【重賞レース回顧】第18回ヴィクトリアマイル(GI)ソングライン

重賞レース回顧

2023年5月14日㈰に東京競馬場で行われた第18回ヴィクトリアマイル(GI)は、戸崎圭太騎手騎乗の4番人気ソングラインが、ゴール寸前で昨年の覇者ソダシを交わして優勝。1番人気のスターズオンアースは3着に敗れた。

ヴィクトリアマイル(GI)

各馬短評

1着 ⑥ソングライン
  • 東京1600mは相性の良い舞台。
  • 唯一の牡馬混合GIの覇者。
  • 好調教。
  • 昨年秋以降の凡走で人気をやや落とす。
  • 結局この舞台では強かった。
2着 ⑯ソダシ
  • 昨年の覇者でマイルはめっぽう強い。
  • 近走成績からややピークアウト感。
  • 枠運の化身らしく今回も絶好枠。
  • 最初から馬場の良い所を通り、1000通過58.5の緩いペースを番手追走。
  • 完全に自分の競馬で本来この馬が勝って然るべきレースとなる。
  • レーンも「内から強い馬に負けた」とコメント。無念の力負け。
3着 ②スターズオンアース
  • 悪枠で最初にビハインドを負うことは確定。
  • 何故か好発。
  • 外に出すにも出せず、ソングライン同様ギリギリのところを追走。
  • 4角で松山と川田に軽い蓋を喰らい、外に持ち出すのが僅かに遅れる。
  • トップスピードに乗り切れなかったのはこれが微妙に響いたか。
  • ルメールが「2000m以上の方が良い」と言うように上位2頭とは距離適性の差もあった。
4着 ⑬ディヴィーナ
  • ⑬は好枠だが、どう考えてもここでは能力が足りない。
  • 近走からは想像すら出来ない上がり最速33.1で4着。
  • 父モーリス、母ヴィルシーナの血が騒いだとしか思えない。
5着 ③サウンドビバーチェ
  • 今回は逃げも予想されたが、スッと出て無理せず3番手。
  • 緩いペースも味方したが、最後までしっかり伸びており力のある所は見せた。
  • 放馬しなかったのはなにより。
6着 ①ロータスランド
  • 極悪枠からの逃げ。悪路はメンバー中最も巧いことはノリも当然承知。
  • 完璧なペースで後続を封じ、直線半ばまで見せ場。
  • 最後までインでは流石に厳しい。
  • 距離的にも厳しかったが大健闘。
7着 ⑪ナミュール
  • GIに手が届くとすればココ。
  • ということで2番人気に支持される。
  • スタート直後の先行争いで内からクリノプレミアム、外からナムラクレアに挟まれ落馬寸前の大ピンチ。

  • そして後方へ。
  • 直線も前が開かず、進路が出来た頃には絶望的な差。
  • 今思えば距離短縮で追走が楽になるナムラクレアの一個左枠はカットされることも十分想定出来たと言われるとぐうの音も出ない。
  • 可哀想だがこれも競馬。
8着 ⑫ナムラクレア
  • 距離短縮で追走楽。
  • 久々の1600をこなせるか否かが焦点。
  • 緩いペースの瞬発力勝負なら出番。
  • ナミュールにぶつかった後はややリズムを欠く。
  • 1200mと比べるとパフォーマンスが落ちることは否めない。
9着 ⑭ステラリア
  • 枠も良く、朝から大雨泥田のハイペースなら一発の期待も。
  • 残念ながら雨は極少、緩いペース。
  • これで13番手で届くわけがない。
  • つくづく4着ディヴィーナの激走の異常さが分かる。
10着 ⑮ルージュスティリア
  • スタート直後の先行争いでソダシに寄られ、弾みでナムラクレアにタックル。
  • 4角では内の各馬を巧みに蓋をしているが力不足で即置かれる。
  • 緩いペースの3番手で10着が現状の力。
11着 ④アンドヴァラナウト
  • 前走はどうにもならないスローを後方から頑張る。
  • 雨はダメ。雨量が少ないのがせめてもの救い。
  • さらに出遅れて後方からでは。
  • 良馬場の弱メンGⅢで見直し。
12着 ⑤スタニングローズ
  • 今回も調教いまひとつ。
  • 出遅れて後方2番手の絶望的位置取り。
  • 体調上昇の余地が多分にあるので夏も使って欲しい。
13着 ⑩サブライムアンセム
  • 出遅れて最後方。
  • さらにかかる。
  • 悪い部分が全て出た。
  • それでも最後は脚を使っており、1600mまでのGⅢならいつでも穴を演出出来る能力は見せている。
14着 ⑧ララクリスティーヌ
  • 本格化。高速決着対応可。好調教。
  • 問題は今までとはレベチの相手関係。
  • スムーズに前に行くが、サウンドビバーチェに寄られ折り合いを欠く。
  • 関屋記念あたりなら十分通用するだろう。
15着 ⑦イズジョーノキセキ
    • 前走8分。さほど上がり目もない。
    • 1600mのイメージがなく、ペース緩い今回は苦戦必至。
    • スタート直後は皆内を空けたが、ノリを信じてトレースした進路取り。
    • 全てが無理。
16着 ⑨クリノプレミアム
  • レース質が根本的に合っていない。
  • ナミュールを挟んで反感を買ってしまう。

まとめ

    • 事前確定事項は内枠不利の外枠有利。
    • および緩いペース想定で前有利。
    • スタート後、向正面のゴチャ付きでナミュールが大きな被害。
    • このペースでは後方からの追い込み系は不発も当然。
    • 本来ソダシが勝って然るべきレースだったが惜しくも力負け。
    • ソングラインのデキと能力が全て。
    • スターズオンアースの敗因は距離不足と悪枠と僅かな蓋。
    • ↓皆様の応援を渇望しています。


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参考

 

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