2023年12月17日㈰に阪神競馬場芝1600ｍで行われた第75回朝日杯フューチュリティステークス（GI）は、川田将雅騎手騎乗の1番人気③ジャンタルマンタルが優勝。
先週の阪神ジュベナイルフィリーズ（GI）ではアスコリピチェーノが新馬→GⅢ→GIと無傷の3連勝で2歳牝馬チャンピオンに輝き、こちらは新馬→GⅡ→GIで無傷の3連勝戴冠。
当面のライバルであったシュトラウスが大外に追いやられた挙句に大出遅れ。
これで完全に1強となったレースをしっかり仕留め、2歳マイル王に輝いた。
2023 朝日杯フューチュリティステークス（GI）
各馬短評
1着 ③ジャンタルマンタル
- 各種事故、または駄騎乗除き、馬券内確定の考察評価Ｂ。
- 克駿→川田への騎手変で物議。
- 好発抑えを2戦連発したら変えるのは当たり前。教育騎乗とか関係ない。
- クソ騎乗をされて最後は振り返る余裕で2戦2勝。器が違う。
- ポテンシャル2番手のシュトラウスが⑰、こちらが③ならこの時点でほぼ1強。
- シュトラウス出遅れ→暴走。
- あとは無事に走れば戴冠。
- スタート後右に左にヨレ散らかす。
- 前に馬を置くように誘導して中団7～8番手追走。
- 残り600手前「やっべ。開けちゃった(;’∀’)」のルメール。ここから川田が動く。
- 脚力が段違いのため4角ではなんでここにいるの？くらいのワープ現象。
- 最後の直線は大きく左にヨレた。
- やむを得ないとはいえ、普通に早仕掛けのため最後は脚が上がっている。
- 能力的には当然の戴冠。
- 折り合い面およびまっすぐ走るという課題を翌年以降解消出来れば途轍もない馬になる可能性を秘める。
2着 ①エコロヴァルツ
- 札幌戦以来の4ヵ月ぶりで成長分込みとはいえ一皮分厚い+14㎏。
- 但し、ここの追い切り評価はコレ。
坂 ｃ 馬なりで軽々併走突き放す。万全と見ていい。
- ゲート暴れ、スタート少し立ち遅れ気味からのガチ抑え。
- 喧嘩して折り合い欠いて一気に後方へ。king of 駄騎乗。
- 1枠1番を全放棄するような大外ぶん回しで2着。
- 滅茶苦茶強い。
- ぶっちゃけ武豊王の騎乗技術は過去と比べ物にならない程下がっているが、馬質は依然として危険な程高い。
3着 ⑤タガノエルピーダ
- ここ唯一の牝馬。
- 距離伸びても大丈夫そうで、綺麗な牝馬らしいシルエットの馬。
- 新馬一戦のみだが、そこでのラスト11.0-11.0と好枠を評価され人気。
- 好発からスッと前3番手へ。
- 先行勢総崩れの中、あわや2着の3位入線。
- タガノテイオーの後押しもあったかも。
- 来年が楽しみな馬。
4着 ⑭ジューンテイク
- 調教は馬なりで併走馬を遊ぶ好内容。
- とはいえクイックバイオに負けている馬を⑭で買うのは不可能。
- 馬場の良い所を選びながら最後方追走し、早めに進出開始。
- しかしながらあまりにも進路が外を回し過ぎ。
- 3着馬とは枠の差。
- クイックバイオに負けているのは忘れた方が良い。
- 稽古の動き通り既に別馬。
- フロックではない。
5着 ⑫タガノディード
- 15番人気の外枠⑫ながらも追い切り評価「ｃ+」を与えざるを得なかった。
- 少し立ち遅れて促すも、行き脚が付かず後方。
- もう少しゆったり走れる距離が良いかも。マイルはやや短い。
6着 ④サトミノキラリ
- こちらも13人気の低評価ながら「ｃ+」を与えざるを得なかった好調教馬。
- 距離ロスなく丁寧に運び、直線に入ると大きな見せ場。
- 2着エコロに次ぐ上がり34.6なら立派。
- 一般論：ラストあんまり内通るのもどうかと思うよ津村。
- ぽぽん論：実はここだけインで荒れが薄い禁断の進路取り。
- 目を凝らして見比べてみよう（赤線内側）
- 掲示板は十分あったが、まあこのくらいが妥当か。
7着 ⑥セットアップ
- 好発から躊躇いなく行く。
- と思いきやシュトラウスの暴走に巻き込まれる。
- 直線はタガノエルピーダに並びかけられても一定の抵抗を見せる。
- 4ヵ月ぶりでこの内容なら評価を下げる必要はない。
- 明らかに仕上がり途上だったのですぐに次走を使うはず。
8着 ⑧ダノンマッキンリー
- 高額馬の揃うダノックス馬だけに馬体は良い。
- 胴が詰まった体型で、下手するとマイルでも長い。
- 新馬は折り合い欠き、秋明菊賞は出遅れと不完全な面。
- 2戦ともレースレベル・メンバーレベル共に低い。
- 強みはルメール＆2歳戦強いダノンという部分だけ。
- 過剰人気確定。
- あのルメールでさえ制御できない折り合い難で終始かかりっぱなし。
- 1400ｍまで。
9着 ⑪タイキヴァンクール
- 馬格があり、力強い馬なので人気（17番人気）よりはやるだろうな程度。
- 9着なら上々じゃなかろうか
10着 ⑰シュトラウス
- 大外を引いて喜ぶ武井調教師。
- レース後大外を嘆くマーカンド。
- 大外は不利だが、まともに出て折り合いが付けば能力的には克服可能。
- 敗因は大外とガチ出遅れからの暴走。
- 落ち着いて走れれば大きい所も狙える素材。
11着 ⑬ナムラフッカー
- 前走シンガリ人気時がｃ+。
- 今回調子落ちもやむなし。
12着 ⑩バンドシェル
- ガッチリ筋肉質の馬でダート短距離で見てみたい。
13着 ⑮エンヤラヴフェイス
- そもそも強くない。
- キレる脚が無いので、前日の雨が降り続けばもう少しマシだったか。
14着 ⑦オーサムストローク
- 輸送の影響か、少し馬体が寂しく見えた。
- 関東での巻き返し期待。
15着 ⑯アスクワンタイム
- 全くもって夏場のデキに無い。
- これで走れるワケがない。
16着 ⑨クリーンエア
- 前回とはまるで違う好調教ｃ+。
- 川田に圧倒的優勝候補を奪われた克駿は意地の見せ所。
- パドックでチャカ付き散らかす。
- ハイペースとはいえ少し離れた4番手から。
- 直線はゴチャ付く場面もあったが完全に戦意喪失。
- メンタルやられたかもね。
17着 ②ミルテンベルク
- スタート直後に両サイドに激突。
- 京王杯に続きまたも折り合い難を露呈し、かかる。
まとめ
- 1～2着馬はバカ強い。
- 川田は満点騎乗ではないが、残り600時点での状況次第では全てを封印されていた可能性もあり、克駿であったらどうだったかは神のみぞ知る。
- 不本意なレースになってしまった馬も数多かった。
- 勝ち馬も課題残る内容。
- ↓いつもの。
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