2024年3月31日㈰に阪神競馬場芝2000mで行われた第68回大阪杯(GI)は、横山和生騎手騎乗の2番人気⑪ベラジオオペラが優勝。
最弱と揶揄された4歳世代だが、2024年最初の芝中距離GIを制したのはその4歳世代。
競馬はそういうものである。
2024 大阪杯(GI)
各馬短評
1着 ⑪ベラジオオペラ
- 前走京都記念は仕上がり途上で今回は上積み確定。
- つまりあの時がピークデキのプラダリアに今回先着を許す事は理論上無い。
- 例年と違って今年はコース替わりが1周早まり逃げ先行断然有利。
- 五分のスタートから積極的に2番手に付ける。
- 楽に折り合う。
- 前半1000m1:00.2のスローでお誂え向きの展開利。
- 遅いと察した戸崎ローシャムが捲って取り付くが動じず。
- 結局その位置からのマッチレース。
- 最後ルージュエヴァイユが追ってきたが、それも含めて凌ぎ切る。
- タイムは出て当然の馬場なので過大評価は禁物。
- 本当の試金石は次走の宝塚記念になるだろう。
- この瞬間から既に楽だよね。
2着 ②ローシャムパーク
- 軸不動のデキと枠。
- スタートは決めるも下げてしまう。
- あっ、しくじったと言わんばかりに即捲っていって勝ち馬と併走。
- 最初に抑えなければ勝っていたのはおそらくこちら。
3着 ⑬ルージュエヴァイユ
- 京都記念の負けがどうやら太目。
- 完全にアレで信頼を失い人気も急落。
- ちゃっかり激絞りして来る。
- スタートで若干もみくちゃに。
- 悪枠でなかなか内に潜り込めず。
- インビタ追走になったまでは良いが、ペース的に届きそうにない。
- 力あんなぁこの馬という追い込みで僅差3着。
- 用事でパドックが見れない日はこれがあるから恐ろしい。
4着 ⑨ステラヴェローチェ
- 1角までの入りを手間取ったがなんとか中団で進める。
- 動き出しが遅いという意見。
- 私的には問題なさそうに見える。
- 外に出したから心象が悪いが、直線も上手く捌いている。
- 斜行の戒告受けてるけどあそこしか行けなくないか?
- 最善の4着に見えるけどね。
5着 ⑥ジオグリフ
- 超絶好枠から超絶好位追走。
- 勝ち負けする2頭について行ったので進路は楽。
- 100%力負け。
6着 ⑧プラダリア
- 絶好枠の好位追走組だが今回はデキオチ。
- 2000より2200や2400の方が明らかに良い馬。
- まずベラジオに先着は戦前から期待薄。
- さらに軸不動クラスのローシャムがいるのに何故人気を吸ったのか不明。
- まぁ頑張った方。
7着 ⑩ソールオリエンス
- 行き脚が無いのが欠点。
- 推して言った瞬間に前をカットされる。
- ペースを考慮してローシャムに次いで捲っていく。
- 手応えを見てもメンタルに来てるかもしれない。
- 無茶なレースをし続けたツケで馬がレースを嫌がっているかも。
- とりあえず右回りは金輪際買わない。
- 毎日王冠とかだと疼きそう。
8着 ⑤スタニングローズ
- 好枠から逃げの手に出たのはいい判断。
- 低調状態に入って立て直すも、さすがに10カ月ぶりのレースで厳しい。
9着 ⑯カテドラル
- ピークアウトした馬。
- 枠順もおそらく最初からここで邪魔しないようにとの配慮。
- GIだとシンガリ人気濃厚な馬に対して結構こういうことはある。
- 暗黙の了解。
- にしては結構頑張った。
10着 ⑭エピファニー
- スタートで終わり。
11着 ③タスティエーラ
- 常に自分の能力の100%を出し続けて来た馬。
- 今回は状態も悪いが、100%出来る事はするだろうとの予測。
- 好枠先行も良さ全く出せず。
- 今後は状態が良い時だけ買おう。
12着 ④ハヤヤッコ
- どう足掻いても力不足は否めない。
- それを最後方からではどうにもならない。
13着 ⑦ハーパー
- 先行力魅力で大穴候補。
- リバティが居なければ堂々4歳牝馬の代表格。
- シャープな追い切り。
- 蓋を開けるとガレていた。
14着 ①ミッキーゴージャス
- ある程度行けばいいのにゴン下げしてしまう。
- インで動くに動けず。
- 3角ではすでに馬がイヤイヤ状態でやる気なく。
15着 ⑫キラーアビリティ
- 元々ここで用は無い。
- スタートの揉みくちゃで姥捨て山へ。
16着 ⑮リカンカブール
- 極悪枠から強引に前への意識が先走りスタートで他馬に迷惑。
- ちょっと無理が祟った形。
まとめ
-
- 弱い4歳と言われる世代から初の古馬GI馬誕生。
- ローシャムパークはミスあって勿体ない2着。
- ルージュエヴァイユは『強い』
- タスティエーラとソールオリエンスは今後の扱いがさらに難しくなった。
- ↓いつもの。
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