皐月賞(GI)
4/16㈰に中山競馬場で行われる第83回皐月賞(GI)の追い切りと考察。
2023年のクラシックが開幕し、先週の桜花賞では圧倒的一番人気に推されたリバティアイランドがとてつもない豪脚を披露して優勝。想定された不利をしっかり受けながらも問答無用に勝ちを捥ぎ取って牝馬は1強であることを存分にアピールした。
対して牡馬戦線は2歳チャンピオンはマイルや海外に矛先を向け、重賞勝ち馬はコロコロ入れ替わり、例年になく混戦という下馬評だが果してこの皐月賞ではどのような結果が待ち受けているのだろうか?
引用:競馬ラボ
まずは各馬の調子を把握しないと前に進まない。追い切り内容を踏まえて考察をしていこう。
追い切りと考察
①ソールオリエンス
w c+ 一週前にガッツリ追って鬼伸び。当週もキッチリやって万全。
- 新馬の相手はまだ評価を下せないが、圧勝した京成杯(GⅢ)は弱メン。
- その京成杯で見せたコーナリングの下手さは致命傷になりかねない。
- 追い切りでもやはり外に張り出していく様子が見受けられる。
- 「皐月賞において」は最低最悪の①番枠。
- 差し馬は包まれるからとかのみの低次元な話ではない。
- 皐月賞で①~④番を引いて3着以内に入った馬の次走ダービー成績を見ると、この悪枠をクリアするのにどれだけの素質が必要かがわかる。
- 素材・追い切りともに申し分ないが、今回の最大の敵は上記のように悪枠。
- 一応おさえはするが、出来れば大敗して貰ってダービーで巻き返しに期待したい。
②ワンダイレクト
cw c 母系の影響かスピード感は十分。調教も常に走るタイプ。
- 若駒Sは勝ちパターンで差され、弥生賞は最後止まったように2000mは強豪相手となると気持ち長い印象。
- おそらく将来的には1400m~1800mが主戦場か。
- 悪枠。
③グリューネグリーン
w c 軽い走りをするのでタフ馬場適性には疑問符。
- スタートで飛び上がる粗相のクセあり。
- 速いタイムの出る夏の新潟などが活躍の場。
④ショウナンバシット
坂 d 強め 反応一息か。
- 若葉Sはスローで前が残っただけの凡戦。
- そこでハナ差なんとか負かしたラスハンメルの特別戦成績を見るとこのメンバーで手を出すのは困難。
⑤フリームファクシ
坂 c 余裕のソダシになんとか食らいつくが少し物足りない。一週前のcwではボチボチの時計が出ていたがやや体が立派に映った。ダービーからの逆算か。
- ミッキーカプチーノにしか負けていない。
- シャザーンに写真判定の気まぐれで勝ったダノントルネードを完封。
- お世辞にもレベルの高くないきさらぎ賞で3連勝。
- ガチの一線級相手のここで通用するの?
- 「しない」と川田は判断。私もそう考える。
⑥ウインオーディン
w c リステッドならこれで十分だが今回はGI。
- 重苦しかった共同通信杯でも世代トップクラスを相手に健闘。
- 血統的にも週末の雨予報で望みは捨てきれない。
- GIの三浦。
⑦ファントムシーフ
cw c+ 一週前は全体時計をまとめ、今週はラストの反応確認で態勢は整う。昨年のイクイノックスを例えに出すのはまだ気が引けるが、パーフェクトではないが力は十分出せる仕上がりという状態がコレ。言い方難しいな。
- 素質はタッチダウンに迫る。
- 実際は⑧~⑫くらいがベスト枠だが、皐月賞での⑦番枠は好成績。
⑧トップナイフ
cw c 舐めプの前走-10㎏からこの楽走追い切りは…
- ところが当時のパドックではそれなりに仕上がっていた。
- メイチの共同通信杯で力負けし、背水の陣だったタスティエーラに負けはまだ許せる。
- 昆さんの調教は正直理解に苦しむ面が多く、これで上げて来る時があるのが恐怖。
- 堅実性と好枠で人気にはなるが、大抵このタイプは掲示板で終わる傾向。
- 勝ちは見込めない。
⑨ホウオウビスケッツ
w c+ どうやら稽古は走る馬。
- 泥田のスプリングS(GⅡ)の疲れが全く見えない。
- 当時も好調教。
- ベラジオオペラがそれほど良く見えないので逆転は可能。
⑩ラスハンメル
cw c ラスト追って伸びは一息だが順調。
- 前走が超低レベルレースなのでダメージは無い。
- それ以前の特別戦が勝負にならなすぎで力量劣るか。
⑪シャザーン
坂 c ダービーでメイチにするのが見え見え。
- デビュー戦は写真判定のきまぐれで実質3戦3勝。
- すみれSは一見平凡に見えるが、ラスト600mを33.1、800mを推定44.9、ラスト1000mを57.0程度で走破している。2200mなのだが?
- しかもスタートで大後手を踏んでいる。
- スタミナの化身と言っても過言ではない。
- 今回の2強に割って入れる存在。
- 素質からメイチになるダービーは主軸まである。
- 望来がしっかり乗れるかどうか。
- 少なくともダービー優先出走権確保は至上命題で5着以内は確実に取りに来る。
- それしか考えてなければ4~5着止まり。
⑫ダノンタッチダウン
坂 c 筋肉パツパツで見た目は凄い馬。しかし目標っぽくない軽さ。
- 1週前、当週の動きを見てもガチ仕上げにはない。
- 朝日杯とデイリー杯は負けてなお強しの内容での2着。
- ドルチェモアの凡走で人気が下がれば妙味出る。
- NHKマイルカップ(GI)がほぼ勝ち確なのでここは叩き。
- GI鉄板◎の馬だけに素質は120%。人気無ければヒモ考慮。
⑬グラニット
w c 何故に馬を前に置いているのだ?
- あなた逃げ馬ですよね。
- スプリングSは立派な競馬。自分を持っている馬は応援したくなる。
- 隣に川田で因縁の2021年皐月賞恫喝事件が思い起こされる。それでも躊躇なく斜めに全ツッパしてぶっ飛ばして行ける度胸があれば一皮むけるぜ嶋田ちゃん。
⑭タスティエーラ
w c イヤイヤ走っているがおさえながらも好時計記録。
- 一発回答で春のクラシックへとメイチに仕上げた共同通信杯で力の抜けた2頭に格の違いを見せつけられる。
- しかもダノンザタイガーにも先着を許す始末。
- 本来予定にない弥生賞は立場的にクラシック出走権を得ないと沽券にかかわるようなレース。
- 基本的に既に出がらしでお釣りはないはず。よくて3着まで。
- ⑭キャロットは桜花賞のペリファーニアと同じ。
⑮ベラジオオペラ
cw c 前回も調整は軽めだが、今回も同様。
- 逃げだけではないと予測した通り差しに回って完勝は見事。
- 自在性があり終いしっかりというタイプは皐月賞に向く。
- 土曜の雨は泥田圧勝馬には追い風。
- 乗り替わりとは言え、向こうは社台の武史で仕方ない面も。
- それにしても軽いな。ダメージ残ってるのか?
⑯タッチウッド
坂 c ふつう
- 素質の塊。
- 新馬戦のラップ、通る場所共に他馬を馬と見ていないようなレース。
- 共同通信杯は出遅れ→強引逃げ→左回りのコーナリングイマイチ。
- それでも2着。まともなら5~7馬身前にいる。
- 粗削り過ぎる部分は魅力だが、武豊が下手に教育騎乗で喧嘩することが怖い。
- ⑯は①~④より3倍マシ。比較にもならない。
- スピードの絶対値が違い過ぎるので、ちゃんと出ればグラニットのハナを馬なりで叩くことも可能だろうが、出遅れて差しに転じる可能性も考慮。
⑰メタルスピード
w c 舌ペロの馬なりでこの時計。好調。
- 1800mでも微妙なので2000mは?
- タフなレースとなって無欲の3着狙いならこういうのが飛んでくる。
⑱マイネルラウレア
坂 c 小さな脚部不安でノーステップだがボチボチ動く。
- とはいえさすがに頓挫明けで皐月賞は常識的にどうか。
- 2戦ともに常識的に考えられない差し切り。
- ディーマジェスティの再来を夢見るなら。
好調教馬
c+ ファントムシーフ ソールオリエンス ホウオウビスケッツ
まとめ
- c+は3頭いるが、ファントムシーフはメイチまではやっていない。あくまでしっかり力は発揮できるレベルで実際それで十分。ソールオリエンスも万全に持ってきたが超悪枠の①が非常に厄介。ホウオウビスケッツは血統的にも渋ればチャンスはあるだろう。
- いずれ誰の目にも明らかになる事だが、タッチウッドの素質は破壊的なもの。次いではファントムシーフとシャザーンだが、シャザーンの方はダービー狙いが明らか。
- 春の二冠はこの3頭が主軸で問題ないと考える。
- ⑤フリームファクシ、⑭タスティエーラは一切買いません。
- ※明日に追記あるかも。
4/16㈰中山競馬場の馬場
その他
4/15㈯アーリントンカップ(GⅢ)
4/16㈰アンタレスステークス(GⅢ)
のち
予想力に全振りし過ぎて販売力がありません(´;ω;`)
話題の川田本
人気が欲しいです(´;ω;`)
お気に入りに追加
コメント