知っている優れモノです。
2歳時から世代最強牝馬であるリスグラシュー相手に阪神JFで30mほどアドバンテージを貰い、オークスで直線ピンボールと化したリスを尻目に悠々とゴールを駆け抜けた時にソウルスターリング時代の到来を感じた方は多かったはずで、今の凋落っぷりは目に余るものがあるでしょう。
だがしかし、ヴィクトリアマイルは過去に一世を風靡した馬達が数多く復活した舞台でもあります。
先週安めを打った妹分グランアレグリアの分まで頑張っちゃうかも知れませんよ。
⑰サウンドキアラ
さすがに条件馬が⑰番枠から馬券になったら驚きを禁じ得ない。
⑱フロンテアクイーン
マイル持ち時計はあるが、やはりこの馬にマイル?というイメージが拭えない。
カンタービレを買える人ならこの馬も買えるはずで、買えない私はオミット。
第14回ヴィクトリアマイル(GⅠ):まとめ
◎ ⑥ラッキーライラック
〇 ⑦ミッキーチャーム
▲ ⑪アエロリット
△ ④ノームコア
★ ⑫⑬⑧①
切るところはバッサリです。
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