2023 日本ダービー(GI)
5/28㈰に東京競馬場で行われる第90回日本ダービー(GI)の追い切りと考察。
破壊的な末脚で皐月賞(GI)を制したソールオリエンスの無敗2冠成るかが焦点となるが、完璧なレース運びをしながら惜しくも2着に敗れたタスティエーラ、落鉄しながらも3着まで押し上げたファントムシーフ以下、皐月賞組は舞台が一変する東京2400mで逆転に向かって牙を研ぐ。皐月賞には目もくれなかった別路線組にも素質馬は数多く、波乱の種も混在。
今年も「競馬世界最強国のダービー」は熱い戦いになりそうだ。
引用:競馬ラボ
追い切りと考察
①ベラジオオペラ
cw c 疲れを残さぬよう配慮。
- 皐月賞時はごく軽めの調整で、泥田のスプリングSの疲労が残っていたか。
- その皐月賞は無謀なペースを早め追走で参考外。
- 今回は横山和生にスイッチ。阪急杯、NZT、春天、NHKマイル、オークスなどでもわかるように彼は前に行ける馬なら躊躇いなく開幕から押していく。
- その和生がこの①番枠から控えるとは到底思えない。
- もちろん差しも出来るが、今回の想定逃げ馬はコレ。
- タイトルホルダーの菊花賞でも2番手に付け後ろを封じ、中弛みのペースを補助したように、弟のためなら身を削る良い兄。ラビット(ペースメーカー)や難敵封じくらい喜んで請け負うだろう。
- ④パパが壁役でスキルヴィング包囲網。
- 調教では2週連続で前に馬を置き、それを目標にやっているので控える可能性はゼロではないが、それを考慮してしまうと買い目が爆増してしまう。
②スキルヴィング
w c 3頭併せ真ん中で最後追い出すが格下相手に併入。
- 1週前の動きもまだ平凡。パーフェクトまで持って来れているのかに疑問。
- 青葉賞は舐めプの8分デキで勝てたが今回は世代の頂点を争う戦い。
- ルメールが皐月賞3着馬を捨ててまでの継続騎乗。馬主への忖度か、それとも。
- 府中2400m2戦2勝は大きなアドバンテージ。距離不安は皆無。
- パッと見好枠ではあるが、横山包囲網は警戒。ノリと武史がすぐ外は恐怖。
③ホウオウビスケッツ
w c 単走。捌きが少し小さいが、1週前の動きを見るに一応の状態にはある。
- 稽古駆けする馬だが、極悪馬場で連続して厳しい競馬をした影響か今回はさほど目立たない。
- 逃げ候補と見られているが、初出場のダービーで僅かに色気のある馬に乗った丸田が玉砕覚悟の大逃げが打てるかどうか。
- ①⑯⑰との兼ね合いになるが、どうであろうと先頭を行く馬のペースは速い。
- 2番手以下がどう動いていくかでレース全体の流れは決まる。
④トップナイフ
cw c ダービーから逆算して来ていたと判断。
- 世代屈指の安定株で実績もトップクラス。
- 皐月賞はパドック評価5位も出遅れで終了。
- 1週前はガチ追いで馬なりの併走を交わせない体たらくで断トツ消し候補。
- 一転今週はまるで違う動き。皐月賞時、弥生賞時とは時計の出し方も違う。
- 3日で馬を激変させて来るので昆さんは読めない。
- 難しいところだが今回のノリは授業参観型を想定。
- 横山の横山による横山のための競馬→武史のために一肌脱ぐことは想定しておく事。
⑤ソールオリエンス
w c+ 1週前に既に時計は出ており状態は問題ないが、手前替えが課題なのかコーナリングは左回りも巧くない。
- どうせ他では調教欄はべた褒め祭り。
- 伸び始めてからが異常なのでこういう欠点は狂人以外には見過ごされる。
- 4角で放物線を描きながらも圧勝した中山の2戦はやべぇ。
- 皐月賞は超極悪枠①からの戴冠。
- 皐月賞の①~④で3着以内馬はダービーでの好走率桁外れ。
- 皐月賞の①~④で馬群に沈んだワンアンドオンリー、ワグネリアン、スワーヴリチャード、アスクビクターモアは巻き返し。
- 無敗の皐月賞馬が⑤番枠は他にディープインパクト、オルフェーヴル、コントレイル。
- これまで出会った三冠馬には皐月賞時に既に抜けた◎評価を下しているため、三冠の器かどうかは私にはまだわからない。
- 難敵スキルヴィングには父と兄による邪魔が懸念される。
- 最大の強敵ファントムシーフは外枠⑭と今回は運気が逆転。
- これだけ条件が揃っても『競馬に絶対は無い』
⑥ショウナンバシット
cw c フリームファクシと2週連続併せ。最終追いは淡泊も状態は安定。
- 皐月賞は悪枠④からひたすら内を追走。
- 最後は外に持ち出したが5着は立派。2着級の評価が余裕で可能。
- すみれSで衝撃的な完敗を喫したシャザーンを6着に下して優先出走権を得たことは非常に大きかったが、シャザーンの出走が叶ってしまう。
- スタミナの化身である彼に今回先着する見込みは薄いが、相手は望来なので望みはある。
- てかこれ少しは人気しちゃうのかな?どうなの?
⑦フリームファクシ
cw c 隣枠の僚馬と仲良く2週連続併せ。1週前は内容で大きく上回る。
- 皐月賞は物足りなかった追い切りに加え、過去走にも見所がほぼ無い過剰人気。
- スタート直後ファントムシーフにタックル。押し戻されて地獄の内を追走。
- その皐月賞時の鞍上問題で、超一線級相手には通用しない判断を川田から暗に下されている。
- 血統的にも枠的にも状態的にも今回は皐月賞より幾分好転。
- ソダシを降ろしてダービー騎乗馬を用意する須貝さんの優しさは○。
⑧メタルスピード
w c 2週連続で楽々と抜群の動き。
- 以前の成績からは1600までが主体の未来を想像していたが、1800~2000でも結果を残す。
- 伸び盛り真っ只中であることに疑いの余地は無い。
- 皐月賞は18頭中唯一といえる超完璧な競馬。
- それでも落鉄した相手に交わされ4着に止まってしまうと2400mでの逆転は厳しいか。
⑨グリューネグリーン
w c ふつう。
- ウメノファイバーの孫であり、スペシャルウィークの孫。
- つまり東京2400mは血統的には『庭』
⑩シャザーン
坂 B 1週前にcwで完調。今週は流すだけ。
- スタミナの塊。
- とうの昔に菊はこの馬で行くことが決定している。
- 春はダービーメイチで皐月賞は手抜き。4~5着狙い。
- 望来だけに6着。かなりダサイ。
- 使えるならメイチでということでトライアルを使わず。
- デビュー戦は写真判定で謎の敗戦を喫したが、そこで運を使い果たしたダノントルネードは『運の強い馬が勝つ』と言われるダービーに駒を進められなかった。
- 反対にこの馬は皐月賞→ダービーとギリギリで王道。強運は並外れている。
⑪ハーツコンチェルト
w c 追い切りは動いた。最大目標に向け状態は整う。
- 皐月賞に出られなかった時点で世代では格下。
- 東京向きなのは百も承知だが、8分のスキルヴィングに負けてはならなかった。
⑫タスティエーラ
w c かなり体力はある。皐月より遥かに上向く。
- 共同通信杯の1~2着にはまともに走られたら敵わなかった皐月賞。
- 松山の神騎乗に加え、その2頭が暴走と落鉄。
- 少なくとも運はある。
- 元々使いたくなかった弥生賞で権利取り。
- 上昇の余地の無い中での2着で地力は世代上位であることを示した。
- そして今回の追い切りではハイパフォーマンス。堀さんも凄いが馬も凄い。
- 皐月の1.3着に比較すると現状見劣る。
⑬シーズンリッチ
w c 少し頭高い。気負った際に2400mはどうか。
- 低レベル毎日杯組。出番は無い。
⑭ファントムシーフ
cw c 静かに整える。
- もはや武豊がダービーを何勝しようと何も思わない。
- 皐月賞の1.3着は安定感と能力ヤバめ。
- さて、逆転なるか。
⑮ノッキングポイント
w c 3頭併せ真ん中で折り合い重視。
- 折り合っているか??
⑯パクスオトマニカ
w c 軽快な走りで調子落ちは無い。
- 穴候補として少し色気を持っていた。
- 外枠はまずいな。
⑰ドゥラエレーデ
坂 c 1週前は抜群の動き。当週は強めでキッチリ伸びきる。
- ホープフルSを勝ち、海外でも好戦。
- 帰国初戦で何とも言えない面があったが杞憂。
- そこに⑰はかわいそうでは?
⑱サトノグランツ
坂 c 中2週で静の調整。
- 京都新聞杯は超凡戦。
- 強力メンツ相手でもないのにタイム差無しでは…。
好調教馬
B シャザーン 望来がミスらなければここと菊は圏内。
c+ …に出来る馬は片手で収まらないため全て割愛。
まとめ
-
- 逃げるのは①と想定。
- ⑫タスティエーラ、②スキルヴィングは一円も買わない。
- 来る来ないではなく、チリトリを大きくして人気馬を拾っても意味がない。
- 皐月賞①~④での3着内は世代屈指の実力の証明。
- ↑かなり長い期間ダービーも全て馬券内。
- この馬番で皐月賞を沈んだ中にワンアンドオンリー、ワグネリアン、スワーヴリチャード、アスクビクターモアなど。
- 軸なら⑤。単勝を買うのは⑩と⑭の2点なので印という概念は無い。
- これに⑥ショウナンバシッドを加えた4頭のみで馬券を構築する。
- ↓これを押して退出してください。
5/28㈰東京競馬場の馬場
その他
5/28㈰目黒記念(GⅡ)
5/27㈯葵ステークス(GⅢ)
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