【第67回神戸新聞杯(GⅡ):回顧】サートゥルナーリアは距離を克服したのだろうか?

重賞レース回顧

こんにちは。呆れるほどの強さで圧倒したサートゥルナーリアに脱帽のぽぽんです。

ダービーでの圧巻の止まり方を見て2400ではヴェロックスに分があると考え、パドックでの状態からも穴馬の入る余地はなく、馬券はもう二択。

  • ヴェロックスの単勝2.6
  • サートゥルとの馬単3.7

えぇ、どちらもハズレなんですけれどもね。

とりあえず反省しないといけないのでレースを見直してみました。

 

 

 

 

 

 

超絶スローペース

上がり3F32.3というのが大きく取り上げられていますが、明らかにこれは2400mとしては異常な数字です。

ハロンタイムを見直してみたところ

12.9 – 11.3 – 12.9 – 13.1 – 13.2

13.5 – 13.3 – 12.5 – 11.8 – 10.8

10.2 – 11.3

直前の準オープンの勝ちタイムが1.59.3

サートゥルの勝ちタイム2.26.8から21.5を引くと2.05.5

実に6.2秒の違いがありました。

2000m完結のレースと2400mのレースという違いを差し引いて考えてもこれだけ緩いペースで流れたのでは例え3200mだったとしてもサートゥルナーリアは圧勝していたでしょう。

 

 

 

 

 

 

気性面の成長

とはいえこれだけのスローで楽々我慢が利いていたし、パドックでも落ち着いていましたので、少なくともカリカリし過ぎて距離が持たないという王道路線を歩みたい馬にありがちな不安は消し飛びました。

 

 

 

 

 

次に克服するものは左回りと血統

ダービーの敗戦で取り上げられたのは、1600m以下で世界最強の評価を得た父ロードカナロアの血からくる距離限界説と初の左回り。レーンは置いといていいかと。

左回りそのものにはそれほど問題はないと判断しておりますので、天皇賞(秋)は危なげなく強さを発揮するでしょうが次のJCが距離適性の試金石。

今回の神戸新聞杯は前記のペースが示すように2400mのレースではなかった事に加え、強敵と目されていた馬もヴェロックスのみでした。

悪魔的ラップを刻む2400mの消耗戦で、相手も劇的に強くなるJCでもあの走りを見せられるかと言われるとまだ未知の部分があります。

アーモンドアイは秋天⇒香港という噂を聞きましたが今の状況で香港・・・だいたいルメールはどっちを選ぶのさ?

仮にJCに日本の最強クラスが揃い踏みしても迷うことなくリスグラシュー軸不動で勝負は決定事項ですが、もしサートゥルナーリアが秋天⇒JCを制覇するようなことになれば、来年彼は世界中でGIを勝ちまくるワンダーホースとなるでしょうね。

 

 

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ぽぽん

【競馬歴】ミホシンザンが春天を制した日に父に東京競馬場に連れて行かれてから36年。初恋はダイナアクトレス。
【卒論】ヘイルトゥリーズン系の今後
【職歴】大学卒業後大手飲料メーカーに就職も博打の方が数倍割がいいので退職。4号機時代を全力で堪能したあとは体力の限界で引退。心を入れ替えて会社員に戻るも超つまんないので2022年に起業。
【お住まい】千葉県の農地

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