2024年3月17日㈰に阪神競馬場芝3000ｍで行われた第72回阪神大賞典（GⅡ）は、菱田裕二騎手騎乗の2番人気⑥テーオーロイヤルが優勝。
これで3000ｍ以上の長距離重賞の成績を（3.1.1.0/5）とし、次走は盾獲りに挑む。
菱田のGI初制覇もいよいよ現実味を帯びて来た。
2024 阪神大賞典（GⅡ）
各馬短評
1着 ⑥テーオーロイヤル
- かつての輝きを取り戻している。
- 強さはメンバー№1
- 状態もメンバー№1
- 逃げ馬2頭を見ながら離れた3番手。
- 1000通過が1:03.7のスローでほぼ勝負あり。
- 直線は手ごたえ十分に抜け出し5馬身差圧勝。
- 今年の春天には世界最強だった頃のタイトルホルダーは不在。
- 菱田。やれるぞ。
2着 ⑨ワープスピード
- 今まで能力を抑制して来た明良がブローザホーンに騎乗。
- 鞍上は限界突破で強化。
- 但し川田は馬質もあって長距離戦の成績がイマイチ。
- 道中は中団後方で折り合いに専念し、脚を溜める。
- 向正面から一気に位置を上げ、勝ち馬の後ろに。
- 直線は少しディープボンドが邪魔になるが、渋太く伸びる。
- 馬質的に勝る明良に先着。
- さすがにアレを見せられると今回のテーオーには勝ち目がなかった模様。
- ここで2着賞金を加算出来たことは地味に大きい。
3着 ②ブローザホーン
- 今回は完調手前。
- 促しつつ前へ。
- 初角の入りでテーオーにポジを取られてしまい、頭を上げながら一列下げる。
- 馬は2着する力はあるが、ちょっと重めのヘマ。
- さらに川田ワープスピードに上手く乗られ過ぎた故の3着。
- 個人的に春天の後はヨーロッパでの走りを見てみたい馬。
4着 プリュムドール
- 叩き3戦目で状態は〇。
- 走り頃なのはバレており、少し人気。
- テーオーがブローザをカットしたところで巻き添えをくらう。
- それがあってなおこの相手に4着は立派。
- 長休の不安はもう払拭されたのであとは加齢との戦い。
- 繁殖入りも無いことも…ないか。
5着 ⑪ゴールデンスナップ
- 相手なりに走るタイプで大崩れしない。
- まだ3勝馬の身でここは少し荷が重い印象。
- 今回は調子が少し微妙。
- スローの後方という致命的位置。
- なので勝負所の遥か手前から追い通し。
- 上位陣には完敗っぽく見えるが、調子悪く、反応も悪く、4角まだ後方で大外をぶん回して2着馬と0.4秒差なら悲観する内容ではない。
- 低級ハンデGⅡなら全然勝てる次元にいる。
6着 ⑩サヴォーナ
- 追い切り考察でもお伝えしているが、この馬に3000ｍは長い。
- 上客。
7着 ⑫ディープボンド
- ピークアウトはとうの昔。
- らしさは見せた。
- 但し、こういう馬が展開爆向きしたりで春天で穴を開けることもしばしば。
- それでもアイドルホースなので次走も旨みは少なく、見送りが妥当。
8着 ⑧メイショウブレゲ
- 調子一息のムラ馬。
- 後方から良く追い込むがさすがに無理がある。
- 人気しないタイプなので、調子が上がってこれば狙いは立つ。
9着 ④ジャンカズマ
- スローに持ち込んだ逃げは評価。
- さすがに敷居が高い。
10着 ⑮ショウナンバシット
- 極端なことをしないと持ち味は活きない模様。
- 今回は大外も可哀想だったかも。
- ま、長距離はダメ。
11着 ⑬シルヴァーソニック
- 基礎値は高い。
- 10カ月ぶり。
- 陣営もせいぜい8分と明言。
- ケイコを見る限りは力を喪失しているわけではなく、春天は穴で一考可能。
12着 ③ディアスティマ
- 既に過去の能力は喪失している。
- まだ前に行ける事に驚きを禁じ得なかった。
13着 ⑤ユーキャンスマイル
- 遥か昔にピークアウト済。
- 新潟記念の時だけケアすれば良い。
14着 ⑦アンタンスルフレ
- 地方馬。通用するわけがない。
- さらに出遅れ。
15着 ⑭ゼーゲン
- とっくにピークアウトした9歳馬。
- しかも出遅れ。
まとめ
- テーオーロイヤル菱田にとっては春天が楽しみな内容。
- ブローザホーンは体調面と僅かな騎乗ミス起因の連逸。
- 今回の6着以下は何度やっても6着以下。
- ↓いつもの。
参考
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