【重賞展望】第89回日本ダービー(GI)未来の世界最強馬はこの中に。

重賞展望

写真:JRA

2022 日本ダービー

いよいよ5/29㈰は東京競馬場で日本ダービー(GI)が行われる。今年は有力馬のリタイアも無く、重賞勝ちのあるコマンドラインすら抽選落ちという未曽有のハイレベル決戦。

それではいつも通りあなたの本命馬を1頭ずつ見て行こう。

 

出走馬全頭診断①~

①アスクワイルドモア

札幌2歳S(G3)ではジオグリフの引き立て役をやらされたが、徐々に力を付けて京都新聞杯(G2)を世界レコードで快勝。若武者望来と共に夢の舞台でと辿り着いた。

奇しくも父キズナと同じくダービーの超好走枠を引き当て運気も絶好。

馬は父子三代、人も父子制覇とくれば異次元の物語。

②セイウンハーデス

3走前に戦ったスタニングローズは絶望枠をこなしてオークスを接戦に持ち込んだ。奇しくも彼女と同じ②番枠だがコース替わりで先週とはまるで違う。

上位入線すれば社員さんには西山オーナーから賞与贈呈。なんて良い会社だ。

③アスクビクターモア

皐月賞(G1)は地獄の②番枠。しかも行く馬がミスったために、極悪のインを無理に逃げる羽目になるも絶妙なレース運びでなんとか掲示板確保。舌をペロペロ出して真面目に走ってないでアレなら評価を落とす必要はない。

今回は逃げる事はなく先行集団のはず。後方の4強が睨み合いを続け過ぎると痛い目に遭う。

④マテンロウレオ

レベルの低いホープフルS(G1)ときさらぎ賞(G3)を好走したが弥生賞(G2)で馬脚を表し最低人気。

今回は個人馬主の2頭出しが話題になるが、素晴らしい相馬眼だと思う。

⑤ピースオブエイト

新馬の勝ち方で既に重賞勝ちは予約済み。すんなり3連勝でそれは成したので次なる目標は4戦4勝無敗のダービー制覇。令和のラムタラを襲名してしまえ。

⑥プラダリア

こじんまりとまとまった馬体で昨年のシャフリヤールと被る馬が今回は数頭いるがその内の一頭。青葉賞(G2)勝ち馬はダービーを勝てないと言われて久しいが、そんなものはあくまで巡り合わせでしかない事。シンボリクリスエスやゼンノロブロイ級の素質馬がいつ現れてもおかしくない。

⑦オニャンコポン

どこかの神様らしいが普通に猫にゃん。この馬は個人的には英愛ダービーに挑んで欲しかったがまだまだ時代が追い付かない。

中山で好走歴も多いが100%府中のほうが良い馬。時計のかかる今の馬場質もおそらくマッチする。勝ってさらに適性の高い欧州へ羽ばたくか?

※個人的な見解です。

⑧ビーアストニッシド

消極策でドブレースをした皐月賞は論外。行け。そこにしか道は開けない。

⑨ジャスティンパレス

皐月賞はそれほど悲観する内容ではないがパンチ不足も否めない。

いざとなればやるミルコ。馬のヒキが強い三木オーナー。これに4連覇中のディープインパクトの神通力が宿ればあるいは。

⑩マテンロウオリオン

ここ2戦は負けて強しの内容。というより弱い競馬を一度も見せた事がないが驚く程に人気薄。ドレフォン買えるならダイワメジャーも買えるだろうに先入観は恐ろしい。

⑪ジャスティンロック

ジャスティンビーバーっぽさはひとまず置いておこう。弥生賞は不利。皐月賞は勝負が着いてから悪い内を追い込む謎騎乗。15番人気になるほど激しい力差があるとも思えないが、推奨材料にも乏しい。

⑫ダノンベルーガ

新馬は異常な勝ちっぷり。共同通信杯も通過点。そして皐月賞は痛恨の①番枠。

過去10年で皐月賞を超カス枠の①~④で3着以内に入線した馬はダービーでも全て馬券圏内なので出来れば3着が欲しかった。とはいえこなせなかった中からもワグネリアンやスワーヴリチャードなどがダービーで好走。

調教はチート級の動きを見せておそらく究極の仕上がり。今回は枠に問題は無いので普通に走ればまず勝ち負け。

⑬ドウデュース

皐月賞の負けはスタート直後にオニャンコポンを捌けなかった武豊の騎乗ミス。

2400mはやや長い気もするがこの時期なら力を最優先。

⑭デシエルト

今度はちゃんとスタート決めよう。隣のドレフォンは皐月賞を獲ったが、こちらのドレフォンが何を獲るのだろうか。個人的にはサクセスブロッケンの後継者として期待している。

⑮ジオグリフ

レースセンス抜群の皐月賞馬。鞍上はダービー3連覇を狙う福永。

よくよく考えれば1番人気でもおかしくない馬。

不安に見られているが距離は持つと思われる。

⑯キラーアビリティ

皐月賞は5割のデキで悪枠。勝負にならない事は戦前から明白だったが、ここに来ても未だに調子が上がってこないご様子。

キャロット・ホープフルS楽勝・皐月賞叩きというレイデオロの定理があるが、強気になるには時間が必要か。

⑰ロードレゼル

青葉賞はレースを壊されているのに先行して頑張った。血統的にも魅力十分だが大外よりひどい⑰番枠はいただけない。

⑱イクイノックス

皐月賞の疲れが抜けてるか否か。それが全て。

 

調教評価

ざっくりと。

チート ⑫

A ⑬③⑥

B ⑤

まとめ

オークスと同じように皐月賞の好枠と悪枠が入れ替わったがイクイノックスだけそのまま。⑫⑬⑮⑱の能力は確かに高いが、伏兵陣も底を見せていないメンツ多数で激戦必至。

皐月賞とは印を入れ替えるがダノンベルーガとドウデュースの能力を信頼する。

◎ ⑫ダノンベルーガ

〇 ⑬ドウデュース

▲ ③アスクビクターモア

△ ⑩マテンロウオリオン

△ ⑮ジオグリフ

馬場:5/28~5/29 東京

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